ハングでセカンドが墜落した場合の救助技術

ハングでセカンドが墜落した場合の救助技術


岩に取り付けばセカンドが自力登攀できる場合


1 トップは、1本のザイルに1/7引き上げシステムをセットする。

2 セカンドが、ハングにたどり着くまで引き上げる。

3 トップは、もう1本のザイルを確保し仮固定する。

4 トップは、1/7引き上げ方法を解除し確保する。

5 セカンドは、登攀を開始する。

 


1本のザイルに全てランニングを取っているとき

この技術は、セカンドがオーバーハングで墜落し、自己脱出ができない場合の救助技術です。


1 トップはフリーのザイルに、7分の1引き上げシステムをセットしザイルを張る。 。

2 セカンドはテンションのかかっているザイルを切断し宙づりになる。

※(トップが引き上げのセットを終了しているのを必ず確認すること)

3 ザイルが届く場合は、トップは切断したザイルを引き抜きセカンドに投げ、セカンドはもう一度そのザイルを結
 ぶ。

4 トップは3のザイルを、ガルーダ結びでアンカーに固定する。<バックアップ>

5 トップは、1のセットでセカンドを引き上げながら、4のザイルを引く。


ザイル2本に、ランニングビレーを取っている場合


1 トップは、ランニングビレーの少ないザイルに、7分の1引き上げシステムをセットする。

2 トップはもう一本のザイルを、ガルーダ結びでアンカーに固定する。

3 トップは、1のセットでセカンドを引き上げる。

4 セカンドは、ランニングビレーが近づいてきたら、回収するか、できなければ切断する。

5 トップは、セカンドがアンカーに来るまで、3と4を繰り返す。



★ セルフレスキューへ戻る

★ INDEXへ戻る