ＲＡＭＳ番記者

　ブロック決勝のマウンドには、３ヶ月前越谷市民球場で火達磨になった伊地知投手が立っていた。オープン戦では結果を残すものの、公式戦で今だ未勝利の男にＲＡＭＳ監督鈴木は、全てを任せた。

　初回は無難に０点で切り抜けるものの、２回見方の連続エラーなどで３点を献上。３回表監督鈴木の檄が飛ぶ。負けられない、どうしても・・・２番新倉（ＯＵＴ）・３番小金井（ヒット）・４番斉藤（エラー）・５番佐々木智（ヒット）で１死満塁。続く６番渡辺の内野ゴロをエラーし、１点返し７番佐藤（四球）で押し出し２点目。尚も満塁であったが、代打監督鈴木があえなく三振、９番伊地知も凡打でこの回終了。

　時間的に（大会規定１：３０）残り２回。これまでかと思う気持ちがチーム全体を包む。そこで続けて監督は檄を飛ばすはずだったが、平凡なレフトフライを落としてしまっては、檄ることは出来ない。むしろエラーしたことによりチームにリラックスムードが漂う。

　４回リードオフマン杉本がヒットで出塁。続くバッターはこの日２度目の２番打者経験中の新倉を向かえる。このバッターにサインは無用。杉本盗塁後５球粘ったあとの６球目、ボールは鈍い音とともにセンター前に運ばれていった。同点！

ここでも勝負強さを見せた「ミスター」こと新倉は、本当に捕らえようの無い選手だ。

　５回、やはりこの回で終了を宣告される。どうしても勝ちたい。この思いがＲＡＭＳナイン全てに浸透した。

先頭打者６番渡辺が今季最高の打球を放ち出塁。続く佐藤は前の打席同様冷静に四球を選ぶ。

相手のミスもあり無死１・３塁とし、８番代打彦坂をベンチは送る。期待した割には平凡な内野ゴロを放ち、

勝ち越し出来ないかと思った矢先、３塁ランナー渡辺が猛然とダッシュ！！砂煙舞う中主審の手は大きく広げられた。

勝ち越し。間髪いれずにベンチは動く。続く９番伊地知には初球スクイズを！！ダメ押し点をあげる。

　その裏、な何と事もあろうに相手チームが打順間違いを犯す。（ＲＡＭＳマネージャー太田の指摘により発覚）

続く打者はライトスタンド一直線の打球を・・・ミスターが体を呈して捕球し２アウト。

３人目の打者はあえなくレフトフライ！佐々木寛のグラブに収まりゲームセット。

　長い一日を告げる審判のコールにＲＡＭＳナインくたくたでした。

ともかくこの秋目標にしていたブロックでの優勝を決めた。しかし、同様のチームが８チームある。その８チームによる決戦は現在検討中ではあるが、今年は見送られる模様だ。越谷チャンピオンカンバックは、来年に持越しです。

　皆様お疲れ様でした。

　　　　　　　　　　越谷ユニオンズの若いチーム。

これまでＲＡＭＳとは１度の対戦したことの無いチーム。

平均年齢の割と高いチームである。

特に特徴も無く、ごく平均的なチームでしょう。