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2007年12月31日

[日常] 最終日です

 今年も最終日です。お疲れ様でした。

 さて、今年は更新もいまいちでしたし、読書もいまいちでした。結局、読めた作品数としては89作品で、100に満たないという、冊数としては上下巻があるのでもう少し数はあるでしょうが、やっぱり100冊はいっていないんでしょうね。ここ数年は一年過ぎるのがすごい早いんですよ、忙しいからなのか、それともこれが歳をとるということなのか。なんにせよ、来年は100冊いきたいところですね。

 というわけで、ありきたりですが、今年面白かった作品を。
 ・『盗作』/飯田譲治、梓河人
 ・『インシテミル』/米澤穂信
 ・『残酷な方程式』/ロバート・シェクリー
 ・『The Book ~jojo's bizarre adventure 4th another day~』/乙一
 ・『ウォッチメイカー』/ジェフリー・ディーヴァー
 ・『キルン・ピープル』/デイヴィッド・ブリン

 SFを読むことが増えてきています。逆にミステリは慣れてきたせいか減ってきていますね。30代からはSFを読む傾向にあるんでしょうかね、奇想とかエンタテイメントを求めてしまいます。面白い作品さえわかればどんどん読むかも。

 まあ、そんなわけで今年も締めくくり。来年もよろしくお願いいたします。

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2007年12月30日

[感想] 『キルン・ピープル』/デイヴィッド・ブリン

 キルン・ピープル〈上)

 著者:デイヴィッド・ブリン
 出版社:早川書房 文庫
 発売日:2007/08/25
 価格:¥ 1,008
 ISBN:4150116288

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 キルン・ピープル(下)

 著者:デイヴィッド・ブリン
 出版社:早川書房 文庫
 発売日:2007/08/25
 価格:¥ 1,008
 ISBN:4150116296

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 近未来のアメリカ、人々の生活は一変していた。画期的な新技術により、ついに人類のクローン作製が可能になったのだ。個人特有の定常波を利用して、陶土に意識をコピーし、ゴーレムと呼ばれる一日限定の複製を作る。機能別に色わけされた何体もの複製に仕事や勉学をやらせれば、作製者の原型は好きなことができるわけだ。そんな世界で、複製の違法コピー調査を得意とする私立探偵モリスが依頼された奇妙な誘拐事件とは…

 ゴーレムという複製技術が発達した世界を舞台とした探偵もの。意識を転送された複数のゴーレムの視点と元である探偵モリスのそれぞれの視点で物語が描かれ、それぞれが意識が微妙に違う"俺"という一人称で描かれたハードボイルドもので、その微妙な描きわけでそれぞれのキャラがたっており面白かったです。ゴーレムも値段によって性能が変わり、雑用用のグリーンの俺は所詮グリーンと卑屈に、標準性能のグレーは元のオリジナルをうらやましがり、オリジナルは自分より性能のよいエボニーをうらやましがったりといろいろなのです。それぞれのゴーレムが追いかける事件も誘拐事件や産業スパイなど別々なのですが、これがやがて… SFチック、哲学的な展開にもなるのですが、やはりハードボイルドにがんばるグリーンが楽しいです。面白かった、今年のめっけものな一冊でした。オススメです。

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2007年12月26日

[感想] 『温かな手』/石持浅海

 温かな手

 著者:石持 浅海
 出版社:東京創元社 単行本
 発売日:2007/12
 価格:¥ 1,470
 ISBN:4488024335

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 大学の研究室に勤める畑寛子の同居人・ギンちゃんは名探偵。サラリーマンの北西匠の同居人・ムーちゃんも名探偵。ギンちゃん&ムーちゃん兄妹は、人間の生体エネルギーを糧にする謎の生命体。宿主である寛子や匠の清らかな生体エネルギーを確保するために、彼らが遭遇した殺人事件や騒動を鮮やかに解き明かす。

 未知の生命体であるギンちゃん、ムーちゃんが探偵役の本格もの。生体エネルギーを吸い取られるということは余分なエネルギーを吸い取ってもらえるということで、カロリーを調節でき体型が維持できるのです、というのが本筋? まあ、事件に巻き込まれ精神に不安が出るとエネルギーもまずくなるため、素早く解決を、という合理的な展開なわけです。満員電車での殺人や、キャンプ場での自殺事件など日常の謎ではないのですが、それなりに筋道が通っており上手いです。そして最後の結末も悲しくもあり成長のみられるもので、綺麗に終わったのかなとも思えます。終わってしまっているのでシリーズ続編は期待できないのが残念ですが、オススメな作品ですので是非どうぞ。

