質問内容/回答

<質問>

こんちは、杉@白鳳です。

5月の半ばの平日、スキー背負って白馬主稜を登って、大雪渓を滑降する
日帰りを目論んでいます。連休過ぎの主稜のレポートがなかなか見当
たらないので、ご存知の方、教えてください。当方、白馬主稜は未経験です。

雪が少ない場合、どのような困難さがあるのか、知りたいと思います。
取り付きの藪漕ぎ?シュルンドが開いて取り付けない?岩が脆くて危険?
雪崩で危ない?などなど。具体的に教えていただけたら、ありがたいです。
軽量化したいので、残置のピンは有るか?カム類は必要か、藪で支点は
取れるか、などの装備についても、アドバイスいただけたら助かります。

一昨年、5月の9日に日帰りで大雪渓から山頂を往復したとき、
山頂から、主稜を覗きこんだら、トレースが見えなかったので連休過ぎに
登る人は少ないのかなあ?と思いました。

杉

<解答> 


やまね@やまびとノマドです。

sugiyama さんは書きました:
>こんちは、杉@白鳳です。
>
>5月の半ばの平日、スキー背負って白馬主稜を登って、大雪渓を滑降する
>日帰りを目論んでいます。連休過ぎの主稜のレポートがなかなか見当
>たらないので、ご存知の方、教えてください。当方、白馬主稜は未経験です。

異常に積雪が少ない年のGWに登ったことがあります。
朝イチで猿倉から取り付けば、特に雪崩の心配はないと思います。残雪を
つないで登った方が、ヤブよりずっと楽でした。

稜線上は全く問題なく、ザイルを出したのは上部の岩稜帯だけです。ここ
も保険としてザイルを使った程度。最後の有名な雪庇は既に有りませんで
した。

注意すべきは、上部岩壁での嵐のような落石ですが、先行パーティーが居
なければ大丈夫でしょう。ノーザイルで上がるパーティーが見られますけ
ど、万一落ちるとサヨウナラなので、我々は慎重にザイル出しました。
確保は適当にピンを打ち、途中も1〜2本打ちました。要らないかも?

なおシュルントは有りませんでした。

稜線では夏道が顔を出していました。白馬山荘まで、砂利の上を歩きまし
た。こんな年もあるんですね。

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