2009年12月30日
[感想] 『死の迷路』/フィリップ・K・ディック
死の迷路
著者:フィリップ・K. ディック
出版社:東京創元社 文庫
発売日:1989-12
価格:¥ 945
ISBN:4488696031
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目的も知らされず、未開の惑星デルマク・Oに送り込まれた14人の男女。使命を告げるはずだった通信はメッセージの受信中に途切れ、やがて一人また一人とメンバーが殺されはじめた… 謎めいた建造物が聳え、物質をコピーする生物が俳徊する、この星に閉じ込められたまま、彼らは狂気に蝕まれてゆくのか。
復刊した名作です。や、名作かどうかは難しいところかな。ある惑星に集められた複数の人物たち、謎の死が襲い掛かってきて、逃げることもできない、というSFです。癖のある人々と、不気味な惑星、マレビトの介入によって一気に何かが爆発したかのような。気になって次々と読み進みましたが、まさかの終盤でしたね、ありゃ、なんというか… しかし、その上を行く結末というか。うーむ、面白かったんですが、もっと違う結末を望んでいたかなー
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2009年12月29日
[感想] 『15×24 link four Riders of the Mark City』/新城カズマ
15×24 link four Riders of the Mark City
著者:新城 カズマ
出版社:集英社 文庫
発売日:2009-11
価格:¥ 670
ISBN:4086305194
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<トクナガ・ジュン>の都市伝説、しかし物語りはそれとは別にも進行していた。追われるササウラたち、殺意をみなぎらせるトウコ、深みにはまっていくマーチ、迷うノブ、そして暗躍するファブリ… 物語の指し示す先は多くの結末に向けて動き出していく…
四冊目ということで折り返し地点です。まだ新しい登場人物増えますかーみたいに、そして個々で物語が展開し始めてますね、もうメインというものは無くなり、複数の別の出来事が独自の歯車で回り始めているという。それでいて繋がりもあったりして、うーむ不思議な感じ。人物たちも変貌を遂げてきたし、あと二冊油断できない面白さがあります。
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2009年12月27日
[感想] 『再びのぶたぶた』/矢崎存美
再びのぶたぶた
著者:矢崎 存美
出版社:光文社 文庫
発売日:2009-12-08
価格:¥ 520
ISBN:4334746969
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小池信江は、亡き夫との思い出の公園を訪れていた。まさに桜が満開の季節。桜吹雪の中、つい眠り込んでしまった信江に話しかけてきたのは、可愛い点目のぶたのぬいぐるみだった。熱を出して倒れたことから、彼女と彼の不思議な同居生活が始まる…(『桜色七日』) ほか、心優しきぶたぶたが人々に温かな波紋を拡げてゆく、ハートウォーミング・ストーリー全五編を収録。
これまでのぶたぶたシリーズで登場した人物たちに絡んだ、新しいぶたぶた話ってところでしょうか。まあ、これまでの作品ってのはそれほど覚えていませんが、普通に楽しめました。いつもどおりピンクの豚のぬいぐるみが癒しを与えてくれます。なんでしょうね、特別は特別なんだけど、中身は普通のおじさんだし、でもその言葉にしんみりさせられるというか。まったりやさしい気持ちになれます。
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2009年12月24日
[感想] 『水魑の如き沈むもの』/三津田信三
水魑の如き沈むもの
著者:三津田 信三
出版社:原書房 単行本
発売日:2009-12-07
価格:¥ 1,995
ISBN:4562045418
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奈良の山中の村で、珍しい雨乞いの儀が行なわれるという、村に豊かな水をもたらす湖には水魑という神様がいるとも――― その儀式の最中、刀城言耶の眼前で事件は起こる。さらに儀式の関係者が次々に不可解な状況で殺されていく。二転三転のすえに示された真犯人とは…
伝奇・怪奇とミステリーの刀城言耶シリーズもの。いつもほど怪奇は強くなく、横溝っぽい山奥の昔の風習を引きずる村での事件、という感じでしょうか。いつもどおりの視点の分かれはありますが、今回それは上手く作用していなかったかなとも思ったりしました。やはり、アレですね、ミステリーとして権力横暴な人間がいるといろいろ前提なんかがあやふやになるので、難しいですよね。
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2009年12月17日
[感想] 『≠の殺人』/石崎幸二
≠の殺人
著者:石崎 幸二
出版社:講談社 単行本
発売日:2009-12-08
価格:¥ 840
ISBN:4061826948
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沖縄本島沖の孤島―水波照島にあるヒラモリ電器の保養所で開かれたクリスマスパーティー。大手企業の御曹司・平森英一が主催するとあって、会には有名スポーツ選手や俳優などの豪華な招待客が名を連ねていた。そんな宴の夜、惨劇が! 人気プロ野球選手、井沢健司が無残な死体となり発見されたのだ。その後、連鎖し起こる不可能殺人。事件の背後にある深い闇に迫る。絶海の孤島に住む双子の姉妹、断崖の上の怪しげな建造物、連続殺人事件勃発率99.9…%。オヤジギャグを愛す女子高生コンビ(ミリア&ユリ)が難事件に挑む。
女子高生シリーズの新作です。うん、だらだらと続くどうでもいい会話が好きです。前作と比べるとそれなりに物語の起伏があり、事件に対するロジカルな推理など良かったんじゃないでしょうか。しかし、自虐ネタですよね、ある意味、それでいていじられのおっさんの魅力があるというか、なんというか。なんにせよ、なかなかに楽しめました。
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2009年12月14日
[感想] 『fの魔弾』/柄刀一
fの魔弾
著者:柄刀 一
出版社:光文社 文庫
発売日:2008-01-10
価格:¥ 720
ISBN:4334743641
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完全な密室の中で、二つの銃殺死体とともに発見された浜坂憲也。犯人は、浜坂以外にあり得ない絶体絶命の状況下、しかし、彼は冤罪を主張する。求刑の時が迫るなか、旧友・南美希風は、浜坂の無実の証明に乗り出すが、美希風自身に、真犯人の魔の手が及ぶ。
法廷ものとサスペンスものを合体させた感じ。密室のトリックは案外と盲点を突いているものの、それに至る過程についてはトリックを仕掛けるよりも難しそうとも思ったり。また、登場人物も主要人物が前面にでているため、それ以外の人物が薄い印象でしたかね。ちなみに私は天邪鬼なのか、サスペンスフェーズでの選択肢は"もっと暴れて度肝を抜け"でしたねー
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2009年12月10日
[感想] 『ブラバン』/津原泰水
ブラバン
著者:津原 泰水
出版社:新潮社 文庫
発売日:2009-10-28
価格:¥ 620
ISBN:410129271X
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一九八〇年、吹奏楽部に入った僕は、管楽器の群れの中でコントラバスを弾きはじめた。ともに曲をつくり上げる喜びを味わった。忘れられない男女がそこにいた。高校を卒業し、それぞれの道を歩んでゆくうち、いつしか四半世紀が経過していた――― ある日、再結成の話が持ち上がる。かつての仲間たちから、何人が集まってくれるのだろうか。ほろ苦く温かく奏でられる、永遠の青春組曲。
大人(40代)となった現在と高校生の頃である過去が混ざりあい進む青春小説。ブラスバンドということで多くの登場人物が現れるんですが、どうも区別がつかず(男女すらわからないときもちらほら…)、ついでに楽器もよくわからず、そんなこんなであやふやなまま読み進めれば、やっぱりというか今ひとつな読了感でした。読みにくかったですかねー ストーリーの主体としては過去をひっくるめた現在にあると思ったのですが、これが意外にも人生を背負ってて重たく、期待していた爽やか青春小説と違っていたのが大きかったんだか。まあ、もっと大人になって読めって感じなのかもしれません。
投稿者 FOOL : 22:42 | コメント (0) | トラックバック
2009年12月07日
[企画] 定例チャット 2009/12
12月の定例チャットの案内です。
日時は今度の土曜日の 12/12(土) 23時前後くらいから大会議室のチャットとなります。
私も最近は読書ペースが落ちてしまっているんですが…
ネタは本の話題や雑談もろもろ、年末なんで今年のベストやふり返りなんてのもありかなと考えてます。
いつも覗いているかた、どうぞ参加してくださいまし、初心者の方も大歓迎です。
ご参加お待ちしておりますー
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2009年12月06日
[日常] 今年も最後の月
早いものでもう12月ですか、あっという間でした、うーむ。
年間100作品の読了はとりあえず突破しましたので、あとは120作品になれれば月10冊クリアになるかなーと考えています。でも最近はどうもペースが落ち込んでいますね。電車でメガネが曇るというのも原因の一つだったりします。
さて、私もですが、相方も体調を崩しておりいまひとつ動きが取れません。年明けまでにやらないといけないことがいくつかあったと思うんですが、整理しといたほうがいいですかねー
とりあえず思いつくのが…
・年賀状
・お歳暮
・大掃除
・忘年会(会社の)
あとはイベントとしてクリスマスとかですか、うーんルミナリエもそろそろ見に行きたい気分ではありますが、あと中ノ島のでっかいアヒルとかも。
そう考えると忙しそうに思えるんですが、まずは体調をどうにかしないとですねー
全然体力のない人の体力を復活させるのって何がいいですかねー、手始めは散歩?ストレッチ?
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2009年12月03日
[感想] 『15×24 link three 裏切者!』/新城カズマ
15×24 link three 裏切者!
著者:新城 カズマ
出版社:集英社 文庫
発売日:2009-10-23
価格:¥ 560
ISBN:4086305143
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"17"とネット心中を図るため、徳永準は"捜索隊"の包囲網から再び脱出に成功。彼の噂は真実とデマが入り混じった巨大な都市伝説へと化してゆく。一方、謎の男・ファブリも「名簿」の入った携 帯電話を奪回すべく暗躍を開始する――
前巻の衝撃の結末からスタートし、物語は中盤戦へ? 容赦がないというか、まあそれも持ち味ですよね。さて、3冊目に入り、これまでとはちょっと変わって、かなり視点が固定されていました。登場すらしない人物(視点)とかもあります。その点は残念。そして、今回の視点から眺める物語は、まあ変動という感じですかね。これまでは勃発だったかもしれませんが、その過程によってまさに予定しない展開へと転がっています。最初の展開からも、今後も何が起こるかわからないみたいな感じで楽しみが持続しそうです。
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