2006年09月29日
[感想] 『ウロボロスの純正音律』/竹本健治
[ [感想] 2006年度
| た行
]
ウロボロスの純正音律
著者:竹本 健治
出版社:講談社 単行本
発売日:
価格:¥ 2,940
ISBN:4062136260
長編マンガの描き下ろしの依頼を受けた竹本は、<玲瓏館>の一室を借りて作業を開始した。怪しげな使用人たち。アシスタント陣。そして館に集まった錚々たるミステリ作家・評論家・編集者たちの目前で、突然『モルグ街の殺人』見立ての殺人事件発生! 一同は早速推理合戦を開始するが、真相に辿り着けないまま、第二の見立て殺人が起こってしまう。彼らは果たして犯人をつきとめ、新たな凶行を阻止できるのか?
連載、実に八年間の結晶がやっとこさ一冊の本にまとまってくれました。数多くの作家や評論家が登場、「国死館」と共通の項目を多く持つ館での殺人と推理合戦。囲碁、陰陽道、音律…等々の薀蓄も充分以上にあり、ウロボロスワールドを見事にかもし出してくれます。いやー、万人共通が楽しめるわけではないでしょうが、私には楽しめました。遅塚嬢、小出さんあたりはツボだし、東さんや篠田さんの印象も変わりましたし、いろいろ学ばさせてもらいました、たとえフィクションとしても。そして、結末というかトリックのミソが…見事にやってくれましたね。某作品そのまんまともいえますが、それをあえてやる竹本さんがにくいですね。楽しませてもらった一冊でございました。
ちなみに『国死館~』を読んでいたらもっと楽しめたんでしょうね。残念ながら私は途中であきらめた人です。
投稿者 FOOL : 2006年09月29日 23:46
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