投稿者 FOOL : 20:39 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月21日

[感想] 『神代の島の魔法戦士 魔法戦士リウイ ファーラムの剣』/水野良

 神代の島の魔法戦士―魔法戦士リウイ ファーラムの剣

 著者:水野 良
 出版社:富士見書房 文庫
 発売日:2007/12
 価格:¥ 588
 ISBN:4829119705

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 「女どもを殺すのだ……ウガガーッ!」 邪神ヤヅチに魔力で操られ、"女"戦士へと豹変したリウイに、ミレルの強烈な回し蹴りがヒットする! 魔法王の鍛治師ヴァンが鍛えた聖剣を求め、リウイたちが訪れたのは、長い間鎖国制度を取り、大陸との交流を絶ってきた未知の国・イーストエンド。 太陽神を崇める朝廷の力が弱まり、古に封印された蛇神を信仰する部族が力をつけ、その神を復活させようとしていた。朝廷が所有する宝剣こそ、求める聖剣であると判断したリウイは、朝廷側に手を貸すことに。しかし、半覚醒をした蛇神の力は凄まじく…… 遥か千年前に行われた戦いが、ふたたび繰り返される!

 誰もが手をつけていなかったイーストエンドがとうとう舞台に上がってきました。が、和風というか結構ひどい設定じゃないかなと。和風なんですが、魔法の概念とかいまひとつあいまいですし、これだと大陸から攻め込まれたらひとたまりもなさそうなのに、よくこれまでもっていたなという風に思えてしまうのです。未発達過ぎるというか… でそこにリウイたちは旅するのですが、結構あっという間の展開でしたね。あららというまに上手く話しを持っていって。まあ、ヒロイックファンタジーだから仕方ないでしょうが。蛇神もねー、地味でしたね。次は海賊ですか。そろそろ終わっても良い頃と思うのですが、どこまで続くんだろう?

投稿者 FOOL : 20:23 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月20日

[感想] 『猫の手お気楽娘、幻惑? ソード・ワールドRPGリプレイ集xS3』/清松みゆき

 猫の手お気楽娘、幻惑?

 著者:清松 みゆき
 出版社:富士見書房 文庫
 発売日:2007/12
 価格:¥ 693
 ISBN:4829145161

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 魔法王国ラムリアースの首都ライナスに、五人と一匹やって来た! 秘密結社"ゼム"に囚われた、明友ウィンド助けるために、五人と一匹やって来た。手がかり求めてあちこち探れば、お気楽娘が盗賊ギルドに足かせつけられる始末。"ゼム"の秘密実験場を探り当てて乗り込むと、仮面の魔法戦士がお出迎え。魔法戦士ハイロードが繰り出す秘剣には、どこかで見かけた剣筋が? 猫の街を旅立った、お猫さまと猫の手冒険隊。気がつきゃ、周りは敵だらけ?

 もう、なんというかギャグマンガの域ですよ、他のリプレイと比べるとなんでこんなに違うんだろうか、と。ぽろっとした不用意な行動で自分たちを追い詰めたり、とんでもないダイス運に見舞われたり、それでいてある種関西人のノリ的な進め方なのかなと思わないでもないですが、変なドラマが生まれたり。面白いといえば面白いんですが、模範的なプレイではないでしょうね、きっと。で、次回完結?

投稿者 FOOL : 19:55 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月18日

[感想] 『ぶたぶたと秘密のアップルパイ』/矢崎存美

 ぶたぶたと秘密のアップルパイ

 著者:矢崎 存美
 出版社:光文社 文庫
 発売日:2007/12/06
 価格:¥ 500
 ISBN:4334743498

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 イラストレーター森泉風子は、不思議な会員制喫茶店への特別招待券を手に入れた。そこでは、誰にも話せない秘密をひとつ、店員に話さなくてはいけないというのだ。その店員というのが……見た目は可愛いぶたのぬいぐるみだが、中身は心優しき中年男・山崎ぶたぶただった。客たちはみな、ここで心の荷物を下ろし、新しい人生へと踏み出す勇気をもらってゆく―――

 今回のぶたぶたは喫茶店のマスターです。訪れる人の”秘密”にまつわるエピソードをぶたぶたの心遣いで軽くする、というような温かみのある話。いつものとおりです。ただ、今回はそんなホッとする話ばかりではなく、ちょっとキツメの暗めの話もあり、ああ、ぶたぶたも苦労(?)しているなという感想もありきでしょう。でも、やはりホッと一息がメインですから、癒されたいというときにはおすすめな一冊でした。

投稿者 FOOL : 23:07 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月17日

[感想] 『ナナフシの恋』/黒田研二

 ナナフシの恋 ~Mimetic Girl~

 著者:黒田 研二
 出版社:講談社 新書
 発売日:2007/12/07
 価格:¥ 840
 ISBN:4061825747

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 「新しい教室で待ってます」―――呼び出しメールの発信者は25日前に自殺を図り、意識不明の重体で入院中のクラスメイト・真帆だった。不審に思いながらも教室に集まる男女6人。消えた携帯電話、移動した教卓、教室に転がる消火器など自殺未遂現場に残された数々の謎。自分たちを集めたのは……?

