2008年07月27日
[感想] 『輝くもの天より墜ち』/ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
輝くもの天より墜ち
著者:ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
出版社:早川書房 文庫
発売日:2007-07
価格:¥ 987
ISBN:4150116237
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翼をもつ美しい妖精のような種族が住む銀河辺境の惑星ダミエム。連邦行政官のキップ、医師バラムの三人は、ダミエム人を保護するため、その星に駐在していた。そこへ<殺された星>のもたらす壮麗な光を見物しようと観光客がやってくるが…… オーロラのような光の到来とともに起こる思いもよらぬ事件とは?
SFでありながらミステリというかサスペンス風味が漂う作品です。ある種族を巡る争い、そして観光客たちの過去と、それに関わっていく回りの人たちの交流。いろんなものが混ざりつつ、ある出来事の時間が訪れ、そこから緊迫の連続。意外といえば意外な展開と結末を見せてくれます。ちょっと分厚くて長い点がマイナスかもしれませんが、いろいろなものが混ざった見事な物語を読ませてくれるという点ではお勧め作品だと思います。
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2008年07月26日
[感想] 『夢をかなえるゾウ』/水野敬也
夢をかなえるゾウ
著者:水野敬也
出版社:飛鳥新社 単行本
発売日:2007-08-11
価格:¥ 1,680
ISBN:4870318059
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主人公は「人生を変えよう」として何かを始めるけど全部三日坊主に終わってしまうサラリーマン。しかし、ある日突然、彼の目の前にゾウの姿をした奇妙な生き物が現れます。「ガネーシャ」という名を持つ、インドからやってきたこの神様は、主人公の家にニートとして住みつき、ゲームをしては寝るだけ。たぶん、史上最悪のメンター(師匠)でしょう。しかし、ガネーシャはこう言います。今から自分が出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する――
「ガネーシャ」とであったうだつのあがらないサラリーマンが自分を変えようとする、ある種の自己啓発本。とかくと堅い本みたいですが、エンタテイメント小説として読めばいいと思いますよ。面白いし。神様だけどぐうたらで、しゃべると何故か関西弁、ボケと突っ込みで展開していく話はテンポもよく非常に笑わせてもらいました。シャカとそろって遊園地へいくくだりはなかなか楽しかったですとも。意外とお勧めな一冊。
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2008年07月20日
[感想] 『キララ、またも探偵す。』/竹本健治
キララ、またも探偵す。
著者:竹本 健治
出版社:文芸春秋 単行本
発売日:2008-05
価格:¥ 1,600
ISBN:4163269207
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僕らの「どじっ娘」メイド、キララが帰ってきた。孤島で、謎の研究所で、怪しげな廃屋で、美少女アイドル達と一緒に大活躍。美少女メイド青春ミステリー第2弾。
…もう、なんといっていいやら。探偵、ほとんどしていないような気がします。18禁小説もどきというか、青春してるんだかしてないんだか。感想、あんまりありません。
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2008年07月19日
[感想] 『山魔の如き嗤うもの』/三津田信三
山魔の如き嗤うもの
著者:三津田 信三
出版社:原書房 単行本
発売日:2008-04-21
価格:¥ 1,995
ISBN:456204151X
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忌み山で人目を避けるように暮らしていた一家が忽然と消えた。そのときから惨劇は始まったのだともいえる。村を守る「六地蔵様」にまつわる童唄、まるでそれをなぞるかのように、一人ずつ……
かもし出す雰囲気は上手く出ており、山魔というか得体の知れない”もの”の存在を受け入れつつも事件を論理的に推理しようという、怪奇と推理の複合が上手くなってきていると感じさせられますね。ただ、今回は最初の導入がなんとなく入りにくく、中盤移行でやっとどっぷり、という印象でした。終わりのほうのいつものアレですが、今回はさらに「わからない」と「論理による正解」がはまっていますね。上手いんだかごまかされているんだか。なかなかのものでした。それでも『厭魅』の方が私は好きですが。
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2008年07月13日
[感想] 『聖域』/大倉崇裕
聖域
著者:大倉 崇裕
出版社:東京創元社 単行本
発売日:2008-05
価格:¥ 1,890
ISBN:4488024343
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安西おまえはなぜ死んだ? マッキンリーを極めたほどの男が、なぜ難易度の低い塩尻岳で滑落したのか。事故か、自殺か、それとも――3年前のある事故以来、山に背を向けて生きていた草庭は、好敵手であり親友だった安西の死の謎を解き明かすため、再び山と向き合うことを決意する。すべてが山へと繋がる、悲劇の鎖を断ち切るために――
どうも文章的に大倉さんっぽさを感じなかったまじめ(?)な山岳ミステリでした。まじめが悪いわけではないですが、大倉さん独自の軽さがなく、社会派っぽい展開が今ひとつ良さを感じられませんでした。また、動機面など若干納得のいかないところも… う~んとうなって、なんとも、って印象でしょうか。
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2008年07月12日
[感想] 『キッド・ピストルズの最低の帰還』/山口雅也
キッド・ピストルズの最低の帰還
著者:山口雅也
出版社:光文社 単行本
発売日:2008-05-22
価格:¥ 1,995
ISBN:433492610X
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パンクス出身の凄腕捜査官キッドが、よく似ているようで全然違うパラレル・ワールド英国で、途方もなく馬鹿げた不可能犯罪に挑む。
ピストルズがやっと復活してきました。マザーグースを見立てた事件の数々、短編であっさりとしつつ、本格要素を含んだパラレルワールドでの奇怪な事件。どんな風に復活するか心配なところはありましたが、それなりに面白く読めたと思います。復活となる『誰が駒鳥を殺そうが』が一番かな、私的には。
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2008年07月06日
[日常] おひさしぶりです
なんとか生存しています。でも体力的にも精神的にも結構ぼろぼろです。もう、疲れて疲れて… いっそのこと逃げてしまいたい。
とりあえず、たまっている感想をアップしました、20冊分。
『なぜ絵版師に頼まなかったのか』/北森鴻
『モンスターズ』/山口雅也
『山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー』/アンソロジー
『蒸気駆動の少年』/ジョン・スラデック
『マジック・フォー・ビギナーズ』/ケリー・リンク
『四畳半神話大系』/森見登美彦
『腕貫探偵、残業中』/西澤保彦
『人類は衰退しました 3』/田中ロミオ
『もう誘拐なんてしない』/東川篤哉
『奇談蒐集家』/太田忠司
『賢者の贈り物』/石持浅海
『人類は衰退しました 2』/田中ロミオ
『君の望む死に方』/石持浅海
『犯罪ホロスコープ1 六人の女王の問題』/法月綸太郎
『零崎曲識の人間人間』/西尾維新
『猫の手超人王、激闘! ソード・ワールドRPGリプレイ集xS1』/清松みゆき
『SP 警視庁警備部警護課第四係』/金城一紀
『ホームズのいない町 13のまだらな推理』/蒼井上鷹
『新米女神の勇者たち1 ソード・ワールド2.0リプレイ』/秋田みやび
『厭魅の如き憑くもの』/三津田信三
上記の中では森見登美彦、石持浅海が結構面白かったです、おすすめですよ。
ちなみに感想はまだたまっています。現段階であと12冊。
そのほかノートパソコンを買ったり、なんやかんやあるのですが、愚痴が勝利しそうなのであんまり書きません。
それと、サイトリニューアルも考えています。とりあえず MovableType 4.1 への移行も含めて検討中。使い勝手のいいテクニックを知っている方、教えてください。
