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2008年11月17日

[感想] 『スナッチ』/西澤保彦

 スナッチ

 著者:西澤保彦
 出版社:光文社 単行本
 発売日:2008-10-22
 価格:¥ 1,785
 ISBN:4334926363

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 22歳だった。次の日、ぼくは53歳になっていた。空白の31年。ぼくは。きみは。ぼくたちは。少しは幸せだったのだろうか――― 彼を襲ったのは、不条理でやりきれない、人生の黄金期の収奪。あらかじめ失われた、愛しい妻との日々。おぼえのない過去を振り返る彼に、さらなる危険が迫る!

 西澤さんの作品としては、懐かしいSFミステリというところです。昔の作品と違うのは「設定」ではなく「人生」に重みを置いているところかも。といっても設定も上手くできており、楽しんで読めました。ただ、主人公の世界の周りでの出来事というイメージがあるため、広がりは最小限で都合のよさは気になりましたが。(といっても設定上動き回れないというところはあるでしょうが) そういったところでミステリとしては、ご都合の重きが強くて残念かも、です。同じ設定で別の作品も読んでみたいなと思えた世界観でした。

投稿者 FOOL : 2008年11月17日 23:26

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