2009年08月31日
[感想] 『煙突の上にハイヒール』/小川一水
煙突の上にハイヒール
著者:小川 一水
出版社:光文社 単行本(ソフトカバー)
発売日:2009-08-20
価格:¥ 1,575
ISBN:4334926738
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背負って使用する、個人用ヘリコプター。ネコの首輪につけられるような、超軽量の車載カメラ。介護用のロボットも、ホームヘルパー用のロボットも、少し先の時代には当たり前になっているのかも。あなたなら、楽しい使い方を思いつけますか?テクノロジーと人間の調和を、優しくも理知的に紡ぎ上げた、注目の俊英による最新傑作集。
もう少し技術が進歩したら実現しそうな未来を描いた短編集。パンデミック後の日本を舞台とした『白鳥熱の朝に』は重めの話ですが、どこか全体的に温かさが流れています。技術や変化とそれに伴う世間の接し方みたいなところが上手く現れている気がします。私好みでは『カムキャット・アドベンチャー』はストレートで好きだし、『俺たちのピュグマリオン』にはニヤリとさせられましたね。
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2009年08月30日
[感想] 『ドラゴン・ティアーズ─龍涙 池袋ウエストゲートパークⅨ』/石田衣良
ドラゴン・ティアーズ──龍涙
著者:石田 衣良
出版社:文藝春秋 単行本
発売日:2009-08-07
価格:¥ 1,600
ISBN:4163283501
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茨城の工場から中国人研修生が失踪した。彼女が戻らなければ仲間は強制送還される。マコトは中国人組織「東龍」の根城に乗り込む。
シリーズ9作目、あいかわらずのテンポのよさでサクッと読めました。9作目にもなると、マコトもかなりいい歳になっていそうですよね。キングはすっかりマネージャーの如くお仕事を持ってきますし。話の筋は大体いつもどおり、社会問題を引き金としたトラブルの解決。ある意味安心して読めます。しかし、表題作である最後の展開は、シリーズものとしては意外かも。そろそろきれいな完結を見てみたいところです。
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2009年08月29日
[感想] 『密室殺人ゲーム2.0』/歌野晶午
密室殺人ゲーム2.0
著者:歌野 晶午
出版社:講談社 新書
発売日:2009-08-07
価格:¥ 1,155
ISBN:406182659X
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<頭狂人><044APD><ザンギャ君><伴道全教授>。奇妙すぎるニックネームの5人が、日夜チャット上で「とびきりのトリック」を出題しあう推理合戦!ただし、このゲームが特殊なのは各々の参加者が トリックを披露するため、殺人を実行するということ。究極の推理ゲームが行き着く衝撃の結末とは!?
前作どんなんだっけと思いつつも読みました。うーん、トリックの規模としては小規模に落ち着いたのかなと思うところもあったのですが、中盤の『相当な悪魔』とそれに伴う盛り上がりが面白かったです。逆にラストが尻すぼみでしょうか、ミステリ慣れした人には結末の展開は読めるのではないでしょうか。
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2009年08月28日
[新刊情報] 2009年9月
購入予定が、森、福田、三津田、小川、蒼井、あとはリプレイかな。
9月4日 『Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークⅦ』/石田衣良 文春文庫 【Amazon】
9月4日 『PINK』/柴田よしき 文春文庫 【Amazon】
9月4日 『玻璃の天』/北村薫 文春文庫 【Amazon】
9月7日 『銀河不動産の超越』/森博嗣 講談社ノベルス
9月7日 『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』/倉阪鬼一郎 講談社ノベルス
9月7日 『狩眼』/福田栄一 講談社ノベルス
9月8日 『心臓と左手 座間味くんの推理』/石持浅海 光文社文庫
9月8日 『赫眼』/三津田信三 光文社文庫
9月10日 『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』/辻村深月 講談社
9月10日 『バレエ・メカニック』/津原泰水 早川書房
9月14日 『小説こち亀』/石田衣良、柴田よしき、京極夏彦、東野圭吾、他 集英社
9月15日 『殺気!』/雫井脩介 徳間書店 【Amazon】
9月15日 『ハング』/誉田哲也 徳間書店 【Amazon】
9月15日 『隻手の声 鬼籍通覧』/椹野道流 講談社文庫
9月19日 『マージナル・ライダー(1) ソード・ワールド2.0リプレイ』/田中公侍 富士見ドラゴンブック 【Amazon】
9月19日 『新米女神の勇者たち(6) ソード・ワールド2.0リプレイ』/秋田みやび 富士見ドラゴンブック 【Amazon】
9月25日 『初恋ソムリエ』/初野晴 角川書店
9月25日 『女王様と私』/歌野晶午 角川文庫
9月25日 『吾輩はシャーロック・ホームズである』/柳広司 角川文庫
9月25日 『漆黒の王子』/初野晴 角川文庫
9月25日 『天冥の標1 メニー・メニー・シープ(上)』/小川一水 早川文庫
9月25日 『天冥の標1 メニー・メニー・シープ(下)』/小川一水 早川文庫
9月29日 『ボトルネック』/米澤穂信 新潮文庫
9月29日 『無理』/奥田英朗 文藝春秋 【Amazon】
9月29日 『赤い竪琴』/津原泰水 創元推理文庫 【Amazon】
9月29日 『樹霊』/鳥飼否宇 創元推理文庫 【Amazon】
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2009年08月25日
[感想] 『幽霊が多すぎる』/ポール・ギャリコ
幽霊が多すぎる
著者:ポール ギャリコ
出版社:東京創元社 文庫
発売日:1999-08
価格:¥ 882
ISBN:4488194028
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パラダイン男爵家を脅かす怪現象の数々――― ポルターガイスト、うろつく尼僧の亡霊、外から鍵をかけた部屋で夜ごとひとりでに曲を奏でるハープ。さらに悪いことに、客人が幽霊に襲われた! 騒動を鎮めるため駆けつけた心霊探偵ヒーロー氏の活躍やいかに?
どちらかというとユニーク系のファンタジーもどきかとも思っていたのですが、がっちりと本格ミステリでした。ある洋館で起きる心霊現象に心霊探偵ヒーローがのりだすという話ですが、そこにいる癖のある個性的な人物たちとのやりとりが面白く、全体的には明るい雰囲気となっています。多すぎる幽霊の謎を次第に明らかにし、最後の真実を迎える正統な展開。なんともスッキリとした読了感を与えてくれました。
投稿者 FOOL : 17:32 | コメント (0) | トラックバック
2009年08月22日
[企画] 定例チャット 2009/09
9月の定例チャットの案内です。
9月は別のエントリにも書きましたが、オフ会の予定を入れましたので、チャットは第一土曜日で行いたいと考えています。
日時は9/5(土)の22時前後くらいから大会議室のチャットということでお願いします。
いつもどおり本の話題、雑談もろもろ、適当に盛り上がれればと思います。
初心者の方も大歓迎です、普段本の話ができないという方に語れる場を提供できればと思います。
ご参加お待ちしておりますー
投稿者 FOOL : 21:22 | コメント (0) | トラックバック
2009年08月17日
[感想] 『動機、そして沈黙』/西澤保彦
動機、そして沈黙
著者:西澤 保彦
出版社:中央公論新社 単行本
発売日:2009-07
価格:¥ 1,785
ISBN:4120040453
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西澤的、殺意のスイッチ。エロティシズム、フェティシズム、ロジック―ミステリ界の奇才の「すべて」を凝縮した作品集。「西澤保彦的な灰汁」が滲み出ています。絶対、「あとがき」から読まないで下さい!
短編集ですね、ちょっとダークな雰囲気が漂います。想像する結末のほんの少し先へ着地する感じが、「あぁ」と思わせてくれてよかったかも。そういった意味で、『ぼくが彼女にしたこと』と『動機、そして沈黙』が好みでしょうかね。意外と過去のデビュー直後の短編なんかもあるのですが、当時の某作品なんかを思い起こさせてくれました。
投稿者 FOOL : 19:17 | コメント (0) | トラックバック
2009年08月16日
[感想] 『文化祭オクロック』/竹内真
文化祭オクロック
著者:竹内 真
出版社:東京創元社 単行本
発売日:2009-07-23
価格:¥ 1,575
ISBN:4488024467
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東天高校文化祭初日、ブラスバンド部のオープニング曲終了とともに、突如校内放送から謎の男の声が流れてきた! DJネガポジと名乗る男は、リクエスト曲を流しつつ携帯電話でのリレーインタビュー企画を進めていく。文化祭実行委員会と生徒会の合同企画だというが、どこか怪しい。DJの軽快な喋りに沸く生徒たちを尻目に、二年生の古浦久留美はDJの正体を探り始めるが―――
青春もので、ちょっとミステリって感じでしょうか。ライトな雰囲気と工夫された文化祭の出し物を面白く読めました。主人公たち以外のそれを取り巻く面々の活躍がもうちょい欲しかったところはあります。まあ、終わりもハッピーエンドっぽいし。結構こういうの好きかも、です。
投稿者 FOOL : 22:16 | コメント (0) | トラックバック
2009年08月15日
[企画] 本読みオフ会2009夏
美味しいお寿司屋さんがありましたので、オフ会やってご飯でも食べましょう、という案内です。
注文はコースで寿司というよりも魚料理になるのかな。
予約を取る必要があると考えていますので、事前に人数把握を行いたいです。
のんびりご飯を食べ、本とかについて語りましょう。
日時:2009/9/12(土)
夕方~(18時か19時開始を予定)
場所:大阪の梅田と南森町の間あたりのお寿司屋さん予定
予算:5000くらい?(3500コース+飲み物)
参加希望の方はコメントか送信フォームで連絡をお願いします。
参加者の締め切りは8/31までとします。
私がメールアドレスを知っているはずであればコメントで十分ですが、私がもしメールをしらないようであれば送信フォームにメールアドレスを書いて送ってください。
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2009年08月14日
[感想] 『這いよれ!ニャル子さん』/逢空万太
這いよれ! ニャル子さん
著者:逢空 万太
出版社:ソフトバンククリエイティブ 文庫
発売日:2009-04-15
価格:¥ 630
ISBN:4797354143
【Amazon】
深夜。八坂真尋は得体の知れない「何か」に追われていた。どんなに助けを求めても応える声も人もなく、彼は町中をあてどなく逃げまどうしかない。そして息も切れ、自らの最期を覚悟したその瞬間―――「いつもニコニコあなたの隣に這い寄る混沌、ニャルラトホテプです」―――銀髪の美少女が、とてつもなく意味不明なキャッチフレーズとともに現れた。ニャルラトホテプ改めニャル子曰く、彼女は真尋を狙う悪の組織から、彼を守るために派遣されてきたというのだが… こうして、真尋とニャル子の異常な日常が幕を開けた。
久しぶりのラノベで、ああこういう不条理で口語だったなあと。ネタがクトゥルフである意味があんまり無く、特にSANチェックはどんな状況でも発生しそうなのにスルーされ、うーん、何?
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