この映画はもしかしたらB級ホラーに属するのかも知れません。でも、金は結構かけてるみたいだし、パート２も作られたからB級じゃないんだと思います。 私はホラー映画が好きですが、ホラー映画を見て恐いと思うったことはほとんどないのです。 どちらかというと、ストレートなホラー映画よりもサイコ系のものの方が「恐いなぁ」と思ってしまう。 まぁ、化け物には実生活ではそう会えるもんでもないが、 サイコな奴には いくらでも会えるから、そういう意味で恐いんですけど。 それに西洋のホラーものはキリスト教が根底にあるので、日本人には伝わり難い怖さということもあるでしょう。 ところが、この映画の上のシーンで、私は仰け反って、「うわぇぁ」と思わず声を漏らしてしまった。他のものは漏らしてませんよ。というわけで、殆ど唯一恐かったホラー映画です。まぁ、２回目からは恐くないけど。 さて、ストーリーです。 ある高校生チャーリー・ブルースターの隣家に吸血鬼が引っ越してくる。引っ越して来るときに棺桶を家に運び込んでるとこを、偶然、このチャーリーが目撃して、疑い始める。 しかも、チャーリーのガールフレンドのエイミーは、隣に引っ越してきた吸血鬼が何百年か前に思いを寄せてた女性にそっくりなのである。当然、エイミーは捕まっちゃって、吸血鬼にされそうになるんです。そこで、チャーリー君、老俳優のピータービンセントに助けを求める。ピータービンセントはその昔、映画「バンパイアキラー」シリーズで一名を馳せた人であり、今はテレビのホラー映画の解説をしている。後はお定まりの吸血鬼退治となる。 しかし、この吸血鬼はやたらに十字架やにんにくを怖がったりしないところもなかなかいいかもしれない。