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2003年5月11日(日) アークカップ5回戦 (第16戦) 対 FORZA(多摩市1部) 大宮健保G46面 (さいたま市) 晴れ:気温21度 |
TEAM |
1 |
2 |
3 |
4 | 5 | 6 | 7 | R | H |
FORZA |
0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 |
0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | × | 4 | 2 |
バッテリー:○彦坂(5勝)−小金井 本塁打:鈴木1号(2ラン) 3塁打:斉藤 失策:鈴木 時間:1時間20分 |
−RAMS番記者− ベスト8をかけてのこの1戦に、RAMSはいつものように 無欲で戦いに臨んでいた。 この日の参加者が10名とカスカスだったこともあり、 5回戦のオーダーに2名の初スタメンが顔を並べることになってしまった。 1名は、前日今季初参加した杉谷。 もう1名は、カリスマ監督の異名をとる鈴木であった。 不安ある中でのプレーボール。
先発彦坂は、これまでの試合3試合登板し19イニング無失点の 完璧な投球を見せていた。 しかしこの日の彦坂は、球威がなく終始FORZA打線に苦しめられる ことになった。 初回から毎回のようにランナーを背負いながらの投球が続いた。
一方RAMS打線は、相変わらずのサハラ砂漠状態のカラカラ打線・・・ 好投手左腕澤野投手の前に手も足も出なかった。
4回表2死からHITで出たランナーを、盗塁死で切り抜けたRAMSは、 その裏思いがけない形で得点することになった。 先頭打者2番杉本が、DBで出塁すると この日4番から降格した3番斉藤が、 慣れない手つきでバントをやりに行くがうまくいかず2ストライクと 追い込まれる。 2−1からの4球目開き直った斉藤が振り切ったバットに、 たまたまボールがあたり、打球はセンター後方に!! 打球はセンターの頭を越える大3塁打となりRAMSが先制した。 続く4番にはこの日初スタメンのカリスマ鈴木が入っていた。 自称左キラーと自負し、自ら4番を張った男がこの打席で 見せてくれた。 1−1からのストレートをジャストミート!!! 打球はピンポン球のごとく弾き飛ばされ一瞬にして左中間を破っていった。 90キロの巨体を揺すりながらの激走に、RAMSベンチは ハラハラドキドキ!! ベンチの心配をよそに無事ホームインし、3点目をあげた。
5回表今度はFORZA打線が火を噴いた。 1死後内野安打で出たランナーを手堅く送り、2死2塁とすると 1番打者は初球の球を超ジャストミートし、投手彦坂の脛を 襲った。脛にあたった打球は、勢いよく弾き飛ばされ ワンバウンドでベンチ奥へ・・・ これまで見たことのない2塁打で24イニング目についに 失点を記録した。 しかし、後続の打者を打ち取り何とかこの回1点でしのいだ。 この攻防が試合を決めたと、試合後カリスマは 感想として述べていた。
6回裏には代わった松田投手(水戸商卒)の制球の乱れをつき ダメ押しとなる4点目をあげて、試合を決めた。
7回彦坂はこの試合初めて打者3人で切って取り、 ベスト8一番乗りを決めた。
2安打で勝利したRAMS。 奇しくもこの2安打は、大学の先輩後輩の間柄による連続長打であった。 被安打6ながら打たせて取る投球を見せた彦坂に 次回登板に死角はなさそうだ。
準々決勝は6月15日(日)
●熟慮断行(じゅうりょだんこう) <十分に考えた上で思い切って行うこと。> |
<対戦相手情報> 多摩市1部の強豪チーム。 中央大学OBを中心とした完成度の高いチームである。 個々の選手レベルは、遥かにRAMSより上であることも 付け加えておきたい。 |
先制点となる3塁打を放った斉藤。 今季は打撃・守備ともに好調である。 かつての新東京大学ベスト9の面影が復活してきた。 saito #3 |
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アークカップ初登場のカリスマ。 この日サードのポジションに入ったが、 集中的に狙われていた!! suzuki #30 photo:千春 |