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2005年03月31日

[感想] 『反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークⅤ』/石田衣良

 反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク 5

 著者:石田 衣良
 出版社:文藝春秋 単行本
 発売日:2005/03/10
 価格:¥ 1,600
 ISBN:4163237704

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 続発する集団自殺を呼びかけるネットのクモ男、風俗スカウト事務所の集団レイプ事件、中国の死の工場を訴えるキャッチガール…。ストリートの今を鮮やかに切り取る新世代青春ミステリー。伝説のIWGPシリーズ第5弾。

 上手く人脈をつかい、もちこまれたトラブルを解決していくという形式ができあがり、巻き込まれがたの騒動がなくなったような気がします。そういう意味では事務所を構える探偵ものと同じですね。もちこまれる騒動は都会ならではのダークな部分。文章のテンポのよさで救われてはいますが、内容は非常に暗くなってもおかしくないです。それなりに面白く安心して読める部分がいいですね。面白かったと思います。

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2005年03月27日

[感想] 『モロッコ水晶の謎』/有栖川有栖

 モロッコ水晶の謎

 著者:有栖川 有栖
 出版社:講談社 新書
 発売日:2005/03/08
 価格:¥ 903
 ISBN:406182418X

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 推理作家・有栖川有栖の眼前で起きた毒殺事件に、臨床犯罪学者・火村英生が超絶論理で挑む表題作ほか、クリスティの名作「ABC殺人事件」をモチーフに書かれた、連続挑戦予告殺人を追う「ABCキラー」、誘拐殺人の陰に潜む悲劇を描く「助教授の身代金」など、研ぎ澄まされた論理が光る有栖川本格全4編を収録。

 それぞれの短編、なんとも読了後の脱力感が… 正直偶然のなし得る業で攻められちゃ読者はついていけないんじゃないかと突っ込みを入れたくなります。特に最後の『モロッコ水晶~』はそのネタを明かされて、いろいろショックをば… キャラ小説なんだか本格なんだか、もうちょっと方向性をしっかり持って欲しいところかなと思ったりしました。

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2005年03月25日

[感想] 『ブランコのむこうで』/星新一

 ブランコのむこうで
 著者:星 新一
 出版社:新潮社 文庫
 発売日:1978/05
 価格:¥ 420
 ISBN:4101098158
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 ある日学校の帰り道に、もうひとりのぼくに出会った。鏡のむこうから抜け出てきたようなぼくにそっくりの顔。信じてもらえるかな。ぼくは目に見えない糸で引っぱられるように男の子のあとをつけていった。その子は長いこと歩いたあげく知らない家に入っていったんだ。そこでぼくも続いて中に入ろうとしたら… 

 珍しく長編だったりするんですが、なんとなく冗長さを感じました。色々な夢を転々とする話なんですが、今ひとつひねりがない気が。それぞれが独立しているような話なんでショートショートの詰め合わせっぽいんですが、それぞれのオチの弱さと、一番ラストの尻すぼみな結末がなんだったのという気持ちをおおきくしました。うーん、なんとも残念。

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