2008年06月08日
[感想] 『腕貫探偵、残業中』/西澤保彦
[ [感想] 2008年度
| な行
]
腕貫探偵、残業中
著者:西澤 保彦
出版社:実業之日本社 単行本
発売日:2008-04-18
価格:¥ 1,680
ISBN:440853529X
【Amazon】
悩める市民の相談ごとが次々に持ち込まれる「市民サーヴィス課臨時出張所」の窓口。そこで対応する職員にして、黒い腕貫を嵌めたその男は、じつに聞き上手。相談者のこみいった個人的事情を聞きだすうちに、奇怪な事件の糸口が…… 立て籠もり? 偽装殺人? 詐欺? 轢き逃げ? などなどさまざまな事件も、人間関係をほぐされていくと意外にも…… 日常の暗部に恐ろしい罠が待ち受けているのが人生にはちがいないが!!? あっけらかんとプライベートな秘密に迫る、嫌味なまでに冷静沈着な腕貫男は神出鬼没なくせに、杓子定規な市民サーヴィス課苦情相談係。そんな腕貫男を慕うエキセントリックな彼女は食いしん坊。オフタイムの腕貫のもとへ難題を持ち込むのだが……
腕貫男が外で遭遇した事件簿みたいな感じです。彼以外にもレギュラー登場人物が増え、この世界が広がりを見せつつあるのかなとも。面白かったですよ、なかなかにキレのある仕掛けを感じたかなとも。また新キャラともなる女子大生ですが、西澤作品らしい女性に仕上がっており、私としては好感をもてました。結構、こういう小粒だけど綺麗なミステリが好きです。後味がわるいものありますがね。
投稿者 FOOL : 2008年06月08日 17:42
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.big.or.jp/~fool/tool/mt/mt-tb.cgi/742
尚、言及リンクのない(送信元に送信先(うちのサイト)のリンクが含まれていない)トラックバックは受け付けませんので注意してください。
