ほーだい日記

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アメリカ人の残り半分

こういうことを頭の中に温めてると、そのうちふやけて、

力虚しくなって、あとで思い返して、

更に更に悔し空しくなっていくかもしれません。

さて、ここ数年、アメリカに黄カードを出しまくってたのですが。

具体的にはブッシュ大統領の色々、それを支持してるアメリカ人、原理

主義キリスト教徒、ネオコン、ライフル協会、等。

漠然と、アメリカ人全体が言ってるような気がしてたのです。

実際には、ブッシュカントリーと呼ばれてる地域の人の支持をうけて大

統領になったのであり、アメリカ人の負けた半分の中には、カナダ移住

を真剣に考えた人が大勢いたそうです。

アメリカ人の残りの半分は

『一緒にしないで!』

と言ってるかもしれません。

 

さて、今回、解散するかもしれないという噂が流れてた時、小泉支持

率が下がるんじゃなかろうかと思いながら、上がるかもしれないとも思

いながら、そんなにミエミエなことに騙されるはずないよな、と思いな

がら、上がったらおしないだ、と思っていました。

そしたら、れれれっ??

上がってますね、今のところ、急激に。

小泉首相の評価のキャッチフレーズ。

  リーダーシップ!

  ぶれない

  わかりやすい

実際はどうかと言うと

イラクの大量破壊兵器はあるの?、非戦闘地域ってどこ?

とか、道路公団の中途半端な改革は1ミリ前進で止まってるし

説明になってない説明があった後、新たに聞いた覚えはないし。

全然、分らんし。

リーダーシップっていったって、パーフォーマンス(演技)なだけのよ

うに思えるし。

<いかにもリーダー>としか見えないのです。

例えば、

解散!争点は郵政!、と単純に言われても、

そんな無茶な、と思うしかなのです。

物事を単純化してるのは、何か問題を隠してるんじゃないの?

と思ったり

郵政改革は必要だけど、イラクに自衛隊を送ったのは反対とか、靖国参

拝に異論ありとか、道路公団民営化の中途半端さはドウヨ?とか、色々

あるのです。

郵政問題だけで投票すると、イラク問題、靖国問題も、支持したじゃな

いか、と言われかねないのです。

近頃、テレビのワイドショー、ニュースショーを見てると

気持が悪くなってきます。

女性を優先させてるように見えながら、究極の女性差別のように見えて

しまう女性公認候補。

大仁田厚の選挙運動と見間違いそうなホリエモン。

それを圧倒的に画一報道するテレビ。(ラジオだと言えることがテレビ

では言いにくいらしい。)

ホントの問題は、リーダーという幻想に支配されたがってる方なのかも

しれません。

最近、アメリカ人の残りの半分の気持が分るようになってきたのは

こんな理由からです。

『一緒にしないで!』

2005.8.28

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