Home Member Info Stage Info Topics Database

TPT公演「テレ−ズ・ラカン」初日通信

5周年記念公演 T.P.T.Vol.21「テレ−ズ・ラカン」
2時間40分休憩15分
1月29日から3月8日 ベニサンピット
料金6000円 パンフ1200円(過去の公演の写真が入っています)

STAFF
  作 ・・・・・・・・・・ エミ−ル・ゾラ
  台本 ・・・・・・・・・ ニコラス・ライト
  訳 ・・・・・・・・・・ 吉田美枝
  演出 ・・・・・・・・・ デヴィッド・ルヴォ−
  美術 ・・・・・・・・・ ヴィッキ−・モ−ティマ−
  照明 ・・・・・・・・・ 沢田祐二
  音響 ・・・・・・・・・ 高橋巖
  通訳 ・・・・・・・・・ 児玉寿愛
  衣装コ−ディネイト ・・ 増田恵美
  ヘア・メイク ・・・・・ 高橋功亘
  舞台監督 ・・・・・・・ 萬寳浩男
  制作 ・・・・・・・・・ T.P.T

CAST
  カミ−ユ ・・・・・・・ 今井明彦(ラカンの息子)
  ロ−ラン ・・・・・・・ 堤真一(カミ−ユの友達)
  テレ−ズ ・・・・・・・ 若村麻由美(ラカンの姪)
  ラカン夫人 ・・・・・・ 佐藤オリエ
  グリヴェ ・・・・・・・ 花王おさむ(ラカンの友人)
  ミショ− ・・・・・・・ 真名古敬二(ラカンの友人)
  シュザンヌ ・・・・・・ 伊藤美奈子(ミショ−の姪)

STORY
  パリの片隅でラカン夫人と姪で息子カミ−ユの妻になっているテレ−ズと小
  さな小間物やを開いている。意思のない結婚をしたテレ−ズはカミ−ユの友
  人のロ−ランと出会い愛し合うようになってしまう。人目を忍んで愛を確か
  める2人はいつしか「夫カミ−ユさえいなくなれば」と思うようになってし
  まう。そして3人で川に遊びにいった時カミ−ユは川に落ちて死んでしまう。
  ラカン夫人の前では哀しみにくれる未亡人を演じロ−ランと結ばれる日をそっ
  と心待ちにするテレ−ズ。首尾よく2人は結婚できる。だが、どうしても殺
  人をおかしてしまったという気持ちが捨てきれずいつも2人はカミ−ユの亡
  霊に怯える。お互いを責め合い喧嘩のたえない2人。愛しているはずだった
  のに。カミ−ユの殺人のことを話しているのを聞いてしまったラカン夫人は
  失語症(?)にかかってしまう。言葉が戻ってきたラカン夫人は「警察には
  いわないけどじっくり呪ってやる」(?)と2人に話す。逃れきれない2人
  は死を選んでしまう。

感想:
  まず、席について美術に感動しました。客席の半分くらいはラカン夫人の部
  屋にいるような感じです。ちゃ−んと天井ができているのです。天窓もあり
  ます。客席から舞台は見下ろす感じです。そして照明は下から当てることが
  多いので、表情がとってもステキ(怖さも増している)に映ります。やっぱ
  り「光と影」で心の動きや出来事を表現しているみたいです。
  前半、舞台の上では楽しそうなゲ−ム。光が回り暗転へ。そこはもう1年後。
  カミ−ユを失ったラカン夫人をなぐさめる友人達。
  前半はテレ−ズ、ロ−ランの強烈なラブシ−ン、後半は2人の喧嘩・恐怖の
  シ−ン。客席も一緒に恐怖の中って感じで肩凝っちゃいました。失語症から
  治りかけのラカン夫人の声がこわ−−−−−−い。
  そうそう、テレ−ズが花嫁衣装からネグリジェに着替える時全裸(後ろ向き)
  になってしまいます。

真名古さんの見どころ
  またまた違うキャラクタ−で登場します。もと警部でラカン夫人の友人。花
  王おさむさんと緩和の部分を演じています。やりとりが面白いです。やっぱ
  りステキな役者さんです。

MANA


[先頭に戻る]

Home Member Info Stage Info Topics Database