『復活の地 2』 小川一水 7点
『帝都探偵物語 1 人造生命の秘密』 赤城 毅 7点
『ダンジョン・パッション 新ソードワールドRPGリプレイ集NEXT 2』 藤澤さなえ 7点
『わが愛しき娘たちよ』 コニー・ウィリス 7点
『本格推理委員会』 日向まさみち 7点
『復活の地 2』 小川一水 早川文庫 
行方不明のレンカ高皇帝にかわり摂政の位に就いたスミルは、一官僚であるセイオを帝国復興院の総裁に任命した。遠大なる帝都再生計画を掲げるセイオであったが、その強引なまでの政策は、サイテン首相率いる政府のみならず、救うべき市民たちの反感をも招いてしまう。復興院解体の危機が迫るなか、ダイノン、サランガナンなどの星外列強が、混乱する帝国に干渉の手を伸ばそうとしていた…
復興の苦悩と政治の軋轢、民衆の望みと未来のための展望の矛盾。大きな隔たりをはらんだまま時がどんどん流れていきます。ついでに展開するロマンスも見所。それにしても政治小説ですよね、これって。王族、政府、軍隊の三つ巴というべきか、かなり高度な駆け引きがされているんですが、たまに難しくてついていけなくなったりします。そして最後に大きな課題を残して終わりましたが、いよいよ最終の3巻では無事完結してるんでしょうか…?
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『帝都探偵物語 1 人造生命の秘密』 赤城 毅
光文社文庫 
奇怪な所行に胸をいためる少女は、探偵の木暮十三郎に相談を持ちかけてきた。依頼料とやむ得ぬ事情により依頼を引き受けた十三郎だが、とつぜん憲兵隊に行く手を阻まれる。立ちふさがるものがいるならば、と裏にある真相を探るべく、強硬な捜査を行い始める十三郎に真実はあらわれるのか?
うーん、これを楽しめる年齢は通り過ぎちゃいましたという気も。いわゆる怪人二十面相やルパンに代表される探偵の活劇モノなんですよね。帝都を舞台に、怪しい博士の研究やら怪奇やら。そういう部分での目新しさも特になく、探偵が頑張ってるなーとは思えども、やっぱりなんだかちょっと退屈でした。ジュブナイルなんですよね、やっぱりどうしても。
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『ダンジョン・パッション
新ソード・ワールドRPGリプレイ集NEXT 2』 藤澤さなえ
富士見ドラゴンブック 
ある日、”パーティーの良心”マロウの友人が危篤という知らせが! 慌てて故郷に戻るマロウに付き合い、モーブの村に向かった彼らに未探索の遺跡発見のニュースが待っていた。「未探索の遺跡をほおっておくのは冒険者の名折れ」と遺跡に向かった一行だったが…
期待の新戦力が大活躍です。ってかこの新戦力に戦闘を頼るリプレイ初めて読んだよ… 正直戦闘ではまったく不利な面々が上手いことシナリオをクリアしていくその手腕が面白くもあり、同時にGM立場の歯がゆさも楽しめて、面白さ二倍です。しかも、気がついたら意外といいレベルの冒険者になってますし。いやはや、プレイヤーだけじゃなくGMにも参考になるリプレイでした。
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『わが愛しき娘たちよ』 コニー・ウィリス 早川文庫
寄宿舎惑星の女子寮、その男子禁制の聖域でなにが起こったのか?(『わが愛しき娘たちよ』) 大空襲下の倫敦を訪問した時間旅行者の冒険。(『見張り』) など短編SFを12作を収録した短編集。
私には難しすぎました… 短編集なんですが、それぞれの作品が結構文章として書かれているわけではなく、雰囲気で悟れといわんばかりの終わり方だったりして、正直よくわかんない、という作品が多かったです。最後の方の作品とかは好きなんですが、結局の部分がわからないー、というはがゆさが… まあ、SFとはこういうものなんでしょうが、くぅ理解力の低さくやしい一冊でした。
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『本格推理委員会』 日向まさみち 産業編集センター 
小中高一貫の大型校、木ノ花学園で事件は起きた。学園で一番古い校舎にある音楽室に、死んだはずの女の人が現れたという… 怪談の中心にいるのは、春休みに母を亡くした少女だった。事件を調べるのは、美人で巨乳の理事長木ノ花あざみによって作られた「本格推理委員会」だ。メンバーは学園市の知識を持つ委員長・桜森鈴音、空手部エースの先輩・楠木菜摘。そして委員会の最終兵器、全てを見通す「ただの勘」を持った木下椎である。あとは、俺・城崎修。普通の高校生、ただの使いっ走りだ。
ボイルドエッグズ新人賞のやつです。えー、序盤、なんともたるい展開です。言ってみれば人間関係の説明なんですが、ダラダラと下手すると萌え要素を含ませようとしているような意図すら感じちゃいます。で、中盤、一応追いかけるべき事件は勃発しますが、主人公がなんとも消極的な姿勢であるため、盛り上がりません、ダラダラって続きます。そして終盤〜真相、重たい話なんですが、係わり合いがぬるいためなんだか、やっぱりダラダラ印象を受けます。真相も、読者に上手いこと隠されただけの真相だった感じで、気が抜けちゃいました。うーん、話としてはよさげなんですが、なんなんでしょう、このいまいち感は… 展開?
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