 意識不明者からの呼び出しという設定はOKなんですが、なんであんな結末になっちゃったのかなぁ…? というわけで青春ミステリです。高校生の青臭い話満載じゃないのかな、というところです。そしてそれが自殺事件となんかつながりにくい雰囲気がもわんもわんと。最後のほうに「まさか、そんな展開なんじゃないだろうねぇ」と思っていることがことごとく的中し、あれよあれよと恥ずかしい終わり方したんじゃないだろうか、と思ってしまいますよ。うーん、もうちょい味のある本格本格した作品を書く人と思っていたんですが…

投稿者 FOOL : 22:58 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月16日

[日常] アメリカンサイズ

 会員制のスーパーになるのかな、「コストコ」というお店に行ってきました。いやー、面白いです。アメリカが元となっている倉庫型の店で、商品がどーんと積まれています。んで、とにかく量が多い。ケース売りがあたりまえという感じなんですね。ジュースであれば2.8k×2本とか、肉も山盛りとか、野菜も箱とか、ポテトチップスも SUPER BIG とやらで500g… 食品だけじゃなく電化製品やカー用品、オフィス用品、衣服なんかもあって、まあそれなりに安かったりして。で来てるお客さんもバシバシ買ってて、カートに詰んでいるモノを見てるとなんだか笑えたりして。いやーおもしろかったですよ。ついでにフードコーナーもあって、280円とかでアメリカンサイズのホットドックとかドリンクも安値でフリードリンクだし、普通に言っても楽しめそうですよええ。
 ちなみに会員になるには年会費が必要でした。写真までとられ、出入りチェックもあります。写真は白黒の「誰コレ」みたいな感じで見分けつくんかいな、でしたけどね。

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2007年12月14日

[感想] 『香菜里屋を知っていますか』/北森鴻

 香菜里屋を知っていますか

 著者:北森 鴻
 出版社:講談社 単行本
 発売日:2007/11/29
 価格:¥ 1,680
 ISBN:4062142910

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 ねぇ、香菜里屋を知りませんか。確かに三軒茶屋に、そんな名前の店があったはずなのです――― 骨董を扱う越名の元へ香菜里屋を探して一人の男が訪ねてきた。胡散臭いその男は、香菜里屋の別の常連客、宇佐美陶子や蓮杖那智の元も訪れる… 持ち込まれた謎の解決と、美味しいビールと料理を出すビア・バー香菜里屋の最後の真実。シリーズ完結編。

 シリーズの完結編というだけあって、色々な人々の動きがあります。結婚する者、遠くへ引っ越してしまう者、そしてある事情により消える者… 新しい始まりと別れが描かれ、なんだかじーんとくるような寂しさも詰っていますが、他シリーズの登場人物たちも登場し、豪華に物語が締めくくられたのかな、という感じです。美味しそうな料理の数々、ありがとうございました。ですね。

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2007年12月13日

[感想] 『痙攣的 モンド氏の逆説』/鳥飼否宇

 痙攣的 モンド氏の逆説

 著者:鳥飼 否宇
 出版社:光文社 文庫
 発売日:2007/05/10
 価格:¥ 620
 ISBN:4334742440

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 ロックバンド「鉄拳」が神話的存在になったのは、あまりにも衝撃的なデビュー公演のためだった。密室状態のライブハウス。演奏中、メンバー全員が突如姿を消し、ステージ上にはプロデューサーの死体が。メンバーの消失方法と、その後の行方は謎のまま……(『廃墟と青空』) ロック、現代アート、マッド・サイエンスを舞台に展開される、痙攣的なまでに美しい本格推理!

 結構奇抜でありえない展開というか、凄く変(バカミス)なんだけど本格していて面白いなーと思いました。ロックとか現代アートとか、個人の観点が突出しているところでの事件なわけで、一癖も二癖もある登場人物のやりとりなんか面白かったですよ。で、ラストの全てをぶち壊すかのような展開。なければかなりの名作かなと思わないでもないです。いや、前半の短篇は傑作ですとも、ええ。ビックリの結末は、是非読んである種の感想をいだいてもらいたいものです。

投稿者 FOOL : 22:24 | コメント (0) | トラックバック


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