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2005年09月23日

[感想] 『マイノリティ・リポート』/フィリップ・K・ディック

 マイノリティ・リポート―ディック作品集

 著者:フィリップ・K. ディック
 出版社:早川書房 文庫
 発売日:1999/06
 価格:¥ 672
 ISBN:4150112789

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 予知能力者を使って犯罪を未然に防ぐ犯罪予防局の長官アンダートンは思いもよらぬものを見た。来週、こともあろうに自分が人殺しをすると予知分析カードに出ていたのだ。なにかの陰謀にちがいないと考えたアンダートンは、警察に追われながら調査を開始するが…(『マイノリティ・リポート』) 表題作ほか全七篇収録の短編集。

 『マイノリティ・リポート』自体は映画化しており有名になっていますが、元は短編です。といっても私は映画は観ていませんが… 予知能力者による未来と、それを知ることによる未来、多くの未来を抱きかかえながらの展開はオーソドックスなSFでありながら楽しませてもらいました。表題作他も、オーソドックスといえるSF作品が多数あり、それでいてオリジナリティがあり面白いんですよね、わかりやすいという部分も楽しめる理由の大きな部分を締めています。また短編のなかには映画『トータル・リコール』の原作『追憶売ります』も収録されています。こちらは映画とは大きくかけ離れた内容で単純ですが、ベースとなっている設定などは同じで、これまたよい作品でした。SF入門書としても非常にいい作品ではないかと思います。

投稿者 FOOL : 2005年09月23日 22:50

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