ほーだい日記

44

へたりうし

近頃、食品の安全問題、というより危険な食品、偽装された食品がニュースになってる。

中国輸入食品はその最たるもので、少し前は、農薬ほうれんそうとかえだまめが話題に

なっていたが、今ではなんでもかんでもという印象になっている。

その大騒ぎの影にかくれて、昨日、ひっそりとあるニュースが流れた。

FMのヘッドラインで聞いたので詳細が分からない。

その後、ニュースでは聞いていない。

アメリカで、歩行困難の牛(へたり牛)を食肉にしない、という決定があったそうだ。

恐らく、アメリカ農務省(ジョハンズ農務長官でお馴染み)がそういう決定をした、

ということだと思う。

数年前、アメリカので最初のBSEが発生した時、かなりの数のへたれ牛がいるという噂

があり、ニュース映像でも紹介された。

日本に比べると、検査方法がゆるく、BSEに感染しててもスルーしてしまうという話し

もある。

昨日、こっそり流されたニュースはとても重大だと思う。

つまり、あれ以来、BSEの症状かもしれない歩行困難牛を食肉にして流通していた

という話しなのだ。

今、中国では、テレビメディアが食品問題を大きく取り上げていて、

それが、偽ミネラルウォーターやらダンボール入り肉マンの発見につながっている。

アメリカでは

例えば、牛が危ないとテレビで言うと訴訟問題になり、莫大な賠償金を払うはめになる

場合もある。

つまり、なかなか取り上げ難い。

しかも、アメリカ一般人(デイブ・スペクターを含む)の多くが、だれもヤコブ病にか

かってないじゃないかと反論する。

しかし、ボクの知る限り、ヤコブ病と痴呆症は見分けがつきにくいし、ヤコブ病は解剖

してみないとはっきり診断はつかないはずだ。

これも数年前の話しなのだが、アメリカ人の痴呆症の人は400万人だという話しを聞

いたことがあったし。

これが通常の意味での痴呆症かどうかは分からないんじゃなかろうか?

輸入解禁になった頃から予想されていたが、アメリカがもくろむ通り、30ヶ月牛の日本

輸入の話し会いがすすめられている。

経済アナアリスト&コメンテーターの森永 卓郎さんがはしゃいでるように、

脂の乗った吉野家の牛丼が食べられるのももうすぐだ!

しかし、それでいいのか?

小泉首相時代の最悪の出来事は、イラク戦争とアメリカ産牛肉輸入だと思う。

それに至る経過も許せない気分がしていた。

何か大切なものを売ってしまったような気がするが

気のせいじゃない。

 

2007.7.14

return to index