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2011年01月31日

[感想] 『幻視時代』/西澤保彦

 幻視時代

 著者:西澤 保彦
 出版社:中央公論新社 単行本
 発売日:2010-10
 価格:¥ 1,680
 ISBN:412004159X

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 文芸評論家の矢渡利悠人、彼の高校の後輩にして小説家のオークラ、編集者の長廻の三人は、立ち寄った写真展で、ある一枚の写真の前に釘付けとなった。18 年前の大地震直後のその画面には、瀕死の恩師・白州先生と大学生の悠人、そして一人の少女が写っていた。少女の名は風祭飛鳥。悠人の同級生であり、淡い初恋の相手…。しかし、大地震の4年前に起きた「女子高生作家怪死事件」の被害者で、この時すでに死亡していたはず―!? 心霊写真なのか? いや、飛鳥が生きているのか!? 22年の時を超え、悠人ら三人が超絶推理の末、辿り着いた迷宮入り事件の全貌と、驚愕の真相とは!?

 なんでしょうか、案外地味だったので記憶がそれほど残っていないというか… 写真をキッカケとして、過去の出来事について推理を進めていくというのは、まあ西澤さんのワイガヤな推理ものとしてはスタンダードでしたかね。ただ、事件の規模がなんとなく地味というか、繋がりなんかは上手いのですが、残らなかったという点が複雑ですかね。というところです。

投稿者 FOOL : 16:27 | コメント (0) | トラックバック

2011年01月27日

[感想] 『美女と竹林』/森見登美彦

 美女と竹林 (光文社文庫)

 著者:森見 登美彦
 出版社:光文社 文庫
 発売日:2010-12-09
 価格:¥ 600
 ISBN:4334748953

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 「これからは竹林の時代であるな!」閃いた登美彦氏は、京都の西、桂へと向かった。実家で竹林を所有する職場の先輩、鍵屋さんを訪ねるのだ。荒れはてた竹林の手入れを取っ掛かりに、目指すは竹林成金! MBC(モリミ・バンブー・カンパニー)のカリスマ経営者となり、自家用セグウェイで琵琶湖を一周…。はてしなく拡がる妄想を、著者独特の文体で綴った一冊。

 これは…大半が机上の妄想文章と分かっていても、思わずリアルな森見さんを想像してしまい面白い! 竹林好きというのは痛いほどわかった!というのと締切次郎に追われたり、サイン会に行ったり、受賞で騒いだり、変なところがリアルなわけで、万条目さんを殴ったところでは思わず「ぷぷぷ」と。文章なんだか、その独特さからあふれ出る雰囲気。ぐうたら、へたれ、やる気なしオーラを読者に浴びせながらもグイグイと引き込んでいくわけで、何が面白いんだか、人の不幸?みたいなところが良いですねー や、終盤「とんでも」な展開にはちょっと毒気を抜かれましたが、それもまたアリでした。面白かったです。で、これは小説?エッセイ?

投稿者 FOOL : 23:01 | コメント (0) | トラックバック

2011年01月26日

[感想] 『煙火の島の魔法戦士 魔法戦士リウイ ファーラムの剣』/水野良

 魔法戦士リウイ ファーラムの剣 煙火の島の魔法戦士 (富士見ファンタジア文庫)

 著者:水野 良
 出版社:富士見書房 文庫
 発売日:2011-01-20
 価格:¥ 546
 ISBN:4829135379

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 炎と氷の精霊がせめぎ合う島で、リウイは再び火竜と相まみえる! リウイたちが訪れたのはアレクラスト大陸の北西に浮かぶ島。〈神の心臓〉と呼ばれる火山に求める聖剣があるらしい。しかし剣は火山が噴火をするのを抑えていて、引き抜くと何が起こるかわからない。どうするリウイ?

 最終戦の一歩手前、竜に関して決着をつけときましょうという巻ですね。竜は便利というか強いので、ここらで…と。個人的にはドワーフ絡みのところとか、いくらでも物語は膨らませられそうなのに、むしろはしょってあの短さってのが不満なわけですが… まあ、もはや惰性とはいえ、あと少しなんでラストを飾って欲しいです。

投稿者 FOOL : 22:59 | コメント (0) | トラックバック

2011年01月24日

[感想] 『ちあき電脳探偵社』/北森鴻

 ちあき電脳探偵社 (PHP文芸文庫)

 著者:北森 鴻
 出版社:PHP研究所 文庫
 発売日:2011-01
 価格:¥ 500
 ISBN:4569675964

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 桜町小学校に転校してきた鷹坂ちあきは、サラサラ髪にえくぼがかわいい女の子。でも、不思議な事件に遭遇すると大変身!鋭い推理力とアクティブさで謎に挑んでいく。学校の前の桜の花が一夜にして消えた謎に迫る「桜並木とUFO事件」。あかずの創庫に出没する幽霊の正体を暴く「幽霊教室の怪人事件」ほか、ミステリーの名手が贈る、謎解きの魅力に満ちた連作推理短編集。

