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2006年10月01日

[感想] 『笑酔亭梅寿謎解噺』/田中啓文

 笑酔亭梅寿謎解噺

 著者:田中 啓文
 出版社:集英社 単行本
 発売日:
 価格:¥ 1,890
 ISBN:4087747239

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 上方落語の大看板・笑酔亭梅寿のもとに無理やり弟子入りさせられた、金髪鶏冠頭の不良少年・竜二。大酒呑みの師匠にどつかれ、けなされて、逃げ出すことばかりを考えていたが、古典落語の魅力にとりつかれてしまったのが運のツキ。ひたすらガマンの噺家修業の日々に、なぜか続発する怪事件!

 駄洒落なしの田中啓文の落語とミステリの話。落語の魅力を見事に引き出しており、面白い。鶏冠頭が我慢を覚え、落語の魅力に取り付かれ成長していく様も面白い。やはり駄洒落という牙をもがれても田中さんの腕は見事としか… まあ、謎解き事態は「おまけ」と感じたりする部分もあるので、ミステリを期待して読むとちょいと物足りないかもしれませんが、物語としての面白みは充分ですので、是非手にとって見てはいかがでしょうか、文庫にも落ちたことですし。

投稿者 FOOL : 2006年10月01日 22:04

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