ほーだい日記

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ああ言えばこう言う

数カ月前に日記にこんなことが書かれていた

アメリカ産牛肉の輸入が再開されて1ヶ月。

今日、早くも一時停止が決まった。

40ケース余りの箱のうち3ケースの中に

特定危険部位が混入していたからだ。

深刻な話しなんだろうけど、笑える話でもある。

だって、日本から検査官が行って、

アメリカの現場をチェックしてたはずじゃなかったけ?

プリオン専門調査会は、

危険だと思ったら買わなきゃいい

と言っていた。

例え、政治的圧力があったにしろ、科学者なのに。

さてさて

早くも米国産牛肉の輸入再開が決まった。

実際入ってくるのは7月後半になるらしい。

ここのところ、色々な事が起き

世界のニュースも町のニュースも

目が回るほど、次々だ。

その中、重低音のように心奥で響き続けてたのが

アメリカ産牛肉輸入問題だった。

アメリカでの現状をメモしておくと

1 アメリカには1億頭の牛がいて、年間、3千万頭が食肉処理される。

  そのうち検査されるのは1%以下。

 (日本では全頭検査をしている。)

2 群れ単位で管理され、牛の年令は正確には記録されていない。

  肉質を眼で見て年令を判断する。

 (日本では、トレイサビリティーが確立されている)

3 30ヶ月以上の牛に限り特定危険部位が取り除かれる。

 (日本では、統べて、危険部位が取り除かれる。)

4 取り除かれた危険部位(脳、脊髄)は肉骨粉にされる。

 さすがに牛には使われない。豚、鳥の飼料として使用される。

 しかし、同じ飼料工場で作られるため、交差汚染が起きる可能性がある。

 (日本では肉骨粉にされない)

 * 交差汚染とは?

 BSEの伝染原因がプリオンかどうか、というのはまだ証明されていない。

 他の伝染物質、例えば未発見のウイルスがいて、その結果として異常プリオ

 が出来た、という説もある。

 いずれにしても、同種の動物、つまり牛から牛へはごく少量で伝染する。

 飼料工場のベルトコンベアーが牛用、豚用と分けられてない状態では、

 飼料が混ざる危険性は大きい。

テレビタレントコメンテーターをはじめ、

新聞系コメンテーター、評論家や多くの町の人が

小泉首相の政治は分かりやすい

と言っていた。

もうすぐ終るというのに、まだ支持率は高い状態だ。

なんつーか、ミステリーです。

コイズミブームの真最中でも、

発言は理解不能なことが多かった。

ああ言えばこう言う

そんな人だと思っていた。

ちゃんと説明しないのですよ。

それでいいのか、首相なのに。

と言いたいです。

大量破壊兵器のないイラク戦争に協力!

アメリカ牛輸入決定!

ちゃんと説明されていないじゃないのさ。

それでいいのか、1票。

と言いたいです。

アメリカで何故BSEが問題視されてないか?

例えば、メディアがBSEの危険性を報道したとすると

訴えられることになりかねないからだ。

報道した方に、立証責任があり

原因が特定されてない現在では

裁判で負けてしまう。

その結果、莫大な賠償金を払わなくてはいけない。

報道がそのリスクをおかせなくなって

ニュースになることが少ないということになる。

だから知らない。

限りなく大統領に近づいた人、アル・ゴア

彼が自主制作映画を作った。

カンヌ映画祭でも上映され、アメリカで評判になっている。

<インコンビニエント・トゥルース>

ロス在住、映画評論家の町山智弘さんによると

アメリカ人の反応はこんな感じだったそうだ。

キリマンジャロにはもう雪がない!

お〜〜〜

CO2が増えたせいだ!

え〜〜〜〜〜

地球温暖化防止京都議定書にアメリカは調印していない!

ひ〜〜〜〜〜〜ぇ〜〜ぇ〜〜っ!

2006.7.11

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