 良くも悪くもジュブナイルという感じでしょうか。子供の視点、思考で、学校で起こった不思議な出来事を、転向してきた美少女が解いていくというもの。無駄にスーパーコンピューターなんかも登場しますが、あれは子供では情報収集が難しいという点からきてたんでしょうかね…? まあ、大人が読むと物足りなさはありますが、かつて北森さん支えていた作品ということで…

投稿者 FOOL : 22:56 | コメント (0) | トラックバック

2011年01月22日

[感想] 『ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(10)』/秋田みやび

 ソードワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(10) (富士見ドラゴンブック)

 著者:秋田 みやび
 出版社:富士見書房 文庫
 発売日:2011-01-20
 価格:¥ 630
 ISBN:4829146095

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 ようやく助け出した姉ミスティとの会談に臨んだその瞬間、シフェナ一党と思われる敵からの強襲が! 果たしてぞんざいたちはロイヤルシスターズを守りとおせるか!?

 10巻目という大台に乗りました、ぞんざい勇者団のリプレイ。ここのところ規模の大きな話の展開ながらも、そのぞんざいっぷりがすばらしい。ニゲラもすっかりパーティーの隠れ知恵所的になっちゃって… GMの用意したシナリオがほぼベストの状態で進めていくというのもなかなかのものです。すばらしい。GMのNPCキャラ造詣もまたあれですしねー ということで次は美形との決戦でしょうか?

投稿者 FOOL : 22:25 | コメント (0) | トラックバック

2011年01月20日

[感想] 『4ページミステリー』/蒼井上鷹

 4ページミステリー (双葉文庫)

 著者:蒼井 上鷹
 出版社:双葉社 文庫
 発売日:2010-12-15
 価格:¥ 580
 ISBN:4575514004

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 こんなにしっかりしたアイディアを原稿用紙五枚ぽっちにしちゃうなんてもったいない。と内外から言われ続ける、『小説推理』の名物連載「2000字ミステリー」。でも、短いからこその、この面白さ!?5年も続く当連載をギュッとまとめたこの1冊で、ぜひともお確かめを。オール4ページ、全部で60本。冒頭の「最後のメッセージ」は本格ミステリ作家クラブ編のアンソロジーにも収録された上作。

 4ページという短い短編が大量にありまして… なんでしょう、いい作品もあり中途半端な作品もあり、と玉石混合状態です。短いってのが"ときどき"ならば良いんですが、全部となると、なんでしょうすごい物足りなさを感じてしまいました。しかも、他の作品で読んだことあるようなーってのもいくつか目につきました。こういうのは一気に読むとダメなのかもしれませんね~ ちょいちょいつまむ程度で。

投稿者 FOOL : 21:13 | コメント (0) | トラックバック

2011年01月13日

[感想] 『きょうも上天気』/アンソロジー(ジェローム・ビクスビイ、他)

 きょうも上天気 SF短編傑作選

 著者:アーシュラ・K・ル・グィン、J・G・バラード、ロバート・シェクリイ、ジェローム・ビクスビイ・ウォード・ムーア、マック・レナルズ、ワイマン・グイン、カート・ヴォネガット・ジュニア、フィリップ・K・ディック
 出版社:角川書店(角川グループパブリッシング) 文庫
 発売日:2010-11-25
 価格:¥ 660
 ISBN:4042982131

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 フィリップ・K・ディック、カート・ヴォネガット・ジュニア、J・G・バラード……、そうそうたる顔ぶれが今は亡き浅倉氏を偲ぶために一堂に会した。史上最も華麗で最も贅沢な、最初で最後の傑作アンソロジー!

 翻訳家・浅倉久志さんによって翻訳された至極のSF小説の短編集です。解説の大森さんも書いていますが、アイデアSFというか、一風変わったちょっとひねっているような設定や展開に唸らせられます。緊張や恐怖を孕む『ひる』や『きょうも上天気』、どことなくユーモアを感じた『空飛ぶヴォルプラ』、『明日も明日もその明日も』など、満足させられたなーという一冊でした。新年一冊目の選択は好調な出だしです。

投稿者 FOOL : 23:43 | コメント (2) | トラックバック

2011年01月09日

[日常] 遅いですが

 明けましておめでとうございます。

 昨年は9月から放置になってしまいました、反省。
 なんというか、一度サボるともうダメみたいになってしまいますね、う~む。とりあえず、読んでて覚えているものを一気に更新です。
 結果去年は79冊という少な目の読了でした、読んでないな~
 年末のミステリ系のベストをみてみても、1冊とか2冊とかでしたね、読んでたの。だんだん時代に付いていかず、わが道を進んでるんでしょうか?

 さて、今年ですが、まあマイペースに行きたいとことです。なるべく更新もできればいいなというのと、サイトのリニューアルですね、ずっと言っててまだできてませんが… 去年もそうですが、オンラインゲームの影響がでかいので、そちらも控えめに。あとは、はっとするような本が色々出てくれるとうれしいなーということで…

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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