2007年01月17日
[感想] 『ハンプティ・ダンプティは塀の中』/蒼井上鷹
[ [感想] 2007年度
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ハンプティ・ダンプティは塀の中
著者:蒼井 上鷹
出版社:東京創元社 単行本(ソフトカバー)
発売日:
価格:¥ 1,680
ISBN:4488017282
鉄扉の閉まる重い音がした。七月某日午後三時ちょい過ぎ。おれが外の自由な世界から締め出された瞬間だった。―――第一留置室の新入りとなったワイは、そこで四人の先客と出会う。デンさん、ノブさん、ハセモトさん、そしてマサカさん。案外みんなから親切に扱ってもらっているうち、ワイはハセモトさんが逮捕された事情を聞くことになり―――(『古書収集狂は罠の中』) 第一留置室で繰り広げられるおかしな謎解き合戦。必ず最後に真相に辿り着くのは、誰よりも胡散臭いマサカさん!?
独特の世界「留置室」を舞台に、語り合って謎を解き明かすミステリ。その場での捜査がないので、ある種の安楽椅子探偵もどきかもしれません。なかなかに面白いです。情けない人物をかかせたら上手い蒼井さんの腕もあいなって、独特の雰囲気を漂わせていると思います。探偵役の立ち位置も、回を追うごとに変化しているようにも思え、マンネリも防げていますし。オススメな一冊です。
投稿者 FOOL : 2007年01月17日 23:25
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