2008年11月23日
[感想] 『凶宅』/三津田信三
凶宅
著者:三津田 信三
出版社:光文社 文庫
発売日:2008-09-09
価格:¥ 620
ISBN:4334744729
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ここ、絶対におかしい。小学四年生の日比乃翔太は、越してきた家を前に不安でならなかった。山麓を拓いて造成された広い宅地に建つのは、なぜかその一軒だけ。両親と姉は気にも留めなかったが、夜、妹のもとにアレはやって来た。家族を守るため、翔太は家にまつわる忌まわしい秘密を探り始める。そこで出会ったのは、前の住人である少女が綴った恐ろしい日記だった……
絶妙な複線を交えつつも根っからのホラーだったなぁと思える作品でした。前作ともとれる『禍家』と比べても圧倒的に怪奇ですし、謎は謎のまま放置されるものも多々あります。前作はまさにタイトルどおり「家」が禍々しかったですが、今回の『凶宅』は家のイメージはなんとも少ない気がします。代わりに人間が怖かったなぁと。おねえさんなんて、ねぇ…
ところで他の感想サイトさんのネタばれ解釈で「なるほどな」と思ったものがありましたのでご紹介です。⇒(三軒茶屋 別館)
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2008年11月22日
[日常] 麺のせい?
今週はだうんな週でした。
月曜日、午後から急激に体調が悪くなり、背中やら肩やらの関節がピキピキと痛むと思えば熱っぽくもなり、仕事から帰宅し熱を測ってみれば発熱という状態でした。で、おとなしく早めに布団に入りぐっすりと休めば、次の日は熱も引き、一気に復活したのでした。
その後の水曜日。朝は熱も引いたままで問題なく仕事をこなしていたのですが、午後から再び体調急変。熱によりぼーとなり、吐き気と関節痛、頭痛でヘロヘロ状態のまま定時帰宅。38度を超える高熱に、布団に入って寝ようと思っても頭痛で練れず、そのまま朝までギリギリとした痛みで朦朧としていました。
木曜日はそんな状態であるため、仕事を休み病院へ。インフルエンザも疑ったのですが、調べてみればそれはなく、ただの風邪といわれ薬をもらい、薬でなんとか頭痛がしない程度には復活できました。
次の日、金曜日にはかろうじて熱が下がったので仕事をこなし、安静を心がけましたとさ。
おかげさまで熱は下がりましたが、のどの痛みは結構あり、風邪完治にいたらない状態のままってなものです。
さて、月曜と水曜の午後ともに体調を崩したのですが、これには共通点があり、昼飯にラーメンを食ったのです。うーん、麺が何か身体に影響を与えたとは考えにくいのですが、なんとなく気になってあれからラーメンを食えていません。何か影響あったんでしょうかね…?
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2008年11月17日
[感想] 『スナッチ』/西澤保彦
スナッチ
著者:西澤保彦
出版社:光文社 単行本
発売日:2008-10-22
価格:¥ 1,785
ISBN:4334926363
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22歳だった。次の日、ぼくは53歳になっていた。空白の31年。ぼくは。きみは。ぼくたちは。少しは幸せだったのだろうか――― 彼を襲ったのは、不条理でやりきれない、人生の黄金期の収奪。あらかじめ失われた、愛しい妻との日々。おぼえのない過去を振り返る彼に、さらなる危険が迫る!
