久間防衛大臣の発言でよかったこと
長崎出身、長崎選出の久間防衛大臣の発言が問題になっている。
<悲惨なことだけど、これで戦争が終るならしょうがないな、と思った。>
こんな感じ。
ニュースでは、その部分だけで強調されて、実際にはニュアンスが少し違うような
気もするが、どうでもいいくらいの違いでしかないような気もする。
ひどい話しだと思うのは当然だけど、おかげで原爆が世界のニュースになった。
海外のニュースでは、アメリカの正当性を日本の大臣が認めた、と言ってるそうだ。
さて
ラジオ番組等で小さな世論調査をする時に、渋谷の若者100人に聞いたりする。
その中に、<日本とアメリカが戦争をした>ことを知らない人がいてびっくりする。
当然、アメリカがヒロシマナガサキに原爆を落とした、ということも知らない。
アメリカの議会で、従軍慰安婦問題で日本政府の謝罪を要求する法案が可決されたこと
を知っていても、アメリカ政府が原爆投下は正当だったとして日本に謝罪をしてない
ことを知らなかったりするのだ。
7月1日、民主党と自民党の党首討論があり、NHKで放映され、当然、久間発言も取り
上げられた。
小沢一郎民主党党首:
<1945年のドレスデン爆撃。これに対してアメリカはドイツに謝罪してるが、日本
への原爆投下は正当だったとして謝罪をしていない。今後、アメリカに謝罪を要求する
のか?>
安倍晋三自民党党首:
<日本は唯一の被爆国として、核廃絶のためのリーダーシップをとる。>
こういうのを噛み合わない議論と言う。
噛み合わないのは問に対する答になってないからだ。
ちゃんと答えろよと思うのだけど、久間発言での功名は
<アメリカとの戦争を知らない子供たち>がアメリカは核爆弾を日本に落として謝って
なくて日本も謝れとは言ってないのを知るきかっけになるといいかも、
そして、すっかりヒロシマナガサキが遠い昔の話しになりつつある大人たちが思い出す
かもね、と思った。
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