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2005年10月15日

[感想] 『悪魔の手毬唄』/横溝正史

 悪魔の手毬唄

 著者:横溝 正史
 出版社:角川書店 文庫
 発売日:1971/07
 価格:¥ 740
 ISBN:4041304024

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 岡山と兵庫の県境、四方を山に囲まれた鬼首村。たまたまここを訪れた金田一耕介は、村に昔から伝わる手毬唄の歌詞どおりに、死体が異様な構図をとらされた殺人事件に遭遇した。現場に残された不思議な暗号はいったい何を表しているのか? 事件の真相を探るうちに、二十年前に迷宮入りになった事件が妖しく浮かび上がってくるが…

 旧家、見立て、とくれば金田一ですよね。ある意味オーソドックスな展開なんですが…見立てがいまいち弱いですね。誰も何の見立てが行われているか気がつかない、というのは。異常性は目立ちますが。正直、犯人がなぜこのタイミングで事件を起こしたのか、という疑問が残ります。その点を除けばミステリ、エンタテイメントとしては上出来かも。村単位の事件であるため、本格とは違って絞り込まれた容疑者というのはあまりないですが、何故? 何が起こっているのか? という疑問と、過去の事件、異常性が目立って読み手の好奇心、探究心を掻き立ててくれるでしょう。まあ、解決後に「犯人の目処はあのころついていた」という後出しをする金田一はあいかわらずお茶目ですが…

投稿者 FOOL : 2005年10月15日 23:40

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