2011年06月28日
[感想] 『まもなく電車が出現します』/似鳥鶏
まもなく電車が出現します (創元推理文庫)
著者:似鳥 鶏
出版社:東京創元社 文庫
発売日:2011-05-28
価格:¥ 651
ISBN:4488473040
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芸術棟が封鎖され、困ったクラブや同好会が新たな棲処を探し始めた。美術部の僕は美術室に移動して、無事作品に取り掛かれるかと思いきや、美術部の領地と思しき開かずの間をめぐる鉄研と映研の争いに、否応なく巻き込まれてしまう。しかし翌日、その開かずの間に突如異様な鉄道模型が出現!? 表題作を含む五編収録の、山あり谷ありで事件に満ちたコミカルな学園ミステリ短編集。
んー、巻き込まれ型主人公万歳小説。まああれですよ、青春ですよ。学園生活の謎なんて突き詰めれば青春へと置換されていくんですよ、と言わんばかりの展開、ですよね? 草食系というんだか、なんというか浮世離れしてるからガツガツせずに、気がついたら終わってたりしますが。でも時代は移り変わっていくんですよね~ 卒業まで続くのかしらん?
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2011年06月25日
[感想] 『ソード・ワールド2.0リプレイ from USA 竜魔争鳴─ラヴコンフリクト─(3)』/ベーテ・有理・黒崎
ソード・ワールド2.0リプレイ from USA(3) 竜魔争鳴‐ラヴコンフリクト‐ (富士見ドラゴン・ブック)
著者:ベーテ・有理・黒崎
出版社:富士見書房 文庫
発売日:2011-06-18
価格:¥ 672
ISBN:4829146265
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蛮族の攻勢を退け、その報奨金でアンセルムの新しい剣も完成。酒場で盛り上がった翌日、ふと起きるとアンセルムとウィストが同じベットに寝ていた。しかも二人の間には巨大な卵が! いったい誰の子?
ふむ… 異文化GMということで3冊目まできましたが、決行いい感じじゃないでしょうか。敵大盛り感があるためバランス厳しいってときもありますが、比較的絶妙でもあって緊張感がこう伝わってくるというか。ま、PC側には変態もいますが、比較的常識人もいるのでシナリオの進みも悪く無いし、今出てるリプレイのシリーズものでは結構良くなっていきそうな予感がします。
投稿者 FOOL : 22:53 | コメント (0) | トラックバック
2011年06月22日
[感想] 『真夏の方程式』/東野圭吾
真夏の方程式
著者:東野 圭吾
出版社:文藝春秋 単行本
発売日:2011-06-06
価格:¥ 1,700
ISBN:416380580X
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夏休みに美しい海辺の町にやってきた少年。そこで彼は博士と出会う。一方、海底調査は自然を破壊しないか?という議論で盛り上がる町で発生した出来事。それは果たして事故か殺人か。湯川は何に気づいてしまったのか。ガリレオシリーズ長編作品。
東野作品では、久しぶりになかなか良かったと思ったりです。短編だと湯川が主人公でつまらない視点だったり、長編だと逆にガリレオじゃなくても…って微妙な感じだったりしたんですが、この作品での湯川の立ち位置はうまく変人感も出せて丁度よかったんじゃないかなーと。展開は読めつつもしんみり終わって満足な一冊でした。
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2011年06月15日
[感想] 『ブック・ジャングル』/石持浅海
ブック・ジャングル
著者:石持 浅海
出版社:文藝春秋 単行本
発売日:2011-05
価格:¥ 1,680
ISBN:4163805206
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閉鎖される図書館に、一組は忘れ物を取りに、一組は図書館とのお別れのために潜入を決行。図書館内で気まずい出会いしつつも、それぞれ我関せずですれ違おうとしたその時、場違いなラジコンヘリの羽音が響いた! 逃げろ、知力と体力の限りを尽くして。閉鎖された市立図書館に忍び込んだ男女5人を猛烈な悪意が襲う。
