2010年08月28日
[感想] 『二人がここにいる不思議』/レイ・ブラッドベリ
二人がここにいる不思議 (新潮文庫)
著者:レイ ブラッドベリ
出版社:新潮社 文庫
発売日:1999-12
価格:¥ 740
ISBN:4102211055
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太めと痩せのカップルの、出会いと別れと再会の物語『ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動』、天国まで自慢のワインを持って行こうとする呑んべえ領主に抗して村人たちが考えた作戦が意表をつく『ご領主に乾杯、別れに乾杯!』など、23編のジンワリいい話を集めた待望の短編集。ちぐはぐな会話としんみりした読後感が楽しい表題作は、今は亡き両親をレストランに招待した男の話。
幽霊率が高かったかなとも思った奇想が詰まった一冊。これまたSFというよりはホラ話というか、アイデアから生まれたジワっとくる話でした。表題作も良いし、『オリエント急行、北へ』とかもなかなか。ちょい視点を変えればジュニアとかも… こう気持ちに余裕が無いときの清涼剤という感じで読めれば一番かなーと思いました。
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2010年08月27日
[新刊情報] 2010年09月
倉知さんが2冊キタ! 山口さんのピストルズもキタ! 麻耶さんも出るし、懐かしい名前では飛鳥部さんやら滝本さんやら… 久々に読書欲のわく読書の秋になるかなー?
9月1日 『Rのつく月には気をつけよう』/石持浅海 祥伝社文庫 【Amazon】
9月3日 『非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパーク8』/石田衣良 文春文庫
9月3日 『虚栄の肖像』/北森鴻 文春文庫
9月6日 『新世界崩壊』/倉阪鬼一郎 講談社ノベルス 【Amazon】
9月6日 『ロードムービー』/辻村深月 講談社ノベルス 【Amazon】
9月8日 『天才探偵Sen5 亡霊プリンスの秘密』/大崎梢 ポプラ社 【Amazon】
9月9日 『災園』/三津田信三 光文社文庫
9月9日 『交換殺人には向かない夜』/東川篤哉 光文社文庫
9月11日 『背表紙は歌う』/大崎梢 東京創元社 【Amazon】
9月14日 『尾崎翠原案 琉璃玉の耳輪』/津原泰水 河出書房新社
9月15日 『イナイ×イナイ』/森博嗣 講談社文庫
9月16日 『キッド・ピストルズの醜態』/山口雅也 光文社
9月18日 『新米女神の勇者たち(9) ソードワールド2.0リプレイ』/秋田みやび 富士見ドラゴンブック 【Amazon】
9月25日 『もえない』/森博嗣 角川文庫
9月25日 『ハッピーエンドにさよならを』/歌野晶午 角川文庫 【Amazon】
9月25日 『悪果』/黒川博行 角川文庫
9月25日 『北村薫のミステリびっくり箱』/北村薫 角川文庫 【Amazon】
9月25日 『ミミズからの伝言』/田中啓文 角川ホラー文庫 【Amazon】
9月25日 『黒と愛』/飛鳥部勝則 早川書房
9月25日 『時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ』/大森望編 早川文庫
9月29日 『砂漠の悪魔』/近藤史恵 講談社
9月29日 『なぎなた』/倉知淳 東京創元社 【Amazon】
9月29日 『こめぐら』/倉知淳 東京創元社 【Amazon】
9月29日 『完全・犯罪』/小林泰三 東京創元社 【Amazon】
9月下旬 『都会のトム&ソーヤ(8)《怪人は夢に舞う 〈実践編〉》』/はやみねかおる 講談社YA!
9月未定 『僕のエア』/滝本竜彦 文藝春秋
9月未定 『月と蟹』/道尾秀介 文藝春秋
9月未定 『隻眼の少女』/麻耶雄嵩 文藝春秋
9月未定 『セカンド・ラブ』/乾くるみ 文藝春秋
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2010年08月21日
[感想] 『有頂天家族』/森見登美彦
有頂天家族
著者:森見 登美彦
出版社:幻冬舎 文庫
発売日:2010-08-05
価格:¥ 720
ISBN:4344415264
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「面白きことは良きことなり!」が口癖の矢三郎は、狸の名門・下鴨家の三男。宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を、一族の誇りをかけて、兄弟たちと駆け廻る。が、家族はみんなへなちょこで、ライバル狸は底意地悪く、矢三郎が慕う天狗は落ちぶれて人間の美女にうつつをぬかす。世紀の大騒動を、ふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー。
京都で狸と天狗と人間とのみつどもえ、というような。連作短編となっており、メインは狸、師匠が天狗でトラブルを撒き散らす人間という位置づけ。なんとなく他の森見さんの学生青春ってのとは雰囲気が異なり、一族と世の移り変わりみたいなところが。共感できたりする部分が減って、ちょいとドップリはまれるわけではなかったのですが、まあ普通のエンタメという感じで楽しめたかな、というところでした。弁天がもうすこしデレてくれればよかったのに…なんて思うところで、森見デザインの女性キャラクターの重要性を思い知ったわけです。
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2010年08月18日
[感想] 『モノクロームの13手』/柄刀一
モノクロームの13手
著者:柄刀一
出版社:祥伝社 単行本
発売日:2010-02-09
価格:¥ 1,890
ISBN:4396633335
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加門耕次郎が気がつくと、見たこともない異様な世界にいた。荒れ果てた大地、濁った空、そして大地に描かれたマス目に配置された人々――― たくさんの人々が倒れている中、目覚めているのは4人だけ。生者の上空には白い丸が、死者の上空には黒い丸が浮かんでいた。どうやら、この世界はオセロゲームのルールに則って生死が決定されるらしい。圧倒的に不利な状況の中、神の手に対抗し、より多くの人々を甦らせる逆転の手はあるのか? 一手ごとに緊張感が高まる中、加門たちの運命は。
…むむむ、人を使ったオセロという架空世界の物語なんだかSFなんだか。正直、これといって盛り上がることも無く、なんか淡々とオセロだった気がします。というか無駄に長い? 結局なんだったのかなーと思わないでもない一冊でした…
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2010年08月15日
[感想] 『ラヴ・フリーク』/アンソロジー(井上雅彦、他)
ラヴ・フリーク (異形コレクション)
著者:井上 雅彦、中井 紀夫、加門 七海、早見 裕司、朝松 健、森 真沙子、田中 文雄、倉阪 鬼一郎、奥田 哲也、竹河 聖、友成 純一、久美 沙織、高井 信、岡崎 弘明、飯野 文彦、矢崎 存美、津原 泰水、皆川 博子、菊地 秀行
出版社:廣済堂出版 文庫
発売日:1997-12
価格:¥ 800
ISBN:4331606295
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水の世界での出会い、クリスマスの夜で出来事、猫のような女性、時代を超えた恋愛… 「愛」をテーマにした各作家さんたちのホラーな作品19編を収録した短編集。さぁ、異形コレクションの開始です。
案外と読みやすく、怖さも丁度いい感じの短編集でした。きっかけは以前参加した京都SFフェスティバルで『太陽に恋する布団たち』が変なSFとして薦められたのが読むキッカケだったり。うん、たしかに布団が舞ってました、いいなー 他にも久美さんの『REMISS(リミス)』のユーモアさとか、矢崎さんの『人殺しでもかまわない』の反転する結末なんかいいかも。他の異形コレも機会をみて読んでいきたいかもです。
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2010年08月12日
[日常] 夏休みは芸術だ
えー、例年の如く夏休みはのんびり(?)と8/9-8/12で旅行に行ってました。行き先は相方が色々と考えていたんですが、香川へ。瀬戸内芸術祭ってのもやってますし島巡りもいいですかねーと。
初日は朝から高速バスで香川へ移動し、そのままフェリーで小豆島へ。昼は香川-高松の駅からちょっと歩いたところのうどん屋に入ったのですが、これは当たりでした。注文してから上げてくれる天ぷらはウマ~でした。小豆島では移動手段が無い為、ホテルで自転車を借りて周辺の散策。宿に晩飯は含まれていなかったのでかろうじて見つけた洋食屋でご飯を食べて、疲れていたこともありあっさり就寝です。
二日目、午前中に小豆島の展示を見て周り、よく分からないものを写真へ。バスで港へ向かおうと待っていたら、「バスの遅れなんて当たり前ですよー」と現地の人に言われる始末。普段バスの本数ないところに、芸術祭で本数増やしたけど回転できないとかなんとか。しかたなく、フェリーに一本乗り逃がし、港でうどん。高松へ戻ったあとはそのまま返す刀でフェリーで女木島(鬼ヶ島)へ。鬼がいたと噂の涼しい洞窟の中を彷徨い、港近くの展示を見ればすぐに夕方、再び高松へ。相方が予約していた美味しいお店でご飯を食べたら、しめにうどんを食べに街中をうろつき、腹いっぱいで二日目就寝です。
三日目、朝うどん(釜バターうどん美味かったっす)を食べた後は再びフェリーで女木島(鬼ヶ島)へ。見て回れなかった展示を見つつ、島には似合わないおしゃれなお店でパニーニの昼食。フェリーで男木島へ渡ると各地の展示を散策、高台の上から眺める瀬戸内海は綺麗に一望でき、瀬戸大橋まで見えましたとさ。さすがに疲れ果てて高松へ戻り。二日目と同じ店で夕食を取り、ふたたびしめうどん。そして、バタンです。
最終日、レンタカーで伯母さん宅へ向かい、一緒に墓参りを。その後、うどんを食べて高松駅へ。帰りの高速バスに乗れば夢の世界。夜には無事に大阪にたどり着きました。
というわけで、島とうどんの四日間、なんか非常に疲れたのと日焼けでかゆい感じでした。うどんそれなりに食べたんですが、もっと食べたかったような気持ちも。ニュースで台風のことなんかが流れて、帰り大丈夫かいなって心配もありましたが… まあ、また行くことも多くあるでしょうってことで、夏休み後わずかをのんびり過ごします。
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2010年08月06日
[感想] 『平ら山を越えて』/テリー・ビッスン
平ら山を越えて (奇想コレクション)
著者:テリー・ビッスン
出版社:河出書房新社 単行本(ソフトカバー)
発売日:2010-07-10
価格:¥ 2,310
ISBN:4309622062
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トラック乗りと少年の旅を描くノスタルジーに満ちた表題作をはじめ、若い夫婦が授かった不思議な赤ん坊をめぐるハートウォーミング・ストーリー『ジョージ』、少年が古い競技場で見つけた“あるもの”が導く、優しくて切なすぎる物語『ちょっとだけ違う故郷』、太古の世界がテーマの異色作『スカウトの名誉』、インタビューの回答だけを並べて現代の暗部を暴き、ローカス賞、ネビュラ賞をW受賞した傑作『マックたち』、究極のディストピアSF『謹啓』など、全9編を収録。
SFとは違う「奇想」小説という印象を強く感じました。なんとなく懐かしく、でも不思議、というような。なんでしょう、帯にも書かれていたホラ話ってのが一番しっくりくるようで、他愛のない話なんですが、世界が広がるかのような。私が好きな作品は『ちょっとだけ違う故郷』ですか。日常に溶け込んでいて、子供の空想が現実になるかのような… なかなかにたゆたゆ世界を堪能させてもらいました。
投稿者 FOOL : 22:53 | コメント (0) | トラックバック
2010年08月03日
[新刊情報] 2010年08月
『六とん』は気になるといえば気になる… あとは浅暮さんの『ラストホープ』の続編とか初野さんの『退出ゲーム』のシリーズのやつとかが気になりますかねー 『シュタゲ』の小説版は、どうするかなー
8月4日 『六とん4 一枚のとんかつ』/蘇部健一 講談社ノベルス 【Amazon】
8月4日 『謎解きはディナーのあとで』/東川篤哉 小学館 【Amazon】
8月6日 『なみだめネズミ イグナートのぼうけん』/乙一、小松田大全 集英社 【Amazon】
8月6日 『10センチの空』/浅暮三文 新潮文庫 【Amazon】
8月10日 『遺品』/若竹七海 光文社文庫 【Amazon】
8月10日 『アリスへの決別』/山本弘 早川文庫 【Amazon】
8月11日 『再びラストホープ パリの悪党たち』/浅暮三文 創元推理文庫 【Amazon】
8月12日 『びっくり館の殺人』/綾辻行人 講談社文庫 【Amazon】
8月18日 『イキルキス』/舞城王太郎 講談社
8月18日 『世界で一番長い写真』/誉田哲也 光文社
8月19日 『ZOKURANGER』/森博嗣 光文社 【Amazon】
8月20日 『STEINS;GATE 円環連鎖のウロボロス(1)』/海羽超史郎 富士見ドラゴンブック 【Amazon】
8月21日 『群衆の悪魔 (上)』/笠井潔 創元推理文庫 【Amazon】
8月21日 『群衆の悪魔 (下)』/笠井潔 創元推理文庫 【Amazon】
8月25日 『五感集』/浅暮三文 講談社
8月25日 『発人造救世主』/小林泰三 角川ホラー文庫
8月31日 『空想オルガン』/初野晴 角川書店 【Amazon】
8月未定 『夜の底は柔らかな幻 (上)』/恩田陸 文藝春秋
8月未定 『夜の底は柔らかな幻 (下)』/恩田陸 文藝春秋
