キャッシュ専用DNSサーバの設定

動作環境としては、RedHat 6.2J を使用してサーバを構築
してあることが前提となっています。その他のディストリ
ビュージョンでの確認は行っておりませんが、rpm系ならば
殆ど同じだと思います。

 eht0 → インターネットへにつながっている。
  eth1  →  LAN内部につながっている。

サーバ側の設定

 RedHat6.2JでインストールされるBINDは、既にキャッシュ
サーバ向けに設定されていますが、動作効率を更に良くする
ために /etc/named.conf に以下の5行を書き足します。

#vi /etc/named.conf
略
 options {
	directory  "/var/named";
	/*
	 *If ther is a firewall between 略
	 *to talk to, you might need to 略
	 *directive below Previous vers 略
	 *questions using port 53, but  略
	 *port by default.
	 */
	// query-source adderss * port 53;
 ここから
--------------------
	forward first;
	forwarder {
		本来のプライマリDNSサーバのIPアドレス
		本来のセカンダリDNSサーバのIPアドレス
	};
--------------------
 ここまで
};
zone "."{
	type hint;
以下略

 さらに /etc/resolv.conf を次のように書き換える

nameserver 127.0.0.1

 named.conf 及び resolv.conf を書き換えたなら BIND の実行
ファイル /usr/sbin/named を起動して見る。

 まず nslookup コマンドで適当なホスト名が解決出来るか調べ、
解決出来たら再度 nslookup コマンドで同じホスト名を調べると
2回目以降はキャッシュを使用している筈なので、

 Non-authoritative answer:

と言うメッセージが表示されればOK。


クライアント側の設定

注*:この設定で、自前のサーバでDHCPサーバが動いていない
    状況下での名前解決も出来るようになります。

おまけ

BIND(RedHat6.2Jは BIND 8 を使用)の設定ファイル

自前のDNSサーバを作るためには、正引き、逆引きのデータ
ベースファイルが必要になる

動作設定ファイル		/etc/named.conf
ルートキャッシュファイル	/var/named/maned.ca
ローカルホスト逆引きファイル	/var/maned/0.0.127.in-addr.arpa
正引きデータベースファイル	/var/named/db.lm-hoge.or.jp.zone
逆引きデータベースファイル	/var/named/db.lm-hoge.or.jp.rev

[トップページへ]
since 2000.09.28