図書館内でのサバイバルという、まあ謎なんてのもたいしたこと無い直球サスペンスになるのかな。小手先のテクニックなんかもそれほど感じず、ホント襲ってきたら撃墜!の繰り返しかなとも思ってしまったり。微妙に熱いところもあるんですが、逆にこっ恥ずかしい展開だからなあ。何も考えずに読むには丁度いいんですが、物足りなさもありますね。
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2011年06月13日
[感想] 『天冥の標(4) ―機械じかけの子息たち』/小川一水
天冥の標Ⅳ: 機械じかけの子息たち
著者:小川 一水
出版社:早川書房 文庫
発売日:2011-05-20
価格:¥ 903
ISBN:4150310335
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「わたくしたち市民は、次代の社会をになうべき同胞が、社会の一員として敬愛され、かつ、良い環境のなかで心身ともに健やかに成長することをねがうものです。麗しかれかし。潔かるべし」―純潔と遵法が唱和する。「人を守りなさい、人に従いなさい、人から生きる許しを得なさい。そして性愛の奉仕をもって人に喜ばれなさい」―かつて大師父は仰せられた。そして少年が目覚めたとき、すべては始まる。シリーズ第4巻。
今回の主人公は《恋人たち》ということで、まあ電車では読みにくいポルノSFなわけですな。内容としては陰謀とエロみたいな感じ? 全10巻なんで、やっぱりというか背景を描いているということで最初の1冊に繋がる道筋とその先がなかなか見えないです。むしろ暗躍する羊君が気になるところ。
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2011年06月07日
[感想] 『必然という名の偶然』/西澤保彦
必然という名の偶然
著者:西澤 保彦
出版社:実業之日本社 単行本
発売日:2011-05-19
価格:¥ 1,680
ISBN:4408535885
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この街は、なんかおかしい! 今日は倉橋譲の結婚式。この男、とにかく女運が悪い。婚約しては逃げられ、結納しては逃げられ、挙式中に逃げられ…。八年前には、控室から消えた花嫁が別の男と無理心中。そんな中、今日の花嫁が心中した男の交際相手だったと発覚。これを単なる偶然と言えるのか?(『エスケープ・ブライダル』) 殺人街・櫃洗市で起きる奇妙・珍妙な6つの事件を描いた連作ミステリー。
ある街が舞台とはなっていますが、短編毎の関連性というのはほとんどないので普通の短編集と思ってもいいかも、です。日常の謎というよりかは重いですが、それでも軽い印象を受けたかな。西澤さんのいやらしさが出てはいますが、軽いって事でちょっと読むってときにはいいかもしれません。
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2011年06月04日
[感想] 『ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(11)』/秋田みやび
ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(11)
著者:秋田 みやび
出版社:富士見書房 文庫
発売日:2011-05-20
価格:¥ 672
ISBN:4829146214
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ジークの見た予知夢。それは、ルーが黒い悪意に包まれていくという不吉なものだった。ルーに見えざる危機が迫っていることを悟ったぞんざい勇者団たちは、それを防ぐべくアーメス信者の隠れ里へと向かう。一方その頃、別行動を取っていたソラはルーと接触するが、ソラの手に入れたアイテムがきっかけで事態は意外な方向に急展開!果たしてジークたちはアレンの野望を阻止し、ルーを救い出すことができるのか? 秋田みやびが贈る正調SW2.0リプレイ、堂々の完結。
プレイヤーのとんでもない行動で、まさかの展開!というTRPGならではの出来事も含みつつ、とうとうぞんざい勇者団の最終巻です。最初から考えられない成長を遂げ、神様をも巻き込んだミッションに挑むという、ま、これも一つのヒロイックファンタジーとなるんでしょうか?最後の最後まで油断できない展開を見せあの人がヒーローに!と楽しませてもらいましたホントに。お疲れ様でした~と声をかけたくなるリプレイでした。
