2006年11月09日
[感想] 『春の魔法のおすそわけ』/西澤保彦
[ [感想] 2006年度
| な行
]
春の魔法のおすそわけ
著者:西澤 保彦
出版社:中央公論新社 単行本
発売日:
価格:¥ 1,680
ISBN:4120037770
夢の中をさまよっているように、地下鉄の改札を通り抜け、ようやく思い当たったらしい。昨晩はおそらくどこかで飲んで、記憶の無いままフラフラと夜の街をさまよっていたのだろう。がんがんと痛む頭は典型的な二日酔いの症状。気持ちも悪く、バッグからティッシュを取り出そうとして、自分のバッグをもっていないことに気がついた。これは誰のバッグ? そしてそのバッグの中に入っているのは札束…?
タイトルは非常に爽やかなのに、いざ読み始めてみればなんともアルコール漬け、ぐだぐだ漂う小説だったりします。中年の女性作家が記憶を無くし朝。大金の入った見覚えのないバッグを持ちオロオロしつつ、何を思ったか黄昏ていた美青年をその大金で”買って”しまうという… ジャンルとしては西澤さんの書く「森奈津子シリーズ」に通ずるものがあるような。確かに最後まで読めば微妙にミステリ要素も入っているのですが、どっちかというと男と女のお話、みたいな。結構微妙です。
投稿者 FOOL : 2006年11月09日 23:36
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