◆HG大西/Mail(Jul 19,2001)
■まだ造形を始められたばかりとのことですが、ここまで形にして、しかも色まで塗って完成させているというのはすごいです。
ただ、正直自分のための造形だなと感じました。観せるための造形になっていないのがもったいない。ムーランさん自身はきちんとコンセプトや表現法法などねりながら造型したと思いますが、閲覧者へのアピール・説明が少ないのでイマイチ伝わりにくい。
■ガレージキットというか、第三者の鑑賞を前提とした立体製作においては、作者の意志がきちんと込められ伝わるよう造型することが大事です。
では、閲覧者は何に注目し何を感じ取ろうとするのか簡単に書いてみますネ。
■立体を鑑賞する時、人形(ひとがた)の場合、頭や手足などの位置関係からまずそれがどんなカタチでどんなポーズをしているのか認識しようとします。
なので、パッと見て目につくシルエットやポーズなどは、その作品の第一印象を決めるので細心の注意を!
■シルエット・ポーズを把握したら次は顔・目が閲覧者の興味対象になります。顔からはかわいらしさや表情(感情)を読み取ろうとするので、ここでも製作者の意志がきちんと伝わる努力をしてやりましょう。
やはり顔は人形の命ですから愛情いっぱいに造ってあげましょう。
■ここまでは、閲覧者はキャラクター性(キャラの再現度)、かわいらしさといった立体物からの『印象』を重視して観ます。
■次に末端、手・指だったり、胸フェチの人は胸、モールドフェチの人は細部の造形など、より細かな部分に目が移ってゆきます。
ここまでくれば閲覧者の興味は『印象』からより具体的に『造形』についての吟味にうつります。
■閲覧者はそれらを総合してその作品の評価をくだすことになります。
自身で楽しむのなら問題ないのですが、第三者に観せる場合は、造形物に盛り込んだ製作意図や主張をきちんと閲覧者に伝わるようにちょっと配慮してやるだけで、ぐんと見栄えがよくなります。
ムーランさんが感じたこのキャラのイメージを、立体物をとおして第三者に表現するっていうのがキャラクターフィギュア造形のおもしろさだと思いますので、これからもガンガン造ってください。 |