ＴＰＴ公演「橋からの眺め」初日通信

Ｔ．Ｐ．Ｔ．Ｖｏｌ．２７「橋からの眺め」

日時:1999.4.30〜5.30 ベニサンピット(愛知公演、大阪公演あり）

ＳＴＡＦＦ
  作：ア−サ−・ミラ−
  演出：ロバ−ト・アラン・アッカ−マン
  美術：磯沼陽子
  照明：沢田祐二
  音響：高橋巌
  ヘア、メ−ク：高橋功亘
  舞台監督：小川亘、萬寳浩男

ＣＡＳＴ
  エディカルボ−ネ ・・・ 堤真一
  ビアトリス ・・・・・・ 久世星佳  （エディの妻）
  キャサリン ・・・・・・ 馬渕英里何（ビアトリスの姉の娘）
  マルコ ・・・・・・・・ 山本亨    （ビアトリスのイトコ）
  ロドルフォ ・・・・・・ 高橋和也  （ビアトリスのイトコ、マルコの弟）
  アルフィエ−リ ・・・・ 真名古敬二（弁護士）
  ルイ ・・・・・・・・・ 春海四方
  マイク ・・・・・・・・ 由地英樹
  トニ− ・・・・・・・・ ドン貫太郎
  移民官１ ・・・・・・・ 神林茂典
  移民官２ ・・・・・・・ 山岡竜生
  リパ−リ ・・・・・・・ ドン貫太郎
  リパ−リの妻 ・・・・・ 中島晴美
  密入国者 ・・・・・・・ 辰巳蒼、西沢栄治

ＳＴＯＲＹ
  エディカルボ−ネはビアトリスとキャサリンと三人暮らし。エディは姪のキ
  ャサリンをこよなく可愛いと思っている。ある日マルコとロドルフォが密入
  国者としてブルックリンのエディ家にやってくる。マルコはイタリアに妻子
  を残し、仕送りするためにやってきた。ロドルフォは独身でとにかく仕事を
  したくてやってきた。
  １７歳になって働きだしたキャサリンはロドルフォに毎日のように街を案内
  する。そのうちにに２人の間に愛がめばえてしまう。
  子供だと思っていたキャサリンがりっぱな１人の女性になっていき、女性と
  して愛を感じてしまっている自分に気づくエディ。
  ロドルフォに嫉妬し、密入国を密告してしまい、マルコから罵倒されそして
  マルコに殺されてしまう。

感想：
  今回の真名古さんはいつもよりとっても素敵です。物語を進めるべく要所要
  所で登場し状況説明をしてくれます。そして肝心の役者業。ロドルフォに嫉
  妬（自分では気づかない）し、なんとか娘から引き離したくて訪れてくるエ
  ディを「何も法をおかしていないから法で取り締まることができないのだ」
  と熱く語る、２度目に訪れてくるエディはかなり精神的にまいっている。そ
  んな時より熱く熱く語る・・キャ−−−すてき−−−−！！！！

  堤真一はさえない４０男の役をステキに演じています。いい感じです。

  高橋和也もなんでも出来てその分エディの嫉妬をかきたててしまう若者がい
  いです。歌もうたっちゃうんだけど「そ−だ男組」だったんだと思い出して
  しまいました。

  美術も繊細でやっぱ素敵です。

  下の方でやる芝居が多いので１番前か後ろのほうが見やすいかも。
  １８０席くらいしかないようです。

  お見逃しなく！！！！

ＭＡＮＡ