「次元大介」
アドバイス・批評ページ

文・図:HG大西

上半身に比べ下半身のボリューム不足について

>  写真で見ると上半身に比べ下半身のボリュームが不足しているように思います。

 確かに下半身が小さい(縮んだ)ように感じます。ただ、肩幅はこのくらい広くてもいいと思うので、肩幅はそのままに下半身のボリュームというより長さを増してみてはいかがでしょうか?

 もう一つの方法として、骨格で肩幅が広いのではなく、肩パットが入ってて広く見えているようにすればどうでしょう。
 まず、肩パットの下をえぐり、わきの下のボリュームを増す。そうすると腕の付き位置が少し内側にスライドしたように見え、見た目の肩幅を変えることなく、骨格の肩幅を縮める事ができると思います。肩パットによってできるシワはスーツや学生服を見るか、ファッション誌を観るなどして研究して下さい。

【ワンポイントアドバイス】

肩幅(左右の肩の骨と骨の間)と骨盤の幅はだいたい同じ。女性は骨盤の方が若干広い。

体重移動・背骨の関係

 今のままでは体重移動が分かりにくいので、上の図くらいはっきりとやった方が自然なポーズに見えると思います。
 まずおしりですが、このポーズの場合、右に体重がかかり(緑の丸)、左は添えている程度だと思います。
 次、ろっ骨ですが図のように左は脇腹に食い込む感じ、逆に右は伸びきった感じになり、かなり傾くと思います。
自然な座り方
【図1】

【図2】

【図3】

 今のままだと【図1】のように(恐い先生の授業を受けている様な)窮屈な座り方に感じます。

 で、二つの案を考えてみました。ひとつ目は【図2】のようにおしりの後ろに隙間を作ってやる方法。
 この座り方だと、ゆったり構えてかなりリラックスして作業をしてる印象を与えることが出来ます。何か別の事を考えながら銃を見ている感じでしょうか?このキャラクターにとってこれから起こるであろうことはたいしたことではないか、もしくは簡単に片づくことなのでしょう。

 二つめ【図3】のようにおしりの後ろに隙間なく深く腰をかけ、背中の後ろに隙間を作ってやる方法。
 この座り方だと、かなり真面目に作業をしており、かつその作業に集中している印象を与えることが出来ます。真面目な性格って事も演出できます。これからのできごとが困難を極めることなのか、それに備え必要になるであろう銃の点検を真剣にやりつつ、精神統一しているといった感じでしょうか?

 “座る”という動作にもいろいろあり、しぐさだけでドラマを演出できます。
 例えば【図2】なら野外でたき火(ソファで暖炉の火)の明かりで作業しているようにも感じれるし、【図3】なら机に座ってランプなど手元を照らす明かりを頼りに作業しているようにも感じます。
 「ルパン三世」の世界(特にファースト)はそういった何気ないしぐさや演出で、物語やキャラクターに深みを持たせていたと思いますので、ぜひ、その点に注意して造ってみてはいかがでしょうか?藤さんの目指す“TV第一シリーズの次元”の雰囲気をかもし出すには、こういった人間臭さの研究が大事だと思います。

 あと、昔海洋堂からルパンシリーズが出ており、今池さん原型(だったと思う)の次元など、ドラマを感じさせる造形でよきお手本になると思いますが、絶版になっているかも知れません。


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