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2005年09月30日

[日常] 上手な世渡り

 今期、会社は調子がよかったそうです。ということで、本日は決算賞与なるものが出ちゃいました。長く会社にいる人でも珍しい賞与なのですよ。ま、普段の給料の額よりかははるかに低い金額程度なのですが、もらえるものは嬉しい、と。

 さて、そのときに色々表彰とかもありました。直接私は表彰されたわけじゃないのですが、配属されていたプロジェクトが次々と表彰され、そのおこぼれをうけること3つ。
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 いやー、はっはっは、プロジェクトをたらいまわしにされて、これほど嬉しかったことはないかもしれませんね。しめて15000円分の図書券をもれなくゲットです。ほんとお手伝い程度だったりしたものもあるんですけどねー ま、その反動なのか今の状態はデスマーチだったりして、打ち上げ後も仕事してたんですけどね… とりあえず、これで当面の本代がなんとかなりました。明日明後日はゆっくりと休養をとって本でも読むとしましょうか。

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2005年09月29日

[感想] 『影男・ぺてん師と空気男』/江戸川乱歩

 影男;ぺてん師と空気男

 著者:江戸川 乱歩
 出版社:角川書店 文庫
 発売日:1987/10
 価格:¥ 567
 ISBN:4041053064

 【Amazon】 【bk1

 長いにらみ合いの後、全裸の二青年は恐ろしい勢いで突進した。肉弾がはげしくぶつかり、突き合い殴り合い、そのうち、鮮血が流れ始めた… うす暗い地下室で行われた秘密の狂態。血だらけの美青年をみつめて興奮に酔う、上流婦人たちの飢えた陰湿な目、目、目。人生の裏街道を歩きまわり、弱みをもつ富裕階級をゆすって大金をせしめる”影男”とは何者?

 視点が怪人というか、犯罪者側の”影男”の視点であるから舞台裏をずっと見せられるようでそれはそれで面白いです。江戸川乱歩の風味が出ているというかなんというか、幻想であり戦後の怪しい世界が実によくあらわれているな、と。話はそれぞれが短い短編の連作のようなつながりで、不気味なものもあれば、あっと驚くものもあります。ラストの明智小五郎登場はちょいと拍子抜けのあっという間の結末でしたが… 空気男の話も、こちらはブラックジョークと犯罪もので、同じように短い小説が組み合わさった感じですね。ある意味いろんなネタを一気に楽しめ、めぐるめく世界に浸りたい人にはオススメでしょうかね。
 ちなみに表紙イラストは高橋葉介氏、見事にピッタリです。

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2005年09月27日

[新刊情報] 10月

多分購入するだろう、ってな作品は太字にしてみました。10月はあんまり出ないかなとも思ったんですが、意外と…

10月5日 『六とん2』/蘇部健一 講談社ノベルス
10月8日 『安楽椅子探偵アーチー』/松尾由美 創元推理文庫
10月10日 『大学の話をしましょうか』/森博嗣 中公新書ラクレ
10月11日 『黒の貴婦人』/西澤保彦 幻冬社文庫
10月11日 『メモリアノイズの流転現象』/上遠野浩平  ノン・ノベル
10月12日 『紳士遊戯』/赤城毅 光文社文庫
10月13日 『そして名探偵は生まれた』/歌野晶午 祥伝社
10月14日 『虹の獄、桜の獄』/竹本健治 河出書房新社
10月17日 『森博嗣のTOOL BOX』/森博嗣 日経BP社
10月19日 『七月の祝祭』/石持浅海 カッパ・ノベルス
10月19日 『最後の事件』/大倉崇裕 光文社
10月19日 『みんな一緒にバギーに乗って(仮)』/川端裕人 光文社 【bk1
10月20日 『渋谷一夜物語』/山田正紀 集英社文庫
10月21日 『もやしもん (2)』/石川雅之 イブニングKC 【Amazon
10月25日 『ダウン・ツ・ヘヴン』/森博嗣 C★NOVELS
10月25日 『宇宙神の不思議』/二階堂黎人 角川文庫
10月25日 『フォア・フォーズの素数』/竹本健治 角川文庫
10月26日 『てのひらの迷路』/石田衣良 講談社
10月26日 『フェティッシュ』/西澤保彦 集英社
10月29日 『摩天楼の怪人』/島田荘司 創元クライム・クラブ
10月29日 『雪のマズルカ』/芦原すなお 創元推理文庫
10月下旬 『魔王』/伊坂幸太郎 講談社
10月下旬 『ハイブリッド-新種-』/ロバート・J・ソウヤー 早川文庫
10月未定 『ネクロポリス(上)』/恩田陸 朝日新聞社 【bk1
10月未定 『ネクロポリス(下)』/恩田陸 朝日新聞社 【bk1

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2005年09月26日

[日常] 自己防衛

 Firefox、今回のは致命的なバグが色々直ったらしいので、まだ1.0.7にアップしてない人はアップしときましょう。なんか脆弱性を悪用する実証コードも公にされたらしいですし。

 それにしてももう9月末じゃないですか。新刊情報を拾ってこないと…

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2005年09月25日

[日常] 休みらしい日

 だいぶ涼しくなりましたね。むしろ寒いくらい? のどの調子が相変わらず悪いです。のんびりまったりな一日を過ごしました。いい感じ。なんか休みを満喫してます。やっぱ、休みっていうのはこういうべきですよね、と思ってもみたり。そして明日から長い一週間、やりぬけるのかしらん。

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[ゲーム] 『グランディアⅢ』 メルク遺跡~スルマニア~ラフリドの町

[ ゲーム ]

 考えてみればこのゲームを始めたのは8月の頭。実に丸二ヶ月が経過しようとしています。といっても休みの日ぐらいしかプレイできませんが。プレイ時間は35時間程度ってところでしょうか。そろそろ終盤な筈なんですが、話が二転三転して…

 ではでは…

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2005年09月24日

[日常] 和食れすとらん?

 「和食れすとらん」とあったので定食でも食おうかと思って入ってみれば、飲み屋でした… 安く上げる予定が高くついちゃったよ、ううう。飲み屋なのに和食れすとらんってなんか間違ってませんか、ねえ?

 夜、テレビで『金田一少年の事件簿 吸血鬼伝説殺人事件』をやっていたのでぼけーと眺めてました。うう、ありえないトリックと追い詰め方が… あれですよね、閉ざされた山荘を計画的に起こし、そこで犯行を行うからには理由が必要だと思うんですけど。あと、密室にする理由も。だって、犯人は山荘に閉じ込められた人に限定されちゃうし、「みんな固まって行動しよう」って言われたら連続殺人起こせませんぜ。結果ドラマでは、事件が起きても皆バラバラ、扉をノックされたらあっけなくあけて殺され、犯人を呼び出したわりにはあっけなく殺され、おいおい、抵抗する気ないな、おまえら… そして犯人は色々小細工しちゃって、もし小細工してるところを誰かに見られたらどうするんだろうか、と。こうやってみるとぐだぐだですよね。まあもっと駄作なミステリも山のようにありますが…

 ネタバレツッコミどころ。

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2005年09月23日

[日常] 演劇 『インディアン島からの招待状』

 ということで、午前中は映画、午後からは演劇を観てきました。演劇はずばり、有栖川有栖さん脚本の『インディアン島からの招待状』というやつです。いざ、劇場にて上演を待っていると、客が入ること入ること。中ホール並の広さはあったと思うのですが、これがほぼ満席。知っている顔をさがしてはみたのもの、わかりませんでした。

 さて、そんななか一人イロモノな人もいました。安楽椅子探偵のコスプレしてる人。黒いマントを羽織り、顔には銀の仮面をつけて、最初はスタッフとかかと思ったんですが、チケットを出して席を確認していたり。通り過ぎる人はその安楽椅子探偵を見てみんな笑ってました。

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 さて舞台開始です。孤島の館に集められる人、そしてそこで行われるミステリ劇。って、あれ? ミステリ劇の作中劇なんですか? どうやらそんな展開で、9人の招かれた客と招待したスタッフ3人が
メイン登場人物のようです。まず、客たちは探偵に扮装させられます。一目でわかったのが金田一耕介、そして神父姿のブラウン神父…あとがわからん… コート姿がコロンボと思いきやフィリップ・マーロウ、半ズボンに遠くからは見えにくいヒゲのポワロ、白いシルクハットとスーツのエラリイ・クイーン、黒ずくめのメグレ警部、なんかいまいちつかみにくい二人組みがどうやら火村と有栖川でそれぞれホームズとワトソンかい! 遅れてマープル登場。

 物語は笑いを含みつつ進み、中盤事件は現実のものに。混乱する場とそれをあざ笑うかのような次なる犠牲者。ミステリ論争なんかも行われつつ、ちょいと感心したトリックもありつつ、大詰め。かと思いきや、そっち方面に流れていく話なのね…

 終わってみれば、まあ小説にもTVにもできない劇ならではだったかな、という印象も。有栖川作品らしい、のかどうかは微妙ですね。さて、劇についてですが、ストーリー内容としては、まあそれはそんなもんでしょう、と言う感じ。劇自体は、ちょっと声の通りが悪かったり言葉詰まりがあったりと、厳しく60点ぐらいかな。特に最後、声がすごく聞きとりにくかったですし。んでもって、有栖川さんの舞台挨拶もなくあっさり終了でした。ま、こんなもんか程度でしたね、残念ながら。

 そういや今度は東野さんの『白夜行』が舞台になるそうです。観たいんですが、2回公演だし、厳しいかなと。

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[映画] 『チャーリーとチョコレート工場』

[ 映画 ]

 楽しくて笑える映画でした。

 ま、謎のチョコレート工場の中を案内されるだけの映画、と言ってしまえばそれだけなんですが、そこに笑いのネタというかノリというか、そういうのがあって、その都度爆笑が巻き起こるという。ものすごく極端な例えだとドリフのコントを見ているような感じかも。

 5人の少年が謎に包まれたチョコレート工場に招待されるわけです。チョコレート工場の中は奇想天外で、変な小人たちが働いているんですが、この小人ことウンパ・ルンパの素晴らしいこと。まず、皆顔が同じです。男も女も顔はせんだみつおっぽいのです。それだけでも笑えるのに何かあるごとに魅惑のダンスと歌を披露してくれて、それがなんとも素晴らしいと言うか馬鹿らしいと言うか笑いのツボです。

 あとは、なんというかブラックジョークですかね。子どもたちのひねくれ具合とか、案内人やウンパ・ルンパの毒のあるセリフ・歌とか。ラストのオチがちょいと一気にグレードダウンした感じがしないでもないですが、工場の中の展開は最高でした。

 というわけで、ブラックなジョークが好きな人とか、笑いたい人とか、馬鹿なネタが好きな人とか、せんだみつおがすきな人は是非観ていただきたいところです。

 さて、どうやら原作の『チョコレート工場の秘密』と映画版は全然違うらしく読んでみたいところではあるんですが… 観て読んだ人の感想を聞いてみたいところです。

 チョコレート工場の秘密

 著者:R・ダール
 出版社:評論社 単行本
 発売日:2005/04/30
 価格:¥ 1,260
 ISBN:4566014118

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⇒【関連】[感想] 『チョコレート工場の秘密』/ロアルド・ダール

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[感想] 『マイノリティ・リポート』/フィリップ・K・ディック

 マイノリティ・リポート―ディック作品集

 著者:フィリップ・K. ディック
 出版社:早川書房 文庫
 発売日:1999/06
 価格:¥ 672
 ISBN:4150112789

 【Amazon】 【bk1

 予知能力者を使って犯罪を未然に防ぐ犯罪予防局の長官アンダートンは思いもよらぬものを見た。来週、こともあろうに自分が人殺しをすると予知分析カードに出ていたのだ。なにかの陰謀にちがいないと考えたアンダートンは、警察に追われながら調査を開始するが…(『マイノリティ・リポート』) 表題作ほか全七篇収録の短編集。

 『マイノリティ・リポート』自体は映画化しており有名になっていますが、元は短編です。といっても私は映画は観ていませんが… 予知能力者による未来と、それを知ることによる未来、多くの未来を抱きかかえながらの展開はオーソドックスなSFでありながら楽しませてもらいました。表題作他も、オーソドックスといえるSF作品が多数あり、それでいてオリジナリティがあり面白いんですよね、わかりやすいという部分も楽しめる理由の大きな部分を締めています。また短編のなかには映画『トータル・リコール』の原作『追憶売ります』も収録されています。こちらは映画とは大きくかけ離れた内容で単純ですが、ベースとなっている設定などは同じで、これまたよい作品でした。SF入門書としても非常にいい作品ではないかと思います。

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