ほーだい日記

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忘れてはいけない圧力

 すでに、2005年の半分を過ぎました。

日毎、未来過去からやってきた事件が時間を上書き、昨日のことは夢の

彼方に置き忘れてしまいそうです。

何故か静かになってしまった若貴確執問題の前

ホリエモン買収騒動は長い間、話題を独占。

その前は確か

NHKの番組に政治家の圧力があったかどうか、ということでした。

NHKはその前のプロデューサーの着服問題から引き続きだったで、NHK

に対する不払い運動がかつてないほど広がり

えーと、今はどうなってるんだろう?

NHKの予算は税金的意味合いが強い。

だから、プロデューサーの犯罪が小さな事件だとは思いません。

しかし、政治的圧力があったとすれば、次元の違う話で。

問題にされた自民党議員は二人。

本当に問題なのはそのうちに一人だと思います。

 数ヶ月前の日曜日、早朝から阿部晋三議員は多忙でした。

日曜日にテレビ各局がやってる政治番組にハシゴ出演。

ボクもハシゴ見学。

フジテレビに出ながら、今頃、裏番組で関口宏が自分を不当に批判して

いるに違いない、とまで言うほど頭はぐるぐる回る回る。

司会者の一言に多弁明をするものだから、時々は矛盾してしまい、何故

か俵総一郎が助け舟を出すシーンもあったのは謎でした。

強調してたのは、

自分がNHKを呼びつけたわけではなく、あちらから勝手にやってきた、

とうこと。

それから

自分がいかに北朝鮮問題に関してにキーマンであるか、

ということでした。

たとえ、朝日新聞サイドに事実誤認があったとしても、彼がNHKに、問

題になってる番組にたいするコメントをしたのは間違いないことな

のです。

後者の北朝鮮問題への取り組み発言は、関係が遠く、やや苦しい印象で

した。

     

 2年ほど前、文化放送の朝の番組で、ジャーナリストの上 杉隆 が阿部

議員の人となりをこんな風にコメント。印象に残っています。

 「例えば、記者会見で自分の気に入らない質問が出たとします。会見

終了後、記者本人に直接電話をして、何故、そんな質問をするのか問い

つめるのです。」

 テレビの生出演でまくしたてる阿部議員を見てて、なるほど、こんな

感じなんだ。この調子でやられたら、思いきった質問も出来なくなるだ

ろう、と思いました。

圧力というのは受け取り方の問題でもあるのだろうけど、立場の問題で

もあります。

議員2世という特殊な環境に育って、自分の立場へのイメージがない

なんてこともないだろうけど。

この人は総理大臣候補の1人なのです。

だから、忘れてはいけないと個人的に思っています。

2005.7.31

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