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2007年02月25日

[感想] 『トーキョー・プリズン』/柳広司

 トーキョー・プリズン

 著者:柳 広司
 出版社:角川書店 単行本
 発売日:
 価格:¥ 1,680
 ISBN:4048736760

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 第二次世界大戦後、ニュージーランドの元軍人で探偵のフェアフィールドは行方不明の人間を探すため、スガモプリズンを訪れた。プリズンでは行方不明の人物の捜査に協力するかわりに、囚人・キジマの記憶を取り戻す任務を命じられる。キジマは捕虜虐殺の容疑で死刑を求刑されているが、その記憶からは戦争中の記憶がすっぽりと抜け落ちているというのだ。時を同じくして、プリズン内で不可解な殺人事件が起きる。その殺人は<密室状況>で為されていた。フェアフィールドは貴島の協力を得て、事件の謎を追うのだが…

 面白かったです。プリズン内で起こった事故とも自殺ともつかない事件を、記憶のない囚人と共に解き明かす話。その囚人の記憶がない時期の真相を探るというサイドストーリもあり、色々な要素を上手く絡めまとめ上げています。他の柳さんにある著名人を遊ぶという要素はあまりないものの、時代を意識させつつ、独特の視点から描かれた世界観というのには感心させられました。正直雰囲気がよく、真相よりもその面白さに惹かれた作品かもしれません。

投稿者 FOOL : 22:20 | コメント (0) | トラックバック

2007年02月18日

[感想] 『ひと夏の経験値』/秋口ぎぐる

 ひと夏の経験値

 著者:秋口 ぎぐる
 出版社:富士見書房 文庫
 発売日:
 価格:¥ 588
 ISBN:4829144785

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 当時のおれはまちがった方向に全力疾走だった。それが楽しかった。タナケン、正則、阪本、そして「おれ」こと友永達也は、男子校でテーブルトークRPGを遊ぶ仲間。ある夏、美少女・菜々子が突如サークルに現れた。まったくの初心者だという彼女にひとめぼれした「おれ」は、別れまでの1ヶ月間、最高のシナリオで彼女をもてなそうと奮闘する。そしておれたちと菜々子の最高の夏が始まる―――

 意外とリアルなTRPG青春物語。主人公なんかは等身大の高校生。ただ、人と趣味が違いTRPGだったというだけ。公民館なんかでプレイしたことのある男性にはよく分かる心境、状況をリアルに伝えています。なもんで、面白い。あー、気持ちがわかるというやつです。世代なんかも私とかと同世代なんじゃないでしょうか。ロードス、ガープス、SW、バトルテック、カタン… あー、読むと無償にTRPGキャンペーンをやりたくなります。だれかGMやって人集めて欲しい。

投稿者 FOOL : 22:39 | コメント (0) | トラックバック

[日常] サイト紹介

 ライトノベル関係でサイト紹介の依頼がありましたのでご紹介を。
 「アニマライト」
 インターネット上に点在するアニメ・マンガ・ライトノベルのレビューの検索サイトさん、で結構な数の作品数、レビュー数を持っているようです。取り扱いジャンルなんか、結構色々わけられており面白いです。ミステリーで探すと予想以上にHITしてますね。
 アニメについては最近は全くといっていいほど見ていないので分かりませんが… ああ、HDD録画しっぱなしのひぐらしをまとめてしまわないと。

投稿者 FOOL : 21:54 | コメント (0) | トラックバック

2007年02月17日

[日常] ミニオフの案内でも

 なかなか忙しいような感じで、更新をさぼり気味で気がついたら2月もあと少しになりつつありますね。日々が流れるのが早いです。

 さてさて、新年会オフなどをやろうとかしてましたが、いろいろな理由で先延ばし、4月頃にオフ会やりましょうという話になっています。で、新年会が流れちゃうのも寂しいので、来週ぐらいに飲み会でもしませんか、という話があります。ミニオフみたいな感じでしょうか、課題本とかもなくだべって食べて飲んで、みたいな。

 予定しているのは2/24(土)です。日にちも無いので、即決で決めてしまいたいです。場所は梅田近辺、誰もいなけりゃ、私と相方が梅田で飯を食うだけになると思います。というわけで、ふらりと参加できるよって方はコメントをお願いします。

投稿者 FOOL : 22:29 | コメント (14) | トラックバック

[感想] 『模倣犯』/宮部みゆき

 模倣犯〈上〉

 著者:宮部 みゆき
 出版社:小学館 単行本
 発売日:
 価格:¥ 1,995
 ISBN:409379264X

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 模倣犯〈下〉

 著者:宮部 みゆき
 出版社:小学館 単行本
 発売日:
 価格:¥ 1,995
 ISBN:4093792658

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 墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。やがてバッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。第一発見者の少年と、孫娘を殺された老人。そして被害者宅やテレビの生放送に向け、不適な挑発を続ける犯人――― 真相へ向けての長い物語が開始される。

 やはり上手いです。まずは被害者サイドからの視点で事件の開始から、一端の区切りまでを。表舞台でのあらすじが描かれます。そして次に加害者サイドからの視点に切り替わり、また違った物語が描き出されます。そして最後に決着をつけるべく、真相が語られる物語。描写が上手く、イメージがすぐに浮かぶと同時に、多くの視点から立体的に描き出される全体像は緻密でありながらも読者に対しては分かりやすく頭に入ってきます。ただ、視点が複数であるところから誰に感情移入するかによって、読了後の気持ちが変わるかもしれません。私的に救って欲しかった人間が救われなかったのは悲しかったですね。分厚く、ボリュームがあるので読み終えたときの達成感も大きい一冊。じっくりと味わって読んでみてはいかがでしょうか。

投稿者 FOOL : 22:16 | コメント (0) | トラックバック

2007年02月12日

[感想] 『人間の手がまだ触れない』/ロバート・シェクリイ

 人間の手がまだ触れない

 著者:ロバート・シェクリイ
 出版社:早川書房 文庫
 発売日:
 価格:¥ 840
 ISBN:4150115974

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 このままでは、ふたりとも餓死してしまう! 手違いのため食料を積み忘れた宇宙艇乗組員は、前方に現れた人跡未踏の惑星に着陸し、食料を調達しようとするが!? ブラックなユーモアあふれる表題作、時空にできた割れ目に挟まってしまった男の奇妙な冒険を描く『時間に挟まれた男』、殺人が特定のルール下で合法化された社会を舞台にしたサスペンス『七番目の犠牲』ほか、奇想天外でウィットに富んだ13篇を収録する傑作集。

 おそらくですが、遠い昔に読んだような記憶もあり、たぶん再読です。読みやすくユーモア溢れたSFという印象です。人間じゃない異なる星の生命体を視点において、人間を誤解した視点で見てみたり、逆に他の生き物の無茶に付き合ったりと、お伽噺をSF風に仕上げているようにも思えたりします。面白いので、SFを読み始めた人には非常にオススメじゃないでしょうか。是非読んでみてください、その不条理にニヤリとさせられます。

投稿者 FOOL : 23:28 | コメント (0) | トラックバック

2007年02月11日

[日常] 雨の奈良

 相方に連れられて奈良へ行ってきました。「甘樫丘東麓遺跡の調査(飛鳥藤原第146次)の現地見学会」というのが今日しかやっていないらしく、今日見ないと埋められるから、という理由でした。

 人人人、なんでこんなにいるんだというぐらい、遺跡(?)を見るための人の行列に並んでいると、曇り空から雨がぽつぽつと… 正直雨と寒さがきつかったです。小一時間並んで遺跡を見ることができましたが、私にはちんぷんかんぷん。ビデオをまわし写真を撮る相方を眺めていました。続けて飛鳥京跡というのも見て、なんとか博物館にも行ったのですが、残念ながら博物館の方は休館日でしたとさ。そんなこんなで、天気も晴れてきて、なんとか大阪に戻り、飯を食って帰ったのでした。疲れましたとも、ふぅ。

投稿者 FOOL : 23:20 | コメント (0) | トラックバック

2007年02月10日

[日常] Wiiのある生活

 日本橋近辺を散策し、Wiiを買っちゃいました。価格は定価のいわゆる未使用中古でした。『Wii Sports』とリモコンをもう一個買って帰って相方とプレイ。ほーってかんじで、リモコンにはまだ慣れませんが、なかなか面白いです。さすがに一人でやるには寂しいものもあるでしょうが、パーティーゲームとしては楽しめると思いましたね。白熱してリモコンが飛んでいく、というのも納得です。

 夜は仕事先で知り合った別から来てる協力会社さんに誘われて、懐かしき『Age of Empires』(厳密には『AoC』)をネット対戦。久しぶりでショートカットキーの使い方とかは完全に忘れており、マウスを駆使して、ただひたすらチャットも喋らず戦場を駆け回りました。僅差の勝負は面白かったです。なんとか勝利。昔の勘をとりもどさないといけませんね。

 こうして仕事を忘れた現実逃避な連休初日なのでした。

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2007年02月05日

[日常] 苦労話

 『プロジェクトX』みたいなドキュメントを作りたい、と誰が言い出したのか、会社でそんなことが開始されました。で、私が所属しているプロジェクトがその候補に。インタビューと称してなんかいろいろ質問を受けてきました。ソフトのことを知らない人に裏で動作するソフトの説明って難しいです。だったデータを扱っているとはいっても目で見えませんからねぇ。ボケキャラが一人いたので、それに助けられる映像・シナリオが作られていきそうです。うーん、出演したくねー

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2007年02月04日

[感想] 『わが身世にふる、じじわかし』/芦原すなお

 わが身世にふる、じじわかし

 著者:芦原すなお
 出版社:東京創元社 文庫
 発売日:
 価格:¥ 580
 ISBN:4488430058

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 ニューヨークから河田警部が帰ってきた。帰国早々、不思議な事件に遭遇した悪友は、見事な推理をみせるぼくの妻の知恵を借りようと、やってきたのだった。かどわかされた爺さんの居場所を推理する表題作ほか、河田警部のニューヨーク時代や、ぼくの幼少の思い出もたっぷりの六編を収録。『ミミズクとオリーブ』シリーズの第三弾。

 雰囲気的にはほっこりとした「おかあさん」が推理をしますが、事件そのものは血なまぐさいものは多いです。そんな事件の話に顔をそむけながらも、卓越した推理力で調べるべきことを指示し、その裏で美味しい料理をつくるというギャップのある物語が魅力なのかもしれません。事件の全体像はあっさりとしており、細かくは無いんですが本格色が失われていないのが不思議です。ミステリ好きには結構オススメシリーズです。

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