ギャング映画は私の好きなジャンルの一つです。 そして、ギャング映画といえば、アメリカのマフィアの映画が主流です。 しかし、このBorsalinoはフランス映画です。舞台はマルセーユ。 時代は1930年代。きっと、これが唯一のフランスギャング映画というわけではないでしょうが、私が知っているのはこれだけです。 「やっぱ、ギャング映画はアメリカのイタリアンマフィアじゃないの!」 という声も聞かれそうですが、この映画も負けてないとですよ。 主演の二人がそれなりにかっこいいんですね。ただドンパチするだけじゃなくて、それなりに成り上がるギャングをスタイリッシュに演じている。 アラン・ドロン扮するロック・シフレディが刑務所がら出てくる。そして、昔の女に会いに行くと、そこにいるのがジャン・ポ−ル・ベルモンド扮するフランソワ・カペラ。 その女の新しい男になっているわけだ。当然、女を巡って殴り合いの喧嘩になるが、結局勝負がつかない。 「オメエなかなかやるじゃねぇか?」「そっちもだぜ!」ってな具合に仲良し子良しになってしまう(女はどうするんだろう?)。 それが上のシーンです。青臭いシーンではあるんですがね。それからは、二人で協力していろんな仕事をこなしていく。最初は、けちな八百長ボクシングをしたり、魚市場の利権争いに荷担したりと、結構ちんまいちんぴらまがいのことばかりしている。まぁ、そこはそれ、目立つことすると恐い奴に目を付けられるのは世の常ってもんでげす。 ギャングのボスに目を付けられちゃんですよ。大体、このあたりまでは、街のちんぴらに毛が生えたようなもんだったのが、意地と人情が絡み合って、ギャングの領分へ踏み込む。 そして、二人は街のギャングのボスとの抗争へと突入するのである。 頂点に上りつめた二人を待っていたのは一体なんなのでしょー?
ギャング映画が好きな方、一度見てくんなまし。 |
タイトル : | Borsalino(邦題 :ボルサリーノ) |
公開 : | 1969年 フランス |
配給 : | Paramount |
監督 : | Jacques Deray |
制作 : 出演 : | Alain Delon Jean-Paul Belmodo |