2008年05月03日
[感想] 『ホームズのいない町 13のまだらな推理』/蒼井上鷹
[ [感想] 2008年度
| あ行
]
ホームズのいない町―13のまだらな推理
著者:蒼井 上鷹
出版社:双葉社 新書
発売日:2008-03-19
価格:¥ 950
ISBN:4575007684
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そんじょそこらにホームズのように名推理ができる人はいません。登場人物が不完全な推測をし合い、勝手に誤解をして、いつもおかしな展開に。妻とのロマンスのために庭を掘ってほしくない男と、庭のお金を掘り返したい男の思惑が交錯する「第二の空き地の冒険」など短編七編と、関連する掌編が六編入った、傑作ミステリー集。
ただの短編集かと思いきや、予想外のつながりがある驚きの作品集でした。それぞれ、いつもの格好のよくない大人たちがやんややんやと事件を起こし、解決とまではいかない程度の推理を展開し、ニヤリとしながら読んでいると、いつの間にやら、それぞれの物語のつながり部分が見えてきて、あれやあれやと、気がつけばひとつの町で起こった出来事の大きな流れが見えてくるわけですよ。うーん、これはなかなかに計算されたミステリだなと。お勧めな一冊です。
投稿者 FOOL : 2008年05月03日 00:18
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