ほーだい日記

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東京大空襲

 昨日、3月10日は東京大空襲から60年目だった。

 第2次世界大戦の終りというと、個人的には長崎を思い浮かべてしま

 う。が、色々な特集が組まれ、その時どんな悲惨なことが起きてたの

 か、ということが、体験者の証言から具体的にあらためて考えるきっ

 かけになった。

 60年前というと、最近のような気もするが、実際にはものすごい変

 化があった。

 しかし、基本の部分では変ってない。

 大空襲で、一番被害ももたらしたのは火事だ。

 火事のもととなったのは焼夷弾。

 この爆弾を作るにあたって、アメリカ軍の研究チームは、日本家屋を

 詳しく調べたという。

 どのようにしたら、効率よく日本の家を燃やすせるか?

 そして、日本向け、よくできた武器が作られた。

 火事は大風を呼び風速30メートルにもなったそうだ。

 風による類焼まで研究の成果だったかどうか分らないけど、結果的に

 は大きな被害をもたらした。

 ついこの前までニュースの中心だったイラク戦争。

 60年後の地球でも、ほぼ毎日、空爆が行われていた。

 クローズップされてた武器の一部にクラスター爆弾と劣化ウラン弾が

 ある。

 両方とも、世界的に使ってはいけないと言われてる武器なのだ。

 その反対を無視して、効率的経済的な武器を、ついこの前まで使って

 たということ。

 終ってしまったことはどんどん過去になる。

 しかし、引き続き、高率的に破壊する方法を考えてる最中だというこ

 とを忘れないようにしようと思う。

 

2005.3.11

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