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2003年7月20日(日) 草魂カップ 3回戦 (第25戦) 対 ファイナルズ(戸田市) 大宮健保G (さいたま市) 晴れ:気温31度 |
TEAM |
1 |
2 |
3 |
4 | 5 | 6 | 7 | R | H |
0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 3 | 5 | |
ファイナルズ |
0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 5 |
バッテリー:伊地知・阿部−渡辺・鈴木 盗塁:宇田・阿部・鈴木2・伊地知・田村・新倉3 時間:1時間40分 |
−RAMS番記者− 「草魂カップ」この大会に強く思いを馳せる男がいる。 杉本敏明(35)がその人だ。 自らを「草魂とは俺のこと」と称し、この大会の幹事を努めている。 2年ぶりの初戦突破に続き、果たして3回戦突破できるのか? そのカギは、スタメンおじさん軍団の体力にかかっていた。
この日の参加者は、偶然にもベテランが多く顔を揃えていた。 初回先頭打者宇田(41)は、大ファールを打つものの結果は平凡なショートフライで 幕が上がる。 2番浅見(39)も平凡なセカンドゴロ、3番阿部(42)は簡単に三振。 RAMS先発は、防御率0点台の伊地知(34)。 1回から4回まで危なげない投球を見せ、味方打線の奮起に期待を寄せていた。
RAMS4回表、1死後3番阿部が覇気ある打撃を見せ、出塁すると 4番鈴木(36)の5球目に盗塁に成功。 その鈴木は、四球で出塁し5番佐々木(33)に期待を寄せた。 その佐々木は2球目を見事センターにはじき返し、待望の先取点をあげた。 しかし、なおも1死1・2塁で後続打者があえなく凡退し、このことが 後に大きく影響をもたらすことになった。
5回裏ファイナルズの猛攻をRAMSは目の当たりにし、立ち尽くしことになった。 5番先頭打者をこの日初の四球を与えた伊地知は、続く打者をセカンドゴロに 打ち取るものの7番打者にライト前に運ばれ、1死1・3塁としたところで 鈴木監督はディフェンスを変えた。 伊地知に代わってショート阿部をマウンドに、キャッチャー渡辺(35)と ファースト鈴木を入れ替えた。 1点差を逃げ切りに入ったのだ。 しかし、その作戦が大きく裏目に出る。 8番打者を2−1と追い込んだ4球目をサード後方に打ち取った。 と、思いきやレフト・サード・ショートのお見合いをしてしまい、ポトリ・・・ 同点とされると、続く9番打者にはきっちりセンター前に運ばれ1死満塁。 1番打者は何とかショーとフライに打ち取り2死としたが、 2番打者には、サード線を鋭く切り裂く当たりを放たれ2者生還し、 3対1と逆転されてしまった。 尚、この時点で「草魂男」杉本選手は、途中交代でベンチで戦況を見つめていた。
しかし、RAMSも6回表驚異的な粘りを見せる。 先頭打者鈴木が死球で出塁すると、5・6番が平凡な外野フライで打ち取られ この回もダメかと思った瞬間、ファーストランナー鈴木が動いた。 7番伊地知の2球目に盗塁成功させ、尚も2−3のフルカウントから3塁盗塁に成功させる。 伊地知は四球で出塁し、ノーヒットで2死1−3塁。 バッテリーの動揺を途中出場の田村(35)は見逃してはいなかった。 初球をきっちり三遊間に運び、2点目をあげると、 続く9番新倉(38)の時、2塁走者伊地知が3塁へ盗塁。 その後田村も2塁へ盗塁に成功。 そしてこの打席で新倉は、話題のビヨンドマックスで 渋いサードゴロ(ボテボテ)を放つが、サードエラーで同点とした。
その後、両チームチャンスを作ることなくゲームセット。
大会規定により、ジャンケンによる準々決勝進出の権利を選択した。 RAMS○○○○●●○ 辛くも進出の権利を得た。
この日のスタメン総年齢333歳(平均37歳) 試合後の「草魂男」の粋な計らいで配られたスイカが、 五臓六腑にしみこんでいったことは言うまでもない。
●熟慮断行(じゅくりょだんこう) <十分に考えた上で思い切っておこなうこと。> |
<対戦相手情報> 戸田市1部。 1981年創設の伝統あるクラブチーム。 現在は2チーム制にし、2部にも在籍している。 カージナルス風のおしゃれなユニホームが印象的です。 |
2打席凡退後、ベンチに・・・ 草魂男は、準々決勝に全力投球する!! 次回はメロンを用意する予定だ(未定&検討中) sugimoto #4 |
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先制タイムリーを放った佐々木。 2003年のMVP候補でもある。 あくまでも候補であるが・・・ sasaki #9 |