2010年05月30日
[感想] 『白戸修の狼狽』/大倉崇裕
白戸修の狼狽
著者:大倉崇裕
出版社:双葉社 単行本
発売日:2010-04-06
価格:¥ 1,785
ISBN:4575236896
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社会人になったばかりの白戸修。アルバイト先や、落とし物を拾ったところで事件に巻き込まれる。人の頼みを断れない、困っている人を見過ごせない、そんなお人好し青年だけど、いつの間にか事件を解決。サクッと読めてクスッと笑える癒し系ミステリー。
お人よしの事件簿第二段ですね。なんだか知らないうちに巻き込まれ大変なことに~という流れがシンプルで、かつ事件もユニークさがあり非常に好みというか面白い。気が付けばネットで噂のヒーローになったり、見えないところできっとファンがたくさんいるんですよ白戸君には。や、楽しませてもらいました。オススメです。
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2010年05月25日
[感想] 『六蠱の躯 死相学探偵』/三津田信三
六蠱の躯 死相学探偵3
著者:三津田 信三
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング) 文庫
発売日:2010-03-25
価格:¥ 620
ISBN:4043902034
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志津香はマスコミに勤めるOL。顔立ちは普通だが「美乳」の持ち主だ。最近会社からの帰宅途中に、薄気味悪い視線を感じるようになった。振り向いても、怪しい人は誰もいない。折しも東京で猟奇殺人事件が立て続けにおきる。被害者はどちらも女性だった。帰り道で不安に駆られる志津香が見たものとは…? 死相学探偵弦矢俊一郎は、曲矢刑事からの依頼を受け、事件の裏にひそむ謎に迫る。注目の人気シリーズ第3弾。
このシリーズも三作目、今回は比較的ミステリ色が強いフーダニットだったのかなとも。超常現象は登場するものの、今回はそれは動機というか要因というか。犯罪を起こす"犯人"が特別ではないということで、普通の探偵モノという感じで読めたのが、今までよりも良かったな~と。まあまあでした。
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2010年05月20日
[感想] 『天冥の標(2) ―救世群』/小川一水
天冥の標 2 救世群
著者:小川 一水
出版社:早川書房 文庫
発売日:2010-03-05
価格:¥ 798
ISBN:4150309884
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西暦201X年、謎の疫病発生との報に、国立感染症研究所の児玉圭伍と矢来華奈子は、ミクロネシアの島国パラオへと向かう。そこで二人が目にしたのは、肌が赤く爛れ、目の周りに黒斑をもつリゾート客たちの無残な姿だった。圭伍らの懸命な治療にもかかわらず次々に息絶えていく罹患者たち。感染源も不明なまま、事態は世界的なパンデミックへと拡大、人類の運命を大きく変えていく―すべての発端を描くシリーズ第2巻。
一冊目からは大きく離れた過去、読者からすれば現在に近い時代設定へと移ります。大いなる疫病の発生とそれによって運命を翻弄される人たちが描かれます。なんだか宇宙史の大いなる序章でもあるんでしょう、多くの立場となる人々と確立されていく新しいルールがあります。色々なキーワードも登場しながらも、今後どう進化・変化していくかの期待が湧き上がってくるかのような。次回はまた時代が飛ぶんですかねー?
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2010年05月15日
[感想] 『蝦蟇倉市事件1』/アンソロジー(道尾秀介、他)
蝦蟇倉市事件1
著者:道尾 秀介、伊坂 幸太郎、大山 誠一郎、福田 栄一、伯方 雪日
出版社:東京創元社 単行本
発売日:2010-01-27
価格:¥ 1,785
ISBN:4488017355
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海と山に囲まれた、風光明媚な街、蝦蟇倉。この街ではなぜか年間平均十五件もの不可能犯罪が起こるという。自殺の名所に、怪しげな新興宗教や謎の相談屋。不可能犯罪専門の刑事や、とんでもない市長、そして無価値な置物を要求する脅迫者―。様々な不可思議に包まれた街・蝦蟇倉へようこそ!今注目の作家たちが、全員で作り上げた架空の街を舞台に描く、超豪華競作アンソロジー第一弾。
不可能犯罪が多発するという架空の都市を舞台としたアンソロジーということで、作家さんによってはライトタッチなものから、ちょい重めなものまで。個人的にはわざと難解にしている道尾さんよりかは伊坂さんのような、ちょいライトな方が好みでしたかね。同じ街を舞台としながらも作風によって差がでるのもアンソロジーの面白いところではあります。
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2010年05月10日
[感想] 『魔法使いの弟子たち』/井上夢人
魔法使いの弟子たち
著者:井上 夢人
出版社:講談社 単行本
発売日:2010-04-02
価格:¥ 1,995
ISBN:4062161664
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山梨県内で発生した致死率百パーセント近い新興感染症。生還者のウィルスから有効なワクチンが作られ拡大を防ぐが、発生当初の“竜脳炎”感染者で意識が戻ったのは、三名だけだった。病院内での隔離生活を続ける彼ら三名は、「後遺症」として不思議な能力を身につけていることに気づき始める。壮大なる井上ワールド、驚愕の終末――
感染病から生き残った人達の超能力バトル! いやなかなか面白かったです、能力に目覚め、それといかに付き合い、感染源であるにもかかわらず世の中に溶け込もうとして、それが裏切られて… 次の展開へのシフトや物語の操作具合が見事だなーと。それでいてまさかのあの結末にも。ボリューム大で非常に満足した一冊でした。
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2010年05月05日
[感想] 『拳と魔封の物語(3) ソード・ワールド2.0リプレイ』/諸星崇
ソード・ワールド2.0リプレイ 拳と魔封の物語(3)
著者:諸星 崇
出版社:富士見書房 文庫
発売日:2010-04-25
価格:¥ 735
ISBN:4829145803
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エイベルたちは亡き父ログナーが20年以上前に厳重な封印をほどこした遺跡の探索に向かう。その遺跡はログナーがレイノルズやウェインと共に、アンを発見した因縁深い場所だという。侵入者を襲う魔法生物を撃退しつつ奥に進んでいくと、そこで発見した"バーサタイル"から、実はアンが古代兵器を起動させる鍵として作られたという衝撃的な事実が発覚する。深まってゆく父の謎、大切な仲間との別離、エイベルたちの前に立ちはだかる強力な蛮族ノヴァ。果たして、様々な現実を目の当たりにしたエイベルが下した決断とは。
や、死者でましたねーという展開ですか。NPCたくさん、ドラマティックな展開という大層な話になってるなーと。さすがにちょっとやり過ぎじゃないのかなと思う点がありますかねー、もう少し幅が欲しいというか、なんというか。まあ、グラスランナーが活躍してくれればそれはそれでOKです。
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2010年05月01日
[感想] 『リスの窒息』/石持浅海
リスの窒息
著者:石持 浅海
出版社:朝日新聞出版 単行本
発売日:2010-02-05
価格:¥ 1,680
ISBN:4022506369
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昼どきの秋津新聞社投稿課に届いた一通のメール。添付ファイルに写るのは、拘束された女子中学生だった。その後、メールが届くたびに、彼女は服を剥ぎ取られていく。見ず知らずの少女を救うため、新聞社は身代金を支払うべきなのか?前代未聞の要求を前に、必死に活路を見いだそうとする元社会部記者の細川と犯人との息をもつかせぬ攻防が始まる。
誘拐ものでもあり、倒叙ものでもある作品ですね。なんとなく感覚が麻痺してくるような… いろいろと「どう行動したらいいのか?」という点が問われているようで、やっぱり当事者になってみないとわからないのかもしれませんが、あり得ないだろうと思うところがあり入り込めなかったかなとも。あくまで偶然による到達点ではないのかなという印象でした。
