「ＫＵＮＩＳＡＤＡ〜国定忠治〜」初日通信

「ＫＵＮＩＳＡＤＡ〜国定忠治〜」

日時:1999.9.18〜10.11 銀座セゾン劇場

ＳＴＡＦＦ
  作：村山知義
  脚本：山元清多
  演出・美術・衣装：串田和美

ＣＡＳＴ
  国定忠治 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 市村正親    
  お徳(忠治の妾)、お町(忠治の妾)、お鶴(忠治の本妻) ・・ 藤真利子
  堀田(忠治を護送する役人)、虎吉(忠治の子分) ・・・・・ 清郷流号
  泉(忠治を護送する役人)､勘太(忠治の子分)  ・・・・・・ 串田杢弥
  日光の円蔵(軍師と呼ばれる忠治の片腕) ・・・・・・・・ 中嶋しゅう
  下植木の浅治(忠治の子分) ・・・・・・・・・・・・・・ 西川忠志
  書上の安五郎(〃) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 掘米聡
  丑若小僧の弁之助 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 三松明人
  境の清二郎 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 小西康久
  関野谷の玄鉄 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ さとうこうじ
  間雲の丑松 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 石橋祐
  西久保の利喜松 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 加藤宏章
  新造の徳次 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 西本泰輔
  釈迦の十蔵 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 花井京乃助
  吉井の伝助 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 阿左美聡
  高崎の重吉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 永森英二
  新田の弥吉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 木村準
  栗須の五郎(京蔵の子分) ・・・・・・・・・・・・・・・ 大川浩樹
  お絹(浅治の妹) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 林美穂
  お繁(浅治の母) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 丸山裕子
  お力(寺の娘) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 神矢ゆき
  巡礼の娘 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 池内菜々美・三松沙織(ダブルキャスト)
  治右衛門(田部井村の名主) ・・・・・・・・・・・・・・ 二瓶鮫一
  京蔵(忠治の仇。玉村の親分)、岩蔵(忠治の子分)、市助(百姓)
             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 真名古敬二

  語り・唄 ・・・・・・・・ 遠藤賢司(八木節)
  演奏 ・・・・・・・・・・ 仙波清彦(樽)
                            望月太八二郎(笛、尺八)
                            佐藤一憲(樽、ﾊﾟｰｶｯｼｮﾝ)
                            木下伸市(津軽三味線)
  歌 ・・・・・・・・・・・ 佳村萌(桑摘み唄)

（ものがたり）
  中気でたおれた忠治は捕らえの身になってしまった。
  江戸で裁きをうけた忠治は故郷の上州へと護送される。
  護送されながら八年前の記憶をたどって行く。

（感想）
  処刑１週間前と八年前の記憶の中の話が交錯して進んでいきます。
  美術は三文オペラのような大好きな串田色です。樹木の上の方は梯子だったり。。。
  賭博のサイコロがすごーーーーく大きかったり。
  たべるうどんは本物だったり。うれしいです。
  元自由劇場の皆、すごくいきいきしていてステキです。市村さんと藤さん以
  外はあんまり台詞は多くないのですが、楽しそうにやっています。
  殺陣が心配だったんですが、チャンバラダンスのようなスローモーションチャ
  ンバラだったりで、安心してみられます。
  おしり関係がきれいな人達が前の方で踊っているような気がします。
  市村さんの忠治は可愛いかったり、頼りなかったり、やさしかったり、やっ
  ぱり強かったりな忠治です。
  「赤城の山も・・・・」のちゃんとした台詞はないけれど、それっぽいもの
  はありますが「さらー」と過ぎてしまいます。
  最後の処刑のシーンは「四季のジーザス」って感じがしちゃいます。どーしても。

（ダーリンのみどころ）
  なんってたって「可愛い百姓」です。百姓になりきるため日に焼けてかっこ
  いいい！！「忠治の子分」は目立ちません（京蔵の役があるからかなぁ）が、
  ちゃんと芝居しています。
  「仇の京蔵」はかっこいいです。西洋かぶれしているそうで「帽子と靴、マ
  フラー」で登場します。いやな奴ですが、、、忠治のことがどこかで大好き
  だったんではないかしら。そんな気がする仇役でした。
  ぜーたい見てね。。

ＭＡＮＡ