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2005年10月09日

[感想] 『Aサイズ殺人事件』/阿刀田高

 Aサイズ殺人事件

 著者:阿刀田 高
 出版社:東京創元社 文庫
 発売日:2004/05/25
 価格:¥ 714
 ISBN:4488447015

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 碁打ち鳥飼馬鹿の中とは、妙法寺の住職には当たらない言葉であろう。難事件の詳細を聞きながら打ち込む局面は段々よくなる法華の太鼓、和尚の手筋は推理が確信に近づくほど冴えるらしい。犯罪に独特の嗅覚を発揮する和尚は、大きくでればシャーロック・ホームズの再来といったところか。本職としてはいささか面目を失するが、行き詰まるとつい山門をくぐってしまう佐村であった。

 完全なる安楽椅子探偵ものですね。刑事が禅寺の住職に、碁打ちの傍ら事件の詳細を語り、住職は刑事に宿題を与える。やれ、被害者のブラのサイズはいくつだった、容疑者が最後にデパートにいって買ったものはなにか、容疑者は琵琶湖を見たことはあるか、等々… まるで事件に関係ないのに、それを問い、そしてそこから事件の解決してしまう腕前にはうならされます。なんともオーソドックスですが、だからこそ安心して楽しめるかもしれません、場所も禅寺のみ、語りも事件メインですからわき道にあんまりそれませんし。オススメかも、です。

投稿者 FOOL : 2005年10月09日 22:36

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