『会津漸鉄風』 森 雅裕 6点
『涼宮ハルヒの憂鬱』 谷川 流 7点
『九頭龍神社殺人事件 天使の代理人』 中村うさぎ 7点
『作者不詳 ミステリ作家の読む本』 三津田信三 7点
『突撃お宝発掘部 深く静かに掘りかえせ!』 麻生俊平 7点
『会津漸鉄風』 森雅裕 集英社文庫
幕末。会津に逗留する漂泊の刀装金工・河野春明は彼の作とされた寸分違わぬ二枚の鐔に遭遇する。流転を重ねたこれらの鐔の真贋をめぐって、老金工の意地と若き刀匠の誇りがぶつかる。
時代をいろんな人間のつながりによって描いた時代小説って感じでしたが、どうも苦手。最後のほうの新撰組とかは多少の興味もありますが、最初の刀鍛治とか芸術系になると全然だめだめですね。なんていうか、多少興味があったり、わからないことでも親切にわかりやすく書いてくれていたら、それなりに楽しめるんですが、専門的内容だと、はらほろひれはれです。うむむ…
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『涼宮ハルヒの憂鬱』 谷川 流 角川スニーカー文庫 
「ただの人間には興味ありません。この中に、宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」。入学早々、ぶっ飛んだ挨拶をかましてくれた涼宮ハルヒ。そんなSF小説じゃあるまいし… と誰でも思うよな。俺も思ったよ。だけどハルヒは心の底から真剣だったんだ。それに気がついたときには俺の日常は、もうすでに超常になっていた―――
平凡な日常を嫌う女子高生をとりまくハチャメチャな物語といった感じで、その支離滅裂ぶりにはなんとなくの好感をもてたりします。知らぬは本人ばかりなりという展開で、気が付いたら日常が非日常になってしまい、あれよあれよでその環境に慣れてしまう主人公。あわれな青年でもあり、役得な青年でもあり、損な性格。爽やかで萌えな面白い一冊でした。
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『九頭龍神社殺人事件 天使の代理人』 中村うさぎ
講談社ノベルス 
女の顔をした蛇の悪霊に悩まされていた元アイドル、天河詩織の水死体が、神事の最中に芦ノ湖に浮かんだ! 事件を目撃した占い師のウリエルは、霊感に導かれるまま歩み入った箱根の森で、詩織のボストンバッグを発見する。中には赤ん坊の死体が…!
霊感探偵による占い推理(?)ですが変な設定過ぎていまいち盛り上がりにかけるのでは、という感じ。まあ話し自体が暗く狂気に染まっているので仕方がないのかもしれませんが。でもそのわりにキャラがイロモノすぎる感じも。ちょっとアンバランスなミステリでした。
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『作者不詳 ミステリ作家の読む本』 三津田信三
講談社ノベルス 
奇妙な古書店で手に入れた曰くつきのミステリ同人誌には怪異が宿っていた。見世物小屋から消えた赤ん坊/残酷で屈折した高校生らが惨殺された事件の恐るべき記録ノート/無残に切断された首が招く無人島の殺戮。本格に徹した幾多の謎に現実は絡めとられ、おそろしい結末が待っている!
真相のかかれていない事件が綴られたミステリ同人誌が登場し、それを読むと作中の怪異が現実に襲ってきて真相を解かないといけないというホラー風味な小説。謎ときと不思議の組み合わせでしかも最後には… 一冊で二度お徳ともとれますが、爽快感を味わうことはで着ないかと思います。
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『突撃お宝発掘部 深く静かに掘りかえせ!』 麻生俊平
角川スニーカー文庫 
幼稚園から大学まで、広大な敷地の中に学問の全てを収めた真輝島学園。だがその学園には、ありとあらゆるお宝を探索し、集めるロマンにあふれる男たち「お宝発掘部」がいた。彼らは噂や文献をあさり、時には自らの探究心に応え、そして時には学生、生徒の依頼に応え、あらゆる意味でのお宝を求めて、今日も学園中を掘りかえす―――部活動として。
ライト感覚のつまった学園ものですね。お宝というよりかは、ただ掘りかえしたい、自分のできることは何かを試したいといった雰囲気もうけましたが。まあ、男のロマンはいいとして、キャライメージがどうもしっくり来ない感じがあります。普通に授業とか受けてる姿なんて全然浮かびませんし。でも、まあ適度に楽しめました。
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