2005年12月10日
[感想] 『容疑者Xの献身』/東野圭吾
[ [感想] 2005年度
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容疑者Xの献身
著者:東野 圭吾
出版社:文藝春秋 単行本
発売日:2005/08/25
価格:¥ 1,680
ISBN:4163238603
水商売から足を洗い、弁当屋に勤務する花岡靖子。そんな彼女の元にすでに別れた夫・富樫慎二が訪れる。金をせびり、やがて悪意を撒き散らすであろう富樫を靖子とその娘・美里は突発的に殺害してしまう。「自首するしかない」、そんな彼女たちの元へ隣人であり数学教師の石神が「私がなんとかします」という申し出を… 石神よって作り出された鉄壁のアリバイ、警察はそれに挑んでいくが…
まずは犯罪者側の視点。そして、事件後の処理をどう行ったかは語られず警察側の視点へと移行していきます。有名どころでは刑事コロンボと同様に倒叙形式をとっています。犯罪者側の石神の仕掛けたアリバイトリックとは一体何か、そしてそれをどう解き明かしていくのか警察サイド、という息詰まる攻防に恋愛要素、男同士の友情+ライバル物語が進行していきます。実に物語の奥行きが深くしっかりと根付いた何かが旨みを引き出しているような気がします。全体としてどっしりと安定しており、犯人がわかっていても「真実」という謎がオブラートでくるまれているため、謎への興味をも忘れさせない上手さがあります。色々と評価が高いのも納得の一冊でした。未読の方は是非読んでみてください。
ちなみに、本作品は探偵ガリレオシリーズです。といっても私はこのシリーズをはじめて読んだのですが… ということでシリーズ未読の方でも楽しめるはずです、私は楽しめました。
投稿者 FOOL : 2005年12月10日 23:45
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