2011年08月28日
[感想] 『ソード・ワールド2.0リプレイ 滅びのサーペント』/清松みゆき
ソード・ワールド2.0リプレイ 滅びのサーペント
著者:清松 みゆき
出版社:富士見書房 文庫
発売日:2011-08-20
価格:¥ 714
ISBN:4829146389
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ソード・ワールド2.0リプレイ初の試み、最強の15レベルPCたちによる超英雄級セッションが開幕! 一騎当千のPCたちを迎え撃つGMは、歴戦の猛者、清松みゆき。だが、PCたちは本当に強かった!「ダメージは110点です」「なにぃ!?」 最強PCを迎え撃つべく、ついにGMは奥の手を解禁。「やむをえん―“黒の封印”を解く!」 表題作『滅びのサーペント』に加え、仕掛けが満載の書き下ろしリプレイも収録。今度のPCは1レベル。
まあ、あんまりプレイの参考にはならないんですが、「爽快!」 飛び交うダメージ、倒れる蛮族たち! とんでもない強さをもつPCたちと、それに緊張を持たせようとトンデモ展開をもってくるGMのかけひきというか無茶というか。で、それが終わると今度はレベル1かつコボルトでの限定プレイという… 面白い試みをたっぷりと楽しませてもらったと思います。
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2011年08月24日
[感想] 『モップの精と二匹のアルマジロ』/近藤史恵
モップの精と二匹のアルマジロ
著者:近藤 史恵
出版社:実業之日本社 新書
発売日:2011-02-18
価格:¥ 900
ISBN:4408505307
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ぼく(大介)の妻は、清掃作業員として働くキリコだ。ある日キリコは見知らぬ女性から「夫の浮気を調べてほしい」と頼まれる。ところが思いがけない事故が発生して―。地味な妻と目が覚めるほど美形の夫、どこか不釣り合いな夫婦に秘められた謎に、キリコ&大介の名コンビが迫る本格ミステリー
初の長編でしたが…なんだろう、いつもは短編で日常の謎があって、シンプルスッキリだったかなと思うのですが、今回は謎はあるものの、夫婦の関係とはいかに?みたいなテーマの割合が結構大きかったかなという感じでした。主人公夫婦が探偵役にというのは珍しくよかったものの、事件に対する絡みというのがふわふわっと浅いみたいな。なもんで、謎解きもそれほど感じ入るものもなかったですかね。うーん。
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2011年08月20日
[感想] 『あなたのための物語』/長谷敏司
あなたのための物語
著者:長谷 敏司
出版社:早川書房 文庫
発売日:2011-06-10
価格:¥ 840
ISBN:415031036X
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西暦2083年。人工神経制御言語・ITPの開発者サマンサは、ITPテキストで記述される仮想人格“wanna be”に小説の執筆をさせることによって、使用者が創造性を兼ね備えるという証明を試みていた。そんな矢先、サマンサの余命が半年であることが判明。彼女は残された日々を、ITP商品化の障壁である“感覚の平板化”の解決に捧げようとする。いっぽう“wanna be”は徐々に、彼女のための物語を語りはじめるが…。
近未来、死を受け入れられない科学者と創られた人格によって描かれる物語。どちらかというと静かなSFという印象でしょうか。技術的には脳をデータ化することで、別の意味の死の回避があったとしても、それは倫理的に許されないというジレンマ。死を受け入れるのか、それとも… そして実験用として生まれてきて役目を終えれば死が待っている仮装人格との対話。悲しみ、怒りなどの感情もやがては収束に向けて研ぎ澄まされていくというような感じなんでしょうかね。しかし、最近はこういう傾向のSFが多いのかな~ 派手なのでスッキリしたいです。
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2011年08月17日
[感想] 『SOSの猿』/伊坂幸太郎
SOSの猿
著者:伊坂 幸太郎
出版社:中央公論新社 単行本
発売日:2009-11-26
価格:¥ 1,575
ISBN:4120040801
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ひきこもり青年の「悪魔祓い」を頼まれた男と、一瞬にして三〇〇億円の損失を出した株誤発注事故の原因を調査する男。そして、斉天大聖・孫悟空―救いの物語をつくるのは、彼ら。
結構変な話でしたかね。二人の男によって語られる別々の話なのですが、変なところで実は繋がっており、何故か物語りには妄想とも取れる何かが混ざってきて… ファンタジーを絡めつつも淡々と物語が進んで、最終的にはアレ?という感じで終わってしまいました。結論が出たような出てないような中途半端でモヤモヤっとしたまま終わる。それがこの作品なのかなあと思わないでも無いですが、ちょい読了感というのは希薄だったかなとも思いました。
投稿者 FOOL : 23:31 | コメント (0) | トラックバック
2011年08月10日
[感想] 『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』/万城目学
かのこちゃんとマドレーヌ夫人
著者:万城目 学
出版社:筑摩書房 新書
発売日:2010-01-27
価格:¥ 903
ISBN:4480688269
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かのこちゃんは小学一年生の元気な女の子。マドレーヌ夫人は外国語を話す優雅な猫。その毎日は、思いがけない出来事の連続で、不思議や驚きに充ち満ちている。
女の子(かのこちゃん)と猫(マドレーヌ夫人)の二つの視点で語られるほんわかしたお話です。万城目さん特有のファンタジーっぽい展開もあるものの、どちからというとちょっと古い時代のファミリーの日常みたいな感じなんですかね。小学校、友達、年老いた犬、親友、転校みたいなキーワードが散りばめられている感じです。ある意味子供向けという印象が強いかもしれません。面白いのは面白かったですよ。ほっこりと。
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2011年08月02日
[感想] 『生霊の如き重るもの』/三津田信三
生霊の如き重るもの
著者:三津田 信三
出版社:講談社 新書
発売日:2011-07-07
価格:¥ 1,155
ISBN:4061827898
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刀城言耶は、大学の先輩・谷生龍之介から、幼い頃疎開していた本宅での出来事を聞かされる。訥々と語られたのは、『生霊』=『ドッペルゲンガー』の謎だった。怪異譚に目がない言耶は、その当時龍之介が見たものが何だったのか、解明を始めるのだが…(『生霊の如き重るもの』)。表題作ほか4編を収録した、刀城言耶シリーズ短編集最新作。
刀城言耶の学生時代の話になると思うので、シリーズの時系列としてはこれが最初となるのかもしれません。いつものごとく怪異とミステリの融合作です。足跡ってのが共通テーマになるのかなと思ったりもしましたが、そうでもなかったみたいです。全体的には毎度のごとく怪異に巻き込まれて大変、と。そんな感じでして、しかもそれが本人というよりは周りから巻き込まれるという巻き込まれ体質が強く出てるのがわかるなーと。ミステリとしてはそれなりに納得もできますし、ちょいひねりもあるしで満足は満足だし、残される怪異もまた良しという感じでしょうか。ま、毎回同じパターンではあるので少し飽きも出てきちゃいますが。
