質問内容/回答

<質問> 多治見の八槇です。

 1月の初旬頃,阿弥陀岳北稜をやろうと思っています。この時期に行かれたこ とのある方,情報をお寄せください。お願いします。



<解答1> 増田@YCCです。

 大昔のことで細部は覚えていませんが、たしか樹林のなかのジグザグの長いトレール を赤布にしたがって登り(積雪直後はラッセルの可能性あり)、易しい短い岩稜(2 級位)を終えれば頂上です。

 下部は中岳のコルへの道のどの辺から樹林帯に入るかでラッセルの長さが違います。 上部の岩稜でロープを使うレベルのパーティにとっては、積雪状態によっては阿弥陀 岳から中岳のコルへの下降が核心部になる場合があります。



<解答2> 廣川@JECC補足☆します。

 下部は中岳のコルへの道のどの辺から樹林帯に入るかでラッセルの長さが違います。

 中岳コルへの冬道をあがっていくと、沢状の中の登りとなりますが、 周囲がひらけ、右手の北稜の稜が明確になってきたなあ、という辺りで ボツボツと樺の木、ブッシュがある斜面を右にトラバースして稜に 入ります。

 中岳コルへの道は素直な軽い新雪での雪崩はあまり聞いたことはありませんが、 春先の重い雪、雪の最後、雨になるような場合、グジャーっと雪崩れる ような印象があります。

 上部の岩稜でロープを使うレベルのパーティにとっては、積雪状態によっては阿弥陀 岳から中岳のコルへの下降が核心部になる場合があります。

 下部の樹林帯は部分的に急ですが、木登りレベル。 上部岩稜は直登すれば部分的にV+、細かいところもあるので、ロープはつけ るのが普通ですが、簡単に左から巻けるので、ここを巻くようなら、足並みが 揃っていればロープをつける必要もないです。

 たしかにここを巻くよりも、頂上からコルへ降りる際の部分的なクライムダウン の方が雨がふったりで氷が張っていたりすると悪いでしょうね。


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