- 製作にあたったいきさつ
HF帯の電波は波長が長く、比較的大型のアンテナとなってしまう。設置場所に恵まれたアマチュア家ならば、1波長や1/2波長のアンテナを設置するのが理想的といえるが、現実はなかなか厳しいものがある。3.5MHzバンドは、波長が80メートルある。これの1/2波長だとしても、40メートルにもなってしまう。 マンション住まいのアマチュア家にとっては、非常につらい。
そういった設置面積が少ない場所でも設営できるアンテナ、それなりに飛んでくれるアンテナが無いものかと探していた結果、MicroVertというアンテナを見つけたので、製作を行ってみた。
- 設計図
MicroVert.xls これをダウンロードしてください。
これは、周波数や基本エレメント長等を入力すると、いろいろ計算してくれるものである。
7MHzのMicroVertは、製作を行っている方が多数いるようだが、3.5MHzの記事がなかったので、3.5MHz用に調整をおこなった。
MicroVert の基本構造を説明した資料は、microvert.pdf である。
計算式など詳細に記載されている。
- 製作
CQ誌 2005年2月号に、7MHz MicroVert の製作 という記事がある。これを参考に製作した。 設計資料もダウンロードできる(エクセル)。 また、2005年3月号には、MicroVertアンテナの改良実験 という記事もあり、参考資料をダウンロードできる。
- アンテナ全景
グランドプレンアンテナをイメージしてください。 複雑な構造は何一つありません。
グランドプレンアンテナと違うところはこんなところです。
○ラジアルとなるヒゲがない。
グランドプレンアンテナは、3本ぐらいのヒゲがありますが、MicroVertには有りません。
じゃぁ ラジアルはどうなっているの? という疑問がでてきますが、カウンタポイズという方式をつかって、ラジアルの代わりにしているようです。
- 共振コイル部分
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記事では、1.6mmのエナメル線を巻いていますが、手持ちがありませんでしたので、ほそーーいエナメル線を巻きました。
多分、小学生の時の理科の実験で電磁石を作った時に巻いたような細いものです。
ちょっと細すぎるような気がしますが、あまりにも太いと巻くのが大変です・・・
LCRメータでLの値が、66uHとなるように巻数を調整しました。
その上から、自己誘着テープを巻きました。
約100回ぐらいだと思います。
共振周波数は後で調整用エレメントの長さで調整できますので、あまり厳密にならなくても良いと思います。 |
- 基本エレメントと調整用エレメントの接続
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2本のエレメントを接続します。ホームセンターに行くとこんな便利なものが売っています。100円ぐらいで購入できます。
ドライバーなどを使わなくても、緩められますので、調整にはもってこいです。
太い方のエレメントに切込みがはいっています。このネジをしめつけると、切込み幅が締め付けられ、エレメント全体が締め付けられる仕組みです。 |
- 調整用エレメントの先端
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調整用エレメントの先端部分です。水が入らないように、自己誘着テープで巻きました。
15φ×1mの調整用エレメントです。 |
- カウンタポイズ部(チョークコイル部)
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電気工事?エアコン工事用?の箱の中に、カウンタポイズ部を作りました。
記事では、1.5D−2Vを使っていましたが、手持ちの1.5D2Wを使いました。
巻き数は、記事とおなじ、6回巻いたら、対面方向に6回まきます。
チョークコイルは、EMC対策用のコア材の廃材があったのでそれを使用しました。
右側が、共振コイル部に接続されますが、ここのケーブル長は、計算式から、16.3m必要です。 この同軸ケーブルの先に、共振コイル部をつけたエレメントに接続されます。
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- 性能
大型アンテナを使ったことはないので、正確な比較はできませんが、比較的良いレポートを頂いています。
青森59−59、栃木59−59、岡山59−59、愛知59−59、鹿児島52−59
垂直に立てて設置したのですが、どうも応答して頂けず・・・
もしかしたらとおもい、水平に設置したら、応答していただけました。
設置方法の変更に時間ブランクがあるので、一概には言えませんが、水平のほうが良い様な気がします。
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