電子QSLについて
現在電子QSLに関連したサービスとしてeQSL.cc,LoTW(Logbook of The World),Club Log, QRZ.comなど さまざまなシステムが活用されています。そして、JARLも2015年から検討をしてきましたが、2020年2月の理事会で電子QSL委員会の答申が否決されています。電子QSLとしてこれからどのように変化してくるかわかりません。しかしながら、上記のシステムが安定して稼働していくことが今後もアマチュア無線界において非常に重要な役割を果たしてくれると信じています。
eQSLは1998年にN5UP Dave Morrisによって開発されてリリースされました。2020年5月時点でユニークコールサインで31万の登録があり、7.5億枚強の電子QSLが蓄積されています。平均して300名以上が常時ログインしている大規模なシステムを安定して提供しています。私も2001年2月からeQSL.ccのサポートをしてきました。blogでサポートや意見を述べたり、Facebookで日本人向けのGroupサポートグループを作って意見交換や情報交換をしてきました。そろそろこれまでもらったことをまとめてもよいかと考えてまとめてみることとしました。
eQSLはこれまでの紙のカード交換の代替手段としてカードの電子的発行をサポートすることに重点を置いています。JARLでは日本国内同士のQSLカードを転送してくれますが、アメリカ国内では郵送で直接交換する方法しかないため、eQSLの利用率は非常に高くなっています。一方で、日本の国内ではeQSLは海外の局だけに出す方などが多かったのがFT8の普及でADIFを簡単に出せるようになったことと海外交信率が増えていることで国内分も一緒にアップロードされることから普及が一段と進みだしたと思います。
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