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2005年10月23日

[感想] 『宇宙戦争』/H・G・ウェルズ

 宇宙戦争

 著者:H・G・ウェルズ
 出版社:角川書店 文庫
 発売日:2005/05/25
 価格:¥ 540
 ISBN:4042703070

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 火星人襲来! 虫けらのように無造作に殺されていく群衆のパニックと悲劇的な惨事。そんな極限状態で発揮される勇気と真摯な祈り――― 人間性への深い洞察で人類のエゴに警鐘をならし未来の希望を描ききる。

 宇宙戦争というタイトルから、宇宙からの侵略者と力の限り戦い勝利する、まあそんなストーリーかと思っていたんですが、全然違いますね。まさにパニックものと言うべきか。まず宇宙を渡ってきたという部分で科学力として地球が火星に負けています。つまり戦争をしてもそりゃ勝てない、作中の人間とアリの戦いのようだ、というまさにそれです。そんな中、逃げ惑う人が主人公。未知の何かに襲われたときの群集心理をおなじ群衆の視点から描いた作品で、その描き方がなんというか妙にリアルというか。結構わかりますよ、同じ地球上でも自分こそは大丈夫と思っている部分とかは。全く歯が立たない地球側、最後は一体どうなるんだー? という結末も結構予想外でしたし、新鮮でしたね。未読で興味を抱いた方は是非一読を。映画、どんな風になってるんだか観てみようかな。

投稿者 FOOL : 2005年10月23日 23:20

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