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2005年07月31日

[感想] 『失踪!千マイル急行 上』/小川一水

 疾走!千マイル急行 (上)

 著者:小川 一水
 出版社:朝日ソノラマ 文庫
 発売日:2005/07
 価格:¥ 560
 ISBN:4257770600

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 強力無比の蒸気機関車に引かれ、大陸を横断する千マイル急行。磨きぬかれた漆黒のボディ、贅を尽くした内装。だが、選ばれて乗り合わせた若者たちの心が躍るのは、その豪華さ、力強さからだけではない。はるか東の未知なる都市が彼らの訪れを待っているのだ。しかし、その華麗な列車におよそ不似合いな、まがまがしい車両が連結された時、旅の様子は一変した―――

 列車で出会った少年少女の物語、なんですが、都市国家の戦争がそれに絡んできます。戦争といっても政治面などは今のところそれほど表立っては出てきてないのですが、出てきていない分なんともモヤモヤしたものが残されます。序盤、登場人物はいかにも小川さんの作品らしい造詣で、ああ面白くなりそうと感じたのですが、戦争がらみになってから、なんだかキャラの良い部分がすっかり隠れてしまい、全体的に暗い雰囲気ただよっちゃったんじゃないかなあと。どことなく重たい話を無理やりライトにしてる感じをうけました。まあ、上巻なわけですから、これからどう転がるか次第でしょうが、このままダーク路線だと結構厳しい予感も。なにより列車であった意味が未だ分かりません。

⇒【関連】[感想] 『失踪!千マイル急行 下』/小川一水

投稿者 FOOL : 2005年07月31日 22:27

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