西澤さんの作品としては、懐かしいSFミステリというところです。昔の作品と違うのは「設定」ではなく「人生」に重みを置いているところかも。といっても設定も上手くできており、楽しんで読めました。ただ、主人公の世界の周りでの出来事というイメージがあるため、広がりは最小限で都合のよさは気になりましたが。(といっても設定上動き回れないというところはあるでしょうが) そういったところでミステリとしては、ご都合の重きが強くて残念かも、です。同じ設定で別の作品も読んでみたいなと思えた世界観でした。
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2008年11月16日
[感想] 『ガリレオの苦悩』/東野圭吾
ガリレオの苦悩
著者:東野 圭吾
出版社:文藝春秋 単行本
発売日:2008-10-23
価格:¥ 1,600
ISBN:4163276203
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「悪魔の手」と名乗る者から、警察と湯川に挑戦状が届く。事故に見せかけて殺人を犯しているという彼に、天才科学者・湯川が立ち向かう 。 「科学を殺人の道具に使う人間は許さない。―――絶対に。(『攪乱す』) 短編5作を収録した短編集。
ドラマで登場していた内海薫が、小説版でもここからレギュラーとなります。いつもどおりのあっさりとした物理トリックものなんですが、微妙に人間心理も表れてきている印象は受けました。私としては『落下る』、『操縦る』が比較的好みでした。これ以降の話はまさに心理面になっている印象をうけたというか。それにしても湯川のキャラは見事にドラマに影響を受けてきているなと感じましたね。
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2008年11月14日
[感想] 『スリーピング・ドール』/ジェフリー ディーヴァー
スリーピング・ドール
著者:ジェフリー ディーヴァー
出版社:文藝春秋 単行本
発売日:2008-10-10
価格:¥ 2,500
ISBN:4163274707
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ある一家を惨殺したカルト指導者ダニエル・ペルが、脱獄、逃走した! 捜索チームの指揮をとるのはキャサリン・ダンス捜査官。だが、狡知な頭脳を持つペルは大胆に周到に裏をかき、捜査の手を逃れつづける。鍵を握るのは惨殺事件の唯一の生き残りの少女テレサ。ハイスピードで展開される逃亡と追跡。嘘を見破る達人ダンスVS他人をコントロールする天才ペルの頭脳戦。
『ウォッチメイカー』で活躍した”人間嘘発見器”キャサリン・ダンスを主人公とした新シリーズものです。脱獄したカルトの指導者を追跡するというストーリー。互いが”言葉”を武器とした智謀戦を繰り広げます。ただ、主人公が母親ということもあり、一日の終わりには家庭が登場したりと、若干緊張が緩むところもあり、連続した緊迫感が継続しないところはちょっと物足りないかなと。そういう意味ではライムシリーズと比べてしまうとちょい小物です。ディーヴァーのどんでんがえしもシンプルでしたし。うーん、といったところだったでしょうか。ちなみにライムもちょい役で登場してました。
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2008年11月12日
[感想] 『神秘結社アルカーヌム』/トマス・ウィーラー
神秘結社アルカーヌム
著者:トマス・ウィーラー
出版社:扶桑社 文庫
発売日:2008-09-30
価格:¥ 1,100
ISBN:4594057608
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時は20世紀初め、大英博物館近くで、神秘学の巨人が事故死した。彼と行動をともにしていたコナン・ドイルは、その不審な死の謎を追い、世界を震撼させる幻の書物が関わっていることを知る―――秘密結社アルカーヌムを再結集すべき時が来たのだ! NYへ渡ったドイルだったが、組織の仲間である悪魔学の若き泰斗ラヴクラフトは、異常な連続殺人犯として囚われの身となっていた…… フーディーニ、アレイスター・クロウリイなど、実在の人物が入り乱れ、恐るべき大事件に挑む、伝奇冒険ホラー。
なんか、読みにくい印象はありました。常識離れした人たちによる、秘密結社アルカーヌムが、オカルト相手に冒険する話ですが、コナン・ドイルはジジイだし、ラヴクラフトは奇人変人だし、フーディーニはただの偉そうな人だしと、なんとも個性が強いです。ある一冊のオカルト本から派生して、とんでもない敵相手にいろいろやらかすわけですが、その描写がなんかわかりにくく情景がつかめないのです。結果、なんやかんやばっかりという印象で、終わってみれば無茶苦茶な話だったという印象しか残っていないような。うーん、てな感じでした。ある意味ラヴクラフトのキャラがイメージピッタリで面白かったというところですかね。
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2008年11月09日
[日常] 金沢カレー
テレビでやっていた金沢カレーをちょいと食べてみたくなり、道頓堀まで行ってきました。
…
うーん、スプーンじゃなくてフォークというので食べにくい以外は、特に普通にカレーだったかなという程度。辛さも普通、味の深みも普通かな。カツについてはソースがかかっていた分、おかずという印象も。ということで、わざわざ道頓堀まで食べに行く、ということまでは今後しないというのが結論でした。
帰りにヨドバシにて1.0TBのネットワーク対応HDD買っちゃいました。BUFFALOのLinkStationというやつです。私はそんなにデータたまってませんが、相方の写真やらビデオの映像やらが多くなってきたというものですから。なんか有効な使い方があれば教えてくださいまし。
そうそう、11月も少し過ぎ、そろそろ忘年会のオフ予定を決めて行きたいような、そんな感じです。幹事希望者がいれば是非にも。
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2008年11月08日
[映画] 『インディー・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』
インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国
主演:ハリソン・フォード
監督:スティーブン・スピルバーグ
販売元:パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン DVD
発売日:2008/11/07
価格:¥ 4,179
ASIN:B001G9U568
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面白かったです。最近のCGとか使った映画と比べると、実に昔ながらのインディー・ジョーンズらしいなと感じました。音楽もいつものやつですし、オカルトネタを元としているのもそうですし。なんか書くとネタばれになりそうですが、たとえば過去作品のヒロインが再登場ぐらいは大丈夫かなと思ったりしてます。まあ、結末はなんだありゃ、と言う人もいるでしょうが、最初のほうから見え隠れしていますし、別にそれはそれでいいじゃないですか。楽しめました。
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2008年11月07日
[感想] 『聖女の救済』/東野圭吾
聖女の救済
著者:東野 圭吾
出版社:文藝春秋 単行本
発売日:2008-10-23
価格:¥ 1,700
ISBN:4163276106
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男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。湯川が推理した真相は―――虚数解。 「論理的には考えられても、現実的にはありえない。」
ガリレオシリーズの長編。TVドラマをやった所為か、湯川の性格が原作小説から変わったイメージも。あと内海もなにごともなかったかのように登場してるんですね。で、内容としては可能だが実際ありえないトリックという意味で「お見事!」でした。消去法で、確かにその仕掛けが残る、という点と、それを思いつく物理学者の可能性のありかたが面白いというか、なんというか。淡々としているのは元の味なので、それについては盛り上がりは期待しない程度で。
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2008年11月06日
[感想] 『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』/小川一水
風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記
著者:小川 一水
出版社:角川春樹事務所 単行本
発売日:2008-10
価格:¥ 1,785
ISBN:4758411166
【Amazon】
父親と対立して、辺境に追いやられた若き騎士ルドガーは、赴任した領地でカエサルと古代ローマを知っているという、不思議な街の守護精霊「レーズ」と出会う。実は彼女の正体は遠い星の彼方からやって来た巨大な異星生命体の対外感覚器官だった。ともに故郷を亡くし、固陋なキリスト教の因習に反発する二人は、中世ヨーロッパの海に面した三角洲に、今までなかった街「レーズスフェント」を作り、帝国自由都市を目指す。だが、街が発展するにつれて辺境伯やハンザ同盟の怒りを買い、同じく異星生命体と接触を持ったデンマーク国王との戦いへとつながっていく…… はたしてレーズスフェントの未来は?
印象としては守り神と共に街を発展させていくというような話でしょうか。小川さんらしい作風で、ちょいと変わっているけどしなやかな芯の主人公と、彼を慕う人間たちががんばります。歴史背景を知らずに読んだので、そういった部分は楽しめなかったかもしれませんが、単純な街復興物語として読んで面白かったと